Nicotto Town



帰り際

電車のダイヤを意識して退勤のタイミングをはかる

しかしその帰り際に呼び止められた
内容は先日の日記にもだした遅刻の多い若手社員のこと

彼の仕事や日常の意識はかなり軽い
真剣に仕事をしているのなら彼とは仕事をしたくないだろう
彼の仕事を受けて後ろの仕事をする人が上に苦情を言ったようだ
私もその人から彼の苦情をよく聞かされる
私や他の人の仕事を受けるよりも出来が悪いそうだ

正直なところ私はそこまで酷いとは思わない
しかし後工程を考えた仕事の姿勢が見えないのだろう
そしてその意識の軽さから印象づいて適当な仕事と思われている

彼には何度か注意したこともあるが本人が軽く考えて受け止めない
その場でわかったような返事をしている
人の言葉の重みもわからないのだと感じる
そういうことが続いて私も彼にはあまり注意もしなくなった

仕事の優先順位も確認せずに思いついた物から手をつける
そもそも自分のすべき仕事を把握していない
私が毎朝の始業直後に部署の動きを説明するのだが聞いていないのだろう
遅刻も含めて職場の動きを止めてしまっていることも多いのだが、仕事を止めてしまっている自覚はない
仕事が止まってしまう人も面倒くさがって要求したがらないようだ

帰り際に呼び止められて彼の今後について意見を聞かされたり求められたりした
そうこうしているうちに電車を何本か乗り過ごした
何本かのうちのどれかにのらないと最終的に乗るバス時間が後ろになってしまう
相手は15分のつもりなのだろうが私にとっては30分だ





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