Nicotto Town



南の魔女クレア101


クレアは広大な修道院の農場の一角にある其れでも中に100人の修道士の住んでいた居住区と教会と其れとは別に黙想の建物と祈りの建物の他に其の中で一番それらを取り囲んだ高い塀の中の一番道路側に面した大きな建物の修道館長の居住区と管理館長の居住区と外との対応の応接室と事務室と下働き用の部屋が幾つか入っている建物に向かった。

幽霊のマキバルは今度は自信たっぷりにクレアを迎えてまず一番にクレアが落ち着くだろう応接室を改造した居間に案内した。
其処はマキバルと大工がクレアが一番落ち着くのはクレアが育った館の居間だろうと言う事でクレアの実家の居間に設計士と言って寸分たがわず実現しようとしたのか部屋の間取り上細かな所はともかく此処まで同じ家具をそろえたと思う様な一見殆ど同じに見える居間が出来ていた。
クレアはの居間の椅子に座って心が和んでしばらく其処から動きたくなかった程である。

だがマキバルはもっと自慢の寝室に案内したいと言うのでついて行くと其処は二階の端にあって両開きの厚いドアがあって元は館長の執務室と寝室なのをぶち抜いて一つの部屋にして在って圧倒的な荘厳な模様の壁紙と豪華絢爛なベットとソファーとテーブルとチェストが置かれていた。
マキバルが住んでいた城の王様の寝室を参考にしたと言う。
其の隣には側近?の寝室が両側にあり勿論其々の部屋にはバスルームが付いている。更に幾つかの部屋はまだ其のまま手つかずだが
と長い廊下を階段に戻ろうとしていると行くときに何故カーテンが廊下にと思ったカーテンをマキバルが自慢げに開き始めた。

其処には幾つかの絵がかざってあって此の国一番の画商が来てクレアは居住する部屋の改造にはぜひ廊下に芸術性高い高価な名品が飾られている必要があると言う事でお城で特徴の昔の王様の絵を飾るよりクレアは喜ぶだろうと言う事で態々トウニから売りに来たと言う。
くれは其の絵の一つを見て目を見張った。此れはどう見ても押し花である。

「此れは?」とクレアがマキバルに聞くとマキバルは此れは特におすすめの品でこの世に一つしか無い物で何と本物のバラで出来ていて飾りのレースも此の国最高の当時のレース職人が編んだ物だそうでとても親切な画商の人で代金はクレアが来た時で良いと言う条件で売って行ったそうだ。
此処まで直すのにお金がかかって其の時は欲しいけど代金が無いと言うとそう言う事にしてくれたとても親切な画商の人だとマキバルは彼をべた褒めした。

だから此の絵の代金はまだ払ってないと言う。其の請求書を見てクレアは唖然とした。何と豪華な豪邸が3軒ほど優に建てられる金額である。
クレアは改めて其の「バラの押絵」をみると「ママへ」と書いてあり、しかも一度目の押絵は失敗したのか其れを直した後もあります。
絵の作者の名が下に書いてあって「イラドエルナア~」と書いてあります。

クレアはどこかで聞いた事が在る名だと思いました。
「イラドエルナ・・・・イラドエル・・・・イドエル!あの野郎、やりやがったなっ!」とクレアは思わず口にだしてしまいました。

(マキバルが世間知らずなのを良い事にこんな事をするなんて、許せない!)クレアの顔がみるみる変わったのでマキバルは驚いて慌てています。

クレアは何百年も前の幽霊の王子のマキバルに任せておいたから行けないんだとクレアは反省しました。

良い様に所謂工務店にたかられたのであり其の噂を聞きつけたイドエルが其れに付け込んでこんな事をしたのでした。

あのしたたかなイドエルに取ってマキバルを舌先3寸でだます事など簡単な事でしょう。

もうあの居間だけでクレアは満足とマキバルに言いました。

其れからジルドの行くとミシンと白い布を大量に買ってきて大きな誇りよけを作ると豪華なベットとソファーとテーブルとチェストに誇りよけの布としてかけて此処は大切な王様クラスの来客があった時の寝室にするので使う前日か前々日までは掃除しなくてよいと両側にある側近か王妃か側室の為のへやもそうしました。

其れからクレアは一階の居間の奥の下働き用の部屋を改装して壁をサーモンピックに変えてブルーのカーテンを付けて更にベットも普通の特上のちょっとしたホテルのベットと同じ仕様のに変えてレースのカーテンで天蓋の様にして此処を寝室にしました。
隣の使用人の仕事部屋も改装して机とロッカーとミシンを置いて此処をクレアの仕事部屋にしました。

クレアは掃除を普段は掃除をしなくて良い部屋と掃除を何日おきにするへやと毎日掃除をする部屋を掃除専用のぬいぐるみに教えました。

問題はイドエルです。マキバルにイドエルが来た時の事を詳しく聞きました。
イドエルはしきりにクレアが今どこに居て何をしているのかモゾリアナで何をしたのかを聞きたがっていましたが個人情報に当たる事は言うなと言われています言い「此処は修道院ですので一切お話しできません。」と断ったそうのだそうです。
流石長年修道院に居た幽霊だとその辺は解って居るとクレアは思いました。
恐らく修道院でも色々な事情で修道士になった人を探して其々の事情に応じて訪ねて来る人もいたのでしょう。
其れを館長は毅然と断るのをみていて覚えたのでしょう。
マキバルは中の情報は一切外に出さない鉄則は守った様でした。

でもマキバルの事は話しても大丈夫だろうとイドエルが言うので自分の身内話だけはしたと自分が海賊にさらわれて身代金を親に要求して其の海賊船が難破して自分の遺体が流れ着いて親が立派な十字架のお墓を建ててのだけど其の十字架が泥棒に盗まれて其の十字架が此の修道院の教会に使われて自分が此処にいる事になったと話したそうです。

其れを聞くと後はもう此処には其れ程沢山のお金が無いので絵を買う事は出来ないと言うと彼はなんと其のお金はクレアが帰って来てお金は払える時で良いと言ってくれたそうです。

頭の良いイドエルですから此れまでの宝石の出所も含めてどこかに其のちんぼつした海賊船のせしめた宝の隠し場所か一緒に沈んだ船に積んであった宝のありかをクレアはしっていると見たのでしょう。

クレアは深くため息をついて居心地の良い実家の居間をもしたソファーの何時も座っていた場所に座り込んでしばらく考え事をしました。

泳げないクレアに取って以前もそうだったのですがそう簡単に海に潜る気にはなれません。

以前よりずっと水に対して臆病になってしまっている自分が居ます。

其れに以前は湖で其の深さも知っていました。
更に日の光も入って水の中は見えやすかったのです。

海賊船の様な大きな船が沈んでしまうような深い海がどうなっているのかは想像がつきません。

だが其処に潜って大金が手に入ればモゾリアナ国の魔法学校の資金が出来ます。
クレアにはマゾリアナ国に魔法学校が出来たとしてもとても其処で魔法を教える事はどう考えても出来そうにありません。

自分が攻撃魔法をどう使うのかをきちんと一から習いたいぐらいなのです。
クレアが魔法学校の為に出来る事はもしかして海に潜って其の資金の一部を出すと言う事しか出来ない様にも思うのです。

其れにあの魔女の森の古城の修復にも大金がかかりそうです。

でも深い海に潜るなんてとクレアはまた深いため息をつきました。






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