南の魔女クレア88
- カテゴリ:自作小説
- 2021/12/29 11:45:26
クレアは度ピンクの館に帰ってからアルガーに頼りにならない神官はあの黒い煙を見えて呪文を唱えたのに貴方は其れも見えなかったし私を助けてくれもしなかったと言って怒りました。
アルガーはジャンルが違う神官は浄化と回復が専門で自分は攻撃型魔法だとアルガーは言いました。
クレアは次第にパーティに出るのが仕事と言う意味が解って来ました。
どうやら狙われているのはパーティに出ている人達らしいという事です。
アルガーの話ではお城ではパーティが開かれている時に事故が起きているのです。
最初は偶然かと思っていたそうですが余りにも続くので呪われているのではと言う事で神官をお城の色々な所に配置して神官が見つけた呪われている場所を浄化して行ったのですがお城は広すぎて限界だと言いました。
しかも神官は呪いは外からきて更に城下町でも何かと呪いではと思うような事件や事故が出始めて神官の人数からお城だけで手がいっぱいで魔女のクレアを呼んでやらせてみてはと言う事になったそうです。
クレアは「呪い関係」を扱うのは初めてだし「呪い関係」は呪っている本人にも大きな害を及ぼすし浄化をする力はクレアには無いのでクレアは呪っている元を見つけて無くす事だと言いました。
クレアも神官の意見と同じく此れは外からきているけど非常に大きな力でお城の中が狙われている事は確かだと言う事も言いました。
アルガーに此の大きな呪いにはクレアは浄化の力はまだないし怖いからお城のパーティにはもう行きたくないとクレアは自分が殺される所だったと言ってそんな大きな呪いにはクレアはかなわないと言いました。
アルガーは其れでもクレアがあの大きな呪いによる被害を防いだのは確かだから仕事を引き受けたのだし行かなければならないと言います。
クレアはどうしても外からきているので外にある元から絶たないとだめだと二人は言い合いました。
其れでも次のパーティの日にちが来てクレアはしぶしぶモニークの店で買ったドレスを来て出かけました。
モニークの店で売っているドレスでどんなに豪華でも値段が高くても宝石はちりばめていっぱい垂れ下がってません。
其処は明らかに周りの人達とドレスが違います。こちらではどれだけドレスに宝石を付けるかによってドレスと本人の価値が決まる様な雰囲気で宝石が一つもついてないと「貧粗なドレスをきてきて」と陰口をたたかれます。
王様に謁見した時のドレスのみっともない程貧しさを出して「あんな女が社交界に入ってきたら社交界其の物の品格が落ちる」と露骨に言っていた人達がクレアの耳にも聞こえる様に言って居ました。
其れでもクレアはあの宝石が垂れ下がったドレスの値段には納得が出来ません。しかも毎回着替えるなんて考えられません。
行きたくない言うクレアを仕事だからと小生意気なアルガーに叱られてまたクレアはしぶしぶお城のパーティにでかけました。
其の日も前の時と同じように寒気がする様な胸騒ぎがして気分が悪くなります。
アルガーに其の事を伝えました。
そして猫が呼んでいるからパーティ会場を出たいと言いました。
アルガーは仕方なしにクレアをパーティ会場から出る事を許しました。
猫が本当に酷く呼んでます。
クレアはどこかで猫が呼んでいるから神官の人とか兵隊の人達に猫の呼んでいる所に私をつれて行ってと言いました。
アルガーは自分達には猫の声は聞こえないと言います。
猫が更に必死にクレアーを呼んでます。
クレアーは下の方だと言いました。二人で一階に下りました。
クレア達が入って来た入り口とは全く反対の方向でクレアを呼んでます。
クレアは猫の必死の呼び声に応じて走り出しました。
アルガーが追いかけるとクレアが誰かと何かを話している声が聞こえます。
アルガーが其の声を頼りに角をまがるとろうそくの通路と呼ばれる庭に出る為に両方に窓の無い通路を昼間の様に明るくなるようにろうそくで照らして素晴らしく明るく豪華な広い廊下があります。
そこでクレアは奇妙な格好の女の人と目を吊り上げて大きな声で話をしています。
アルガーは其の人は!?と聞きました。クレアは「見ればわかるでしょ!猫よ、黒猫のミユ」と言って二人は真剣に話しています。
クレアは突然「直ぐに此処のろうそくを全部消して!」と叫びました。
「アルガー急いで此処のろうそくを全部消す様に!今すぐに消す様に言って時間が無いの!」と言いました。
アルガーは傍にいた兵にろうそくを消す様に言いました。
兵はろうそくを消す道具で仕方なしに消し始めました。
此れだけのろうそくに灯を時間かけてともして準備をしたので消す事には消極的です。
其れでもクレアは急いで早く早くと大声で言うのでアルガーは更に兵を呼んで消させました。
何と其の日は夜のお城の庭で立食パーティが予定されてました。
其の時間が来たので大勢の人達が一階に降りてきました。
クレアは此処を通さないでと叫ぶのでアルガーが其れを伝えるとクラスバー夫人がまた機転を利かせて別の通路へ向かわせました。
クレアが「早く消して早く間に合わない早く!」と叫ぶので更に兵士が来てろうそくを消してゆきましたが其の途中でバタンと大きな音がして其の音と共に振動が来て上からまだ消されてないろうそくが一斉に落ちて来てろうそくを消している兵の上に火の粉と溶けたろうが落ちて下は溶けたろうに火がついて更にカーテンにも火がついて燃え始めました。
クレアーが「キャーッキャーツ、キャー、キャー」と大騒ぎをしてます。
兵達が集まってきて急いで火を消し始めました。
何とか火が消せました。
クレアにしがみつかれたのとアルガーが目の前で起きている事に呆然と突っ立っている事しか出来ませんでした。
庭では音楽隊が呼ばれてにぎやかに夜の庭の華やかなパーティが開かれています。
やっと神官たちが駆け付けて浄化の呪文を唱え始めました。
クレアはガタガタ震えないがらも火傷をした兵の体を回復の魔法で直し始めました。
神官達も火傷をした兵を呪文で直し始めました。
クレアの魔法でかなり酷いやけどをして炎が全身を燃え上がった兵士がみるみる治って行きます。
クレアは其の恐ろしい光景を思い出しながら震えながらも頑張って回復魔法をかけ続けました。
クレアと猫の戻ったミユが神官長とクラスバーと其の他見た事の無い人が居る部屋に呼ばれて何があったのかを聞かれました。
クレアは「猫は人間の何百倍も鼻が利きます。そして猫には予知能力があるのです。此の猫の名前はミユと言って其れを魔力で強くして更に人間の姿も出来る様にされてます。ミユは直接私の頭の中に話しかけてきて私を呼ぶことが出来ますが此のお城は広くて呼ばれてもなかなか私は猫の所にたどり着けませんでした。
今回は近かったのでたどり着くとミユが此処で起きる事を予知して私に教えてくれました。
風が吹いて開いていた外と繋がっているドアが勢いよくしまって其の反動でろうそくが落ちてあの場所が家事になります。
ドアは風が吹いてしまった時に物が倒れて開かなくなってろうそくのあった場所は火事で外に出ようとしていた人達が逃げ遅れて大勢焼け死ぬ場面を私に其の場面を頭に見せました。」