Nicotto Town



南の魔女クレア100


クレアは次に魔石の安全な保管管理場所をフクロウ人間に尋ねました。
するとフクロウ人間は魔女の森の中にある「魔女の城」に置いて置くのが良いだろうと言いました。

魔女の森は色々な其の時代の魔女が多岐に渡って作り上げた物だが「魔女の城」は一番最初の魔女が作った物で長い事魔女達は其の城を拠点に活動していたとの事です。
だが此処数百年は誰も住んでいないそうですが、魔石を取った魔女は其処に魔石をしまって置く事が多いそうです。

其れは魔女の森はコボルトと魔石を取った魔女しか入れないで特に魔女の城の周辺は最初に城を広く囲った森を作ったのがきっかけだそうで其処にはコボルトも入れないそうです。

自分しか誰も入れない城は確かに魔石の管理は良さそうですが掃除や管理が一人では大変だと言うと既に過去の色々な魔女が鼠を人間にして主に掃除をさせていたそうで食事は当時の魔女が羊に乗って此の地に着いたのでメイドと食事を作らせていたそうです。
今は其の羊は其の魔女が次の魔女に代わる時につれて行っていないそうですが鼠は残っているそうです。

クレアは鼠が大の苦手でした。其れを聞いたとたんに行く気がしなくなりましたが其処しか魔石をきちんと管理保管して置く場所は無い様です。

其処でフクロウ人間に箒とか束子とか雑巾とかモップとかに自分で掃除をする様に出来ないかと聞いて見ました。
するとフクロウ人間は其れはお前が念じて命じればするだろうとの事で少しは安心したけれど其れでも何体かの過去の魔女が作ったぬいぐるみを後で連れて行く事にして龍が場所を知っていると言うので其の魔女の森の中の更に森の中にある城に少しずつ慎重に魔石を運ぶ事にしました。

最初に其の城の近くに降りて驚いたのは其の静かな環境でした。
そして其の森に囲まれて深く静かに古城がひっそりと建ってました。

近くに行って唖然としたのは長い事使ってないとこうなるのかと言う程城は苔に包まれていたのです。
遠くから見ると美しい青緑の城も近くから見ると苔むした悲しいばかりの古い古い石の城?でした。

まるで石でできた大きな水車小屋に穀物倉庫に塔をくっつけた様な建物でクレアはモゾリアナ国のお城と比べてがっかりしました。

中はもっと悲惨で壁も床もカビだらけで歩くたびに誇りが舞うと言うよりも床を歩いていると言う感覚よりは土の上を歩いていると言う感じで昼間に来て良かったと思いました。

此れを人が住めるまでに修復するとなると一軒の城を立てる位の資金が必要だとクレアは城の修復と管理にお金がかかる事を考えてゾッとしました。

多くの魔女が他に木の大きな家を作ったり度ピンクの館を立てた気持ちが解りました。

此処も嫌で木の家の不便さも嫌なら度ピンクの館を建てて管理をしてくれる人を置くのは納得が行く行為だとクレアは思いました。

此の城を見た反動でモゾリアナの首都に住む事を選んだ其の時の魔女の気持ちがよく解りました。

こんな買い物にも不便な場所に都会の利便性を知っている魔女が住むもんですかとクレアも彼女たちに共感しました。

一番上の塔の屋根裏の窓が開いていたので其処から中に入って石の階段を回りながら降りて行くと広い部屋がありました。

カーテンは朽ち果てて勿論壁紙がどんなだったのかも解りません。

更に下に降りて行ってクレアは飛び上がらんばかりに驚きました。
其処は最初の魔女も事務室として使っていたのでしょう。
多分立派だったソファーに素晴らしい拡張ある塗りが剥げ落ちてい板が腐った多分彫刻が周りのなされていたテーブルに色々な魔石が無造作に置いてあるのです。
更にチェストだっただろう物体の上に其れ程使ってない魔玉もありました。

更に拡張あるロッカーを開くと戸が朽ち果てて壊れましたが中にも魔石が半分使ったようなのがありました。

其れ以外に机といすがセットで購入したと思われる似たような模様の彫刻が施されたのの大きな横の引き出しを開けると其処には割とマシな木の箱があって其の中にも3分の1位つかった魔石が残っていました。

どうやらどの魔女も全部使う前に寿命が来るのでしょうか?

クレアは更に天蓋付きベットがありましたが既に鉄の枠はさびて更にベットの足も外れてクレアが少し揺らすとマットが落ちてクレアが持っていた鉄の枠がさびてちぎれて凄い音をして倒れました。
其のベットの横にも小さな箪笥があって其の引き出しにもまだ魔力が残って居そうな魔石がありました。

此のぶんだと本格的に探すと魔石がどれだけ見つかるか見当もつきません。

確かに魔石を取った魔女だけが入れる場所ですから魔石をしまうのに一番安全で安心の場所でしょうが此れいじょういると病気になりそうな位カビの湿気が肺に入り込んで規則で元来た階段を上がって塔の上の屋根裏部屋の窓から出て龍に乗って行ったん木の家に帰りました。

クレアは深いため息をつきました。
あの城をどうやって一人で修復をしたら良いでしょう・・・・。
とんでもないお金がかかる事は想像が出来ました。

此れから果樹園の果物を出荷を2倍にして「魔女の回復薬」を倍にして売って
更にモゾリアナにも路上で売り歩こうかと考えても何十年もかかりそうです。

まず外壁の苔を取らないと湿気が無くなりそうにありません。

魔石を全部森の中のお城に運んだクレアはフクロウ人間にどうやってあの城の苔を取ったら良いかと相談しました。

フクロウ人間もそんな相談は初めてで束子でこすって落とす?とかと曖昧な返事です。

唯フクロウ人間は強力が束子を買って来て其れに念じて命令をすれば束子がかってに壁を擦ると教えてくれました。

次の日クレアはジルドに行って大量の大きな丈夫で硬い束子を20本買って切って其れを10本ずつ頑丈な束にして貰って両肩に担ぐと人が見ているのも構わず龍の待っている公園に行くと龍に其れを乗せて縛り付けると森の中の魔女の城に着きました。

フクロウ人間に教えて貰った様に其れでお城に着いた苔を上から順番に削り落とす様に命じました。

20本の束子は一斉に塔の屋根の上から次第に下に苔をごしごしと削って取って行きましたが2時間もすると束子の部分が削れて唯の棒に束子の部分の板が削れてしまっているのや束子も斜めに削れて使い物にならなくなりました。

クレアは一体此れを何回繰り返せば良いのかとがっくりしました。

更に中のカビも取るとなるとどの位のお金と動力がかかるでしょう。

5日間はクレアは毎日20本ずつ束子を買って「森の奥の魔女の城」に通いました。

でも其の後は行く気がしないで木の家のベットでうじうじしていました。

家の残っているお金をかき集めて此れは果樹園の仕事に真面目に取り組まないと自分の食べるお金も其の前に気力も落ちてしまいそうです。

だからと言ってまた湖に潜って過去には目に着くのは取ったので今度は更に深く湖の底をひっかきまわして探さなければ宝石は出て来ないでしょう。

泳ぎが苦手で潜る事は更に苦手のクレアですから其れを考えただけで食欲も落ちてベットから起き上がりたくなくなるのです。

でも何かをしてお金を稼が無かればならない事は確かなのです。
しかも此れからのお城の中の修復を考えるとかなりの大金です。

クレアは修道院のクレアの果樹園のこれまでの利益はどうなっているかをふと思い出しました。



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2022/01/17 01:12
ぐれいす様
たったひとりの読者で感謝感激です。
色々小説もどきを書いて何度も原稿にして出そうとおもったりしましたが読み直すと自分でも脱力する位意味不明になってしまって昔の大御所の原稿集と言うのを昔読んであちこち赤ペンで直して会って更に漢字の間違いもなおしてあって其れを読むと私でも小説家になれるのではと思ってしまったのですが・・・。
其の前の段階が当時は自分で原稿を持ち込んで居たりしたのですね。
此れは色々チラッと入れるので広く一般に受け入れられないので此処に出しました。
コボルトの下りは自分がアイヌの長老の人と60年以上前に何度も話したエピソードと少し混ぜています。
当時のアイヌのお爺さん達の伝承とか日本とは違う明治以前に此の地に着いた時からアイヌ式家を建てたときから2000年も同じやり方で作っている神棚とか、その他もろもろを何時間も何日も通って教えて貰いました。
今のアイヌの「自分がアイヌと言えばアイヌで色々な補助金」が貰える「自称アイヌ集団」とは全く違った人達です。当時のアイヌの人達は其の信仰は日本の神道と似ていて其れとイスラム教の朝晩2度どこかの方向に向かって(多分)聖地の方角だと思うのですが祈りを捧げます。
「混ぜては行けない血の信仰」はとても厳しく教えて貰いました。
「悪い血、悪魔の血」とは外観では見分けがつきにくく見た目では解りません。
其れは当時私は日曜学校に通っていたので聖書に書いてある「悪魔は人の姿をして耳障りの良い言葉を使ってくる」ので注意をすると言うのと似ているなと思いました。
彼らは当時から遺伝すると言うのを今のDNAの研究が進む前から何千年物統計学で知っていたのだと思います。
日本も結婚するときに昔は身上書と言うのをお見合いで交換したのですよ。
悪い血の遺伝を警戒しての事です。
もう其れはどこかにしか残って表に出ないでしょうが、アメリカで犯罪者の遺伝子を全部集めて統計学にあてはめるとくっきりと「何々系アメリカ人」と言うのによって犯罪の特徴が別れました。
其れは一部のスクープでちらっと表に出て直ぐに人種差別に繋がるとして削除されましたが削除される前に見てました。
今は病気だけでなく性格も遺伝する事が常識で解って居ます。
アイヌに関しては「民族」と言うなら遺伝子で全員を証明するのが先だと思います。
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2022/01/16 23:47
 100話ですね~



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