Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


NGワード


真相は知らぬが小林麻美の一部の旧譜が度々の再販の知らせの後に
ことごとく実現しなかった現実は
やはり自主規制の成れの果ての結果ではないかと
半ば諦め、かつ呆れている
噂の範疇ではあるけれど

耳をふさぐ指をくぐり
心痺らす甘い調べ
止めてあのショパン
彼にはもう会えないの
Rainy Days 断ち切れず
窓を叩かないで
Rainy Days 気休めは麻薬 AH,,,,


どうやらこの”麻薬”という
ある意味では忌み嫌われている単語を含んだ歌詞を持つこの曲に対して
リアルな現実にリリースされるのは
<まかりならん> <許されん> <何を考えているんだ!>
そういった愚かな壁が立ちはだかっていたんでしょう


そうじゃない
という至極まともなリリース推進派の叫びは多分どこにも届かない
”表現の自由”論争
それが政局化しある知事のリコール運動まで転がっていきかけた


児島未散の最大のヒット曲である「ジプシー」も
永年NGワードの案件欄に入っていたと聞く
今は(何故か)幸いベスト化が実現し我々の耳を楽しませてくれている

確かに
ジプシーという我々日本人にとってピンとこないワードは
逼迫性はないのかもしれない


明菜さんの「ジプシークイーン」はおそらく
(あの当時の彼女の)勢いで乗り切ったのだと思う(推測)



それでも「ちびくろサンボ」は消え
カルピスの素敵な意匠は消え(幼心にスタイリッシュだったと記憶している)
ロゼット洗顔パスタでは白子さんと黒子さんの面影は消滅し
昔の映画の放送後に「オリジナリティを尊重し当時としてはうんぬん」の
エクスキューズが常套化している



YMOやイエロー・モンキーのYという冠文字は明らかに世界への主張と反抗だった
主張は通ったのかもしれないが反抗までには至らなかった
それでも



Y
YES
異教の神ではあるけれど(キリスト教を信望している方にはすみません)


NO
じゃなくて良かった
否定からは何も産まれない
反発や抵抗や事によったらレジスタンスは悲劇の種に成り続けている




うむ
まとまらない

しょうがないので
ここで新情報を出すしかない
以前箭兵衛が人前で歌うほど惚れた曲「スプリンクラー」by山下達郎の
情報を調べるべくYOUTUBEの終わり頃にアップされていた方の動画に達することができた


なんとなんと
あの<シャーンシャーンシャーン 休符 シャーン シャン>
を奏でていた楽器は

大正琴ということが判明しました!




これも前に書いたっけ
札幌の富貴堂の二階に登る階段の
左側のディスプレイに陳列されていた楽器群
フルート、サックス、様々な楽器が並んでいた
その中に大正琴が三台ほど置かれていたのを遠い記憶でも呼び覚ますことができます



これはあんまり書きたくないんだけど
大正琴といえばそれはあなたド演歌あるいは歌謡曲なのでございます
ああ
でも記憶がある


当時の箭兵衛はギターしか弾けなかった
二年後にピアノに触れる機会は訪れたのだけど
その時はそんなことは知る由もない

ギターは六弦を有している
ひとつひとつ弾けばメロディーになり
ベローンベローンと指を流せばある世界を造ることができる
その世界とは”コード”という名称で全世界に流布していました




もったいぶった物言いは好きじゃない(どこが?)ので
結論を先に書きます
大正琴は実はコード楽器なんです
CとかFとかなんとかマイナーとかいう分かり易いキーが配置され
あとは、さあ貴方、そのキーを押さえながら、パフォーマンスすればよろしいのですよ
その後は存分にお暴れ下さいまし


この名を出したくなかったんだけど
水前寺清子と大正琴との親和性は凄かった
今では通販の人と言いたくなるけれど


数台の大正琴が
チャンジャガジャジャーン シャラシャラシャーン ジャンジャンと
ユニゾンで攻められたらそりゃ降伏するしかないです
ハハーッと平伏します




その当時の(多分大学生になりたての)箭兵衛にとって
無敵の複数大正琴音群と
やがて廻り逢える自らの鍵盤楽器との遭遇が
同じものを求めている方向性に気付き始めた瞬間だったのかもしれません


ドラマチック、煽情性、圧倒的な音圧
(さあ、どうかこの感性に同調してくださいね)
有無も言わせぬ勧誘だけどおそらく相性は至極の域に存するものと思う
(意味不明)


後述①
未だかって大正琴という楽器には(実は)指一本触れたことがありません

後述②
これも前に書いたけど、音楽の3要素
メロディー、リズム、ハーモニー
これって今でもそうなの?今でもそう学校教育では教えているの?
コードはメロディーとハーモニーのどちらにも属さない
でも両者の狭間の間隔を埋めて余りある要素だと思います
てか、大勢のミュージシャンがそれを実証しています


古いミュージシャンだけどごめんね
昔々、ムーディブルースというロックグループがいました
多分彼らの半数は物故しました
三枚目のアルバムのタイトルは
【失われたコードを求めて】です
<In Search of the Lost Chord>



メロディー、リズム、ハーモニーは消えないけど
コードって消えるもんなの?


ここで余談
アヤポンド、アルアレイ、メリーさんの羊、弾く時の脚の姿勢

親から買ってもらったYAMAHA-GT6000というガットギター
(多分5800円)
ああ、そこからすべては始まったのだと今痛切に思います
よく買って貰ったと思う、感謝しかありません
10歳から11歳への移り頃だったかな



とはいえ
家には(安物なのか?)オルガンが廊下の台所寄りの場所に存在していた
長姉は日本舞踊を習い(習わせられ)
次姉と三姉はピアノの連弾で地域の発表会を沸かした
そういった環境の中、ようやく地域の主役で皇太子である私は
音楽の世界に吸い込まれていくのです





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