南の魔女クレア99
- カテゴリ:自作小説
- 2022/01/14 18:23:01
コボルトは入り口にアクレと同じぐらいの少年と青年の間の様な男の子を迎えが迎えに来てくれました。
クレアは最初に長老の所に挨拶に行って命を助けてくれたお礼を言って卵とイチゴをお礼の品に渡しました。
村の人に卵が喜ばれる聞いていたからです。
コボルトはクレアが命が助かって良かった事とクレアが魔石を取った魔女になった事をとても喜んでくれました。
長い事魔石を取って来た魔女が居なかったのでコボルト達は不安に思っていたそうです。
コボルトの伝承によるとコボルトは此の地に1000年以上住み続けて居て其れ以前は「此の世の大災害」が起きて伝承によると地が割れて大きな火が世界中で噴き出して地の底の魔力この世を動かしている魔力が其処から細かく砕けて空に吹き飛んで塵の様に細かくなって世界中に降り注いだそうです。
世界中のあちこちに其の降り注いだ魔石の粉を動物が食べて魔獣になり其の草を食べて人も魔力を持つようになったと伝承されている様です。
魔力を持つようになった人間は其れを使って争いを起こしコボルト族は信仰によって悪に使う事を禁止する様に戒律を作り新天地を求めて旅をして其の中の一つの部族が此の地に住み着いたそうです。
其れから1000年以上も戒律を守り此の地に留まって汚染された悪の血が混じって「悪の染まらない」に様にするようにと言う戒律を守って生活をしていて強い魔石を取って来た魔女によって此の地は封印されて其の伝承を守っているそうです。
クレアもモゾリアナ国で起きた事を話して「悪の血」は「魔力を持った血」も遺伝すると言うのを聞いてきて其れが混ざるととんでもない「極悪」になるという事を身をもって体験した事を言ってそれ以前にモゾリアナを人の心は弱いので「律」と「範」を整えてより良い国にしようとした魔女によって其の国は良くなったが「魔力」が「悪の血」に利用されると其れに最初は騙されて最後は恐ろしい結果になって殺さなければならなくなった事を言って「決して悪の血」に惑わされては行けないと思ったと言いました。
そしてクレアは人の心は弱いので悪に流されやすいと過去に自分が体験した自分が結婚した所の領地の領民が其れまで真面目に働いて税金を納めていたのでちょっとした悪人に惑わされて煽られて扇動されて税金を払わなくなったので最後は厳しく毅然と無慈悲と呼ばれても対応しなければならなくなったと言いました。
そして村の事もコボルトも村の事は知っていて彼らがコボルトに目を付けないか恐ろしかったとコボルトの長老は言いました。
若者は未熟で心が弱いで些細な誘惑で惑わされやすいのに付け込まれないか心配だった。
修道院の小作人組合の人達も大人達は一致団結して彼らと関わらない様に頑張っていてコボルトにも被害が及んで無いかと心配してくれて狩人さんが注意をしに来てくれたそうです。
コボルト側も狩人さんから話を聞いて恐ろしい事で小作人組合の人達を心配してたけどクレアが魔石を持った魔女になって大勢の他国の警邏隊を連れてきてやっつけてくれたと魔石を持った魔女が苦難に立った時に助けてくれると言う伝承が伝わっていたので魔石を持った魔女が出てきて良かったと思ったと言いました。
クレアは真実の鏡を使えるのは魔石を持った魔女だけで其の為に魔女になる様に説得されてとは言えず今はなりたてて修業もしてないし鍛錬も修練もしてないのでちゃんと役目を果たせるのかも解らないのでモゾリアナ国の神官長とか経験豊かな知識が豊富な人と相談して色々な事を教わっている時だと言いました。
コボルトはフクロウ人間の事を知っていて解らない事は彼に聞くと良いと言いました。
心の支えが欲しい時は赤いオオカミが寄り添ってくれてくれるとも言いました。
そして今は何百年も前に居た灰色オオカミが人間の姿をして一人の魔石を持った魔女を助けていたのだけど其の魔女が死ぬと此の地を去って行ったが時々ふらっと戻って来るので彼にも相談すると良いだろうと教えてくれました。
自分には何百年も生きている人達が未熟が自分を導いてくれる人達が居るのだとクレアはコボルトの長老さんに会いに来て良かったと思いました。
もしかしてあの「思考の回廊」を歩いていた時に此の事を言ったのではないかと思いました。
神官長に相談してこれらの事を知る事が出来たのです。
コボルトの家は殆どは何百年も経った大きな木のどこかにクレアが居る魔女の木の家の様に住んでいてテントは集会所や共同台所や色々な役目をする場所になっていました。
コボルトは15歳のなると大人と扱われて大きな木に自分の家を作って一人暮らしを始めます。
主に狩猟が仕事で取った獲物は狩人さんが肉を売ってくれて必要な物はその都度狩人さんが買ってきてくれるそうです。
其の他に花の妖精や木の妖精がたくさんいて色々な手伝いをしてくれるそうですが鶏だけはうるさくて泣いて自分達の居る場所を知らせるので飼う事が出来ないので卵はごちそうなのだそうです。
魔女の森には豊富な木の実が年中沢山なっていて更に何百年か前に魔女が教えてくれた麦を植えている場所もあって年中収穫が出来るので
主に其れをこねたのをかまどに引っ付けて焼いて食べるそうです。
衣類は麻、綿、更に羊の毛をすいて紡いで糸にして編んだものも着るそうです。
狩人さんが言う色々な欲を出さなければ裕福な生活をしている様に思えると言うのが解りました。
コボルトは狩人さんに聞いた「イチゴ」の栽培を教えて欲しいと言いました。
魔石を持った魔女が来るたびに麦の作り方、羊の飼い方と衣類の作り方、綿の作り方を教えて貰ったそうです。
クレアは次に行った時にイチゴの苗とイチゴの植え方と栽培方法を書いた本を持って行きました。
イチゴの栽培をクレアの木の家で得意にしていた妖精をつれて行くとすぐに大勢の妖精が集まって来て其れを覚えました。
不思議な事に妖精たちは心と体を何も言わないのに共有できるかの様にイメージで伝え合っている様に思えるのでした。
其の為に一時間も経たないうちにイチゴの栽培方法を覚えて其れがコボルト達にも丁寧に其の数日後には出来るようになりました。
コボルトはお礼に木の妖精の扱い方をクレアに伝授しました。
今のクレアが住んでいる大きな木の家もコボルトが伝授した木の妖精の扱い方で其の時の魔女が作ったそうです。
クレアは何度もコボルトの所に通って色々な生活魔法の使い方を習いました。
そして世界には魔石を食べた魔獣が居て其れと闘っている人達や心の悪と魔石を身に付けて「悪魔」になってしまって彼らは其の自覚すらない恐ろしく狂暴で悪の知恵を使う人間が出来て其の血も遺伝されていると言う事を知りました。
其れと闘うために魔力は其の対抗として自分達も含めて魔女や普通の人間が居るのだと言う事を何度かコボルトの村に通ってクレアが体験した事も話して更にモゾリアナ国の魔石を持って弱くて欲や快楽に負けてしまった人間達を律して頑張った魔女も居たと言う事も納得しました。
クレアはまだ自分が此れから何をするのかは解らないけどクレアがより良いと思う道をフクロウ人間や灰色オオカミや赤いオオカミや神官長や神官達や大勢の人と話し合って自分で判断して自分の力を使うのかなぁと何となくイメージをしました。