南の魔女クレア89
- カテゴリ:自作小説
- 2021/12/29 22:01:25
クレアは「お城の外にいる元を失くさないときりが無い」と言い張りました。
こんなに面と向かってはっきりと意見を言う女性に在ったのは初めてで其の事に面食らって一同はどう対処してよいのか困っていると一人の若い神官が「猫があまりに泣いているので様子を見に行くと其処には明らかに呪いに気配があって直ぐに浄化しました。此の者の言っている事はあっている様に思います。」と言いました。次から次と似たような体験をした神官が手を挙げて話始めました。そして外から入ってきているのを見たと言う神官と外から空いている窓を通して入って行くのを見たと言う神官がクレアの城の外に主犯は城の外に居て其れを撃退する事が先と言うのに賛同しました。
一旦クレアは度ピンクの家に帰されましたが剥れて部屋に閉じこもってしまいました。
そしてアルガーにクレアは十分仕事をしたしドレスも返すのでシドリアルに帰ると城に行って言ってこいと迫りました。
結局猫は城に残って城中の物が猫の鳴き声を聞くと其の場所を神官に知らせて浄化してクレアは城の外の「呪い」が原因と思われる案件に対処すると決まりました。
クレアは猫が居ないと正確な場所が解らないので私が連れて来た猫なので返して欲しいと言いましたが其れは通らず取り合えず「伯爵家のパーティ」にクレアは行かされました。
其れ程立派なドレスでなくても良いと言うのでモニークの店で買ったドレスを来て行くとパーティとは名ばかりで実際はそう言う名でクレアに娘に付いた呪いを消して欲しいという事でした。知り合いの神官の人が来て呪いを解こうとしましたが強くて取れなかったそうです。
彼女の知り合いが何人かが呪いが進んで死んでいて彼女は自分も死ぬと怯えていました。
顔がぶつぶつが酷くなって一部はぶよぶよになっているので見せたくないと言って人に見られたら死ぬと言って泣いてます。
クレアは顔を毛布で隠して話だけでも聞かせてと言ってとりあえず回復の魔法を少しかけると顔のぶよぶよが少し引いてぶつぶつも収まりましたが彼女の周りは黒い煙の様な物でおおわれて其れがクレア以外に見えないのが信じられない位酷い状態でした。
恐らく彼女を浄化しようとした神官も此れを見たのだろうとクレアは思いました。
彼女に一時的に回復したけど「呪いの元から絶たないと行けないので今まで死んだ貴方の知っている人の事を教えて」と言いました。
詳しく聞いていると共通点は貴族子女の良く女学校の1年の時の同級生という事が解りました。
一番最初に死んだのは家が倒産して引っ越し先の所で元同級生の女の子が首をつって死にました。
其れから次々の其の時の同級生が自殺をしていると言うのです。
そこで自殺をした当時の同級生の家をアルガーと尋ねて解った事は顔にできものが出来てとはっきりは言わないが其れを悲観してとやっと二軒から其れを引き出しました。
一番初めの女の子だけは首をつってます。彼女は父親の仕事が倒産したために出て行った元の館で首をつって死んでました。
クレアは今は空き家になっている其の家に行く事にしました。
クレアは猫を貸す引き換えに神官長しか持てないと言われる浄化の杖と風の剣を持つと灯りのカンテラを持つアルガーと一緒に恐る恐る其の家の中に入って行きました。
猫が居ると犯人が此の館の中に居るとどこにいるかがわかるのですがクレアのかすかに感じる嫌な雰囲気と薄黒い煙の様な物だけが頼りでアルガーには何も感じないし黒い煙など見えません。
さほど広い館で無いので一階は直ぐに調べ終わりました。
二階に上がると流石にクレアは悪寒と頭痛がして此の近くに犯人が居るのが解りました。
薄暗い灯りが半開きになった部屋から漏れてます。
クレアは其のドアを開けると其処には紫色の寝間着の様な上着とズボンをはいた男の人が突然入って来たクレアに驚いています。
クレアは「あの~、ちょっとお伺いしますが、貴方は此処で何をなさっているのですか?」と聞きました。
奇妙な祭壇?の様な物があって其処で其の可笑しな服を着た男がぶつぶつとクレアがドアを開けるまで気が付かないで何かを唱えていたのです。
クレアには其の男が主犯格で無い事が直ぐに解りました。
此の男にお城まで呪いを飛ばしてあれだけの事をする力は無いと見たのです。
「何か訳ありならお話をお聞かせ願いませんでしょうか?お辛い事があった様にお見受けします。此の部屋は余りにも悲しみでいっぱいになってます。」とクレアは呪いの感情の中に胸が締め付けられそうな悲しみが詰まって居るのを感じ取ったのです。
男が言うには自分が倒産して娘が学校をやめて田舎に引っ越して知人のリンゴ農家を知人と始めたとき優しい娘が其れを手伝って市場でリンゴ売りを手伝っている時に元の学校の同級生が其の姿を見て笑いものにしたと言うのです。
其の後に娘は此の部屋で首をつって死んだと言う事でした。
其れから自分は娘を笑ったやつを探し出して呪っているとの事でした。
其処まで言うと男は突然クレアに向かって黒い液体を「教祖様に祝福を!」と言うと黒い液体を投げかけました。
クレアはとっさによけたのですがドレスにかかってドレスを溶かしてドレスに穴を開けました。
アルガーが「火の塊」と叫んで彼に向って火の玉を手から出してぶつけました。
男はぐわっとまともに其れを受けて倒れながらもアルガーに目掛けて黒い水を「教祖様に祝福あれ!」と叫びながら投げつけました。クレアが風の剣で其の腕を切り落としてアルガーが火の玉を火発打ち込むと其の男はぐったりとしました。
クレアが神官長から借りた浄化の杖を其の男に振りかざすと其の男は「娘が呼んでいる・・。」と一言いうと優しい顔になり息絶えました。
クレアはアルガーが黒い水をかぶって怪我をしているのに気が付くとすぐに回復魔法をかけて更に神官長から借りた杖を振りかざすとアルガーの怪我が治りました。
死んだ女の子達は生き返らないけど顔が酷く醜くなった女の子は周りの黒い煙が消えて知り合いの神官の人が来て少しずつ浄化をしていってもとに戻りました。
クレアは神官長に事の次第を説明しながら「教祖様に祝福荒れ」と言った男の言葉が気になると言いました。
恐らく其の「教祖様」と呼ばれている人が主犯格なのだと言う事は推測できました。
アルガーの怪我も本格的に神官たちによって治りましたがクレアはアルガーが手から火の玉を出して投げれる事が解りました。
そこでクレアは何故癒しの魔法が使えないのかと聞くと習ってないと言います。
そこで「魔女の回復薬」は作れるのかと聞くと其れも知らないと言うのでクレアはレシピを教えて其れに魔力を入れると「魔女の回復薬」が出来て魔力を注入する人の力によって色が濃くなったり薄くなったりすると言って其の薬草は似ている葉っぱがたくさんあって其れを探すのが大変なので大抵の魔女は自宅の庭に薬草を植えているはずと言って度ピンクの館の庭にも薬草畑があるかもと言いました。
アルガーは次の日から庭を探したが見当たりませんでした。