Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④  


こんばんは!24日(金)は、北日本では雪の降る所が多いでしょう。

東日本は日本海側では雨や雪が降りますが、太平洋側は晴れる見込みです。
西日本は午前中は晴れますが午後は次第に雲が広がり、
夜は太平洋側の沿岸部で雨が降るでしょう。
南西諸島は曇りや雨となる予想です。

1300年の歴史
❝蔵王古道❞
いまも残る
 信仰の痕跡
神が宿る頂へ

             よみがえった信仰の道
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              蔵王連峰 熊野岳

〇山岳ガイド 石沢孝浩さん

地元山形で生まれ育った石沢孝浩さん。
20年程前からガイドの仕事をしています。

*撮影:9月下旬

前回は、三五郎小屋という山小屋で一泊したところまでの紹介でした。
今回2日目、熊野岳を目指します。

2日目

う~ん、朝日が眩しい。

「や~、綺麗だ。
 ブナ林が何か生き生きとしてますね~」

開けた場所に出た。
実はここスキー場のゲレンデ。

「ここでね、え~、古道がちょっと分断されるような感じはしますが、
 あの~、道はしっかり残っていますんで、
 え~、そこの道はしっかり辿(たど)りながら、
 熊野岳までね、目指して行きたいと思います。
 はい、じゃあ行きましょうか?はい」

 <古道>         ゲレンデ           森

                      → → → → → → →
                    ー
                  ー
        道       ー
              ー
            ー
          ー
 ー ー ー ー

ゲレンデを横断。
蔵王古道を辿(たど)って行く。

は~、傾斜がきつくなってきた。

「え~、いい坂だ」

「ま~、この~、コースの中で、まぁ一番きつい坂道になっていますね~。
 懺悔(ざんげ)坂といいます」

〇懺悔坂(七合目)

七合目の懺悔坂。
厳しい道は昔から懺悔の場でした。

「あの~、昔の方もね、この坂を苦しみながら登って、
 その自分の罪や穢(けが)れをね払って行ったんでしょうね~。
 道中にこういう厳しい所があるからこそ、
 その~、登った時の有難みっていうのが出るんじゃないでしょうか?」

出発して2時間

〇地蔵尊(八合目)(1660m)

「はい、八合目の地蔵尊、到着です」

おぉ~、大きなお地蔵さん。

「や~、大きいですね~、凄い存在感がありますよね~」

江戸時代に造られた蔵王地蔵尊。
高さ2m。
絵馬でも存在感抜群。
現在では、この稜線一帯の目印にもなっています。

「中々こうガスなんかかかると、ちょっと間違った方向に行っちゃいそうですが、
 やはりここにお地蔵様がいらっしゃることで~、
 目印となって、え~、そうな~ん者が減ったんだと思います」

山頂に向かって稜線を進む。

「雲一つ無い青空、秋晴れですね~」

既に標高は1600以上。
鮮やかな紅葉の世界が広がる。

〇ミネカエデ

黄色く光るミネカエデ。

オレンジ色に輝く草紅葉はキンコウカ。

〇キンコウカ

「赤や黄色や緑、色んな色が混じってますね~」

〇錦秋の絨毯

「錦秋の絨毯を敷いたかのようですね~」

また道の雰囲気が変わった。

「は~い、ちょっと見てください。
 あちらが熊野岳山頂ですね~」

〇熊野岳山頂

「緩やかな台地のような山頂になります~」

〇蔵王山神社

「そして、あちらが~、今回の古道の最終地点でもあります~、
 蔵王山神社になります」

あそこが目的地か~?もう一息。

岩がゴツゴツした荒々しい道を一歩一歩ゆっくり。

「は~い、あそこ見える所ね、あそこが稜線ですよ~」

いよいよ蔵王連峰の最高峰、熊野岳へ。

「何か気持ちいいですね~、稜線歩いてるだけでも」

出発して3時間半

「や~、はい、到着しました」

今回は到着した所までで終了と致します。
次回は熊野岳にあります蔵王山神社の紹介から始めます」







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