1508番:アルルの女(8)
- カテゴリ:日記
- 2022/01/14 19:59:14
アルルの女(8)
L'ARLÉSIENNE
アルルの女
—————————【8】—————————————————————
L'homme ajouta :
——...La maîtresse et Cadet qui reviennent de la
messe, Ils y vont tous les jours, depuis que l'enfant
s'est tué ...Ah ! monsieur, quelle désolation !...Le
père porte encore les habits du mort; on ne peut
pas les lui faire quitter... Dia ! hue ! la bête !
—————————(訳)—————————————————————
男が付け加えて言いました:
—— ...ミサからお帰りの奥方と末っ子の坊ちゃまです.
ご家族は、ご子息様の自殺以来、毎日、お二人でミサに行っ
ておられるのです...ああ!だんな、何と悲しいことでしょ
う!...父親は未だに亡くなった子の衣服を着ているのです;
脱がせることができないのです... ハイシー!、ハイドー!
—————————《語彙》—————————————————————
ajouta:(自/他) 単純過去<ajouter 付け加える、言い足す
maîtresse: 女主人(ここでは奥方と訳しました)
Cadet:(m) 次男、末っ子、第2子以下の子
大文字になっているのは、このお屋敷ではcadet を呼び名
扱いにしていたため.「次男坊さん」と呼ばれていたので
しょう.
messe:(f) ミサ
désolation:(f) 悲痛、悲嘆、深い悲しみ
Dia ! hue ! la bête !: 馬を動かすときのかけ声、ハイシーハイドー
—————————≪文法≫—————————————————————
*) La maîtresse et Cadet は述語部分がありません.qui 以下は
La maîtresse et Cadet を説明しているだけで、述語ではあり
ません.お屋敷の従業員は「ミサ帰りの奥様と次男坊でさ」と
言っただけなので、ポツンと一軒家のように孤立しています.
C'est la maîtresse et Cadet. とすればスッキリすると思います.
何ですか?それもやるなら Ce sont ですか.どっちでもいい
と思います.[話言葉では複数でもc'est ...が使われますのでね!]