日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/12/24 00:16:40
こんばんは!24日(金)は、北日本では雪の降る所が多いでしょう。
東日本は日本海側では雨や雪が降りますが、太平洋側は晴れる見込みです。
西日本は午前中は晴れますが午後は次第に雲が広がり、
夜は太平洋側の沿岸部で雨が降るでしょう。
南西諸島は曇りや雨となる予想です。
1300年の歴史
❝蔵王古道❞
いまも残る
信仰の痕跡
神が宿る頂へ
よみがえった信仰の道
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蔵王連峰 熊野岳
〇山岳ガイド 石沢孝浩さん
地元山形で生まれ育った石沢孝浩さん。
20年程前からガイドの仕事をしています。
*撮影:9月下旬
前回は、三五郎小屋という山小屋で一泊したところまでの紹介でした。
今回2日目、熊野岳を目指します。
2日目
う~ん、朝日が眩しい。
「や~、綺麗だ。
ブナ林が何か生き生きとしてますね~」
開けた場所に出た。
実はここスキー場のゲレンデ。
「ここでね、え~、古道がちょっと分断されるような感じはしますが、
あの~、道はしっかり残っていますんで、
え~、そこの道はしっかり辿(たど)りながら、
熊野岳までね、目指して行きたいと思います。
はい、じゃあ行きましょうか?はい」
<古道> ゲレンデ 森
→ → → → → → →
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道 ー
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ゲレンデを横断。
蔵王古道を辿(たど)って行く。
は~、傾斜がきつくなってきた。
「え~、いい坂だ」
「ま~、この~、コースの中で、まぁ一番きつい坂道になっていますね~。
懺悔(ざんげ)坂といいます」
〇懺悔坂(七合目)
七合目の懺悔坂。
厳しい道は昔から懺悔の場でした。
「あの~、昔の方もね、この坂を苦しみながら登って、
その自分の罪や穢(けが)れをね払って行ったんでしょうね~。
道中にこういう厳しい所があるからこそ、
その~、登った時の有難みっていうのが出るんじゃないでしょうか?」
出発して2時間
〇地蔵尊(八合目)(1660m)
「はい、八合目の地蔵尊、到着です」
おぉ~、大きなお地蔵さん。
「や~、大きいですね~、凄い存在感がありますよね~」
江戸時代に造られた蔵王地蔵尊。
高さ2m。
絵馬でも存在感抜群。
現在では、この稜線一帯の目印にもなっています。
「中々こうガスなんかかかると、ちょっと間違った方向に行っちゃいそうですが、
やはりここにお地蔵様がいらっしゃることで~、
目印となって、え~、そうな~ん者が減ったんだと思います」
山頂に向かって稜線を進む。
「雲一つ無い青空、秋晴れですね~」
既に標高は1600以上。
鮮やかな紅葉の世界が広がる。
〇ミネカエデ
黄色く光るミネカエデ。
オレンジ色に輝く草紅葉はキンコウカ。
〇キンコウカ
「赤や黄色や緑、色んな色が混じってますね~」
〇錦秋の絨毯
「錦秋の絨毯を敷いたかのようですね~」
また道の雰囲気が変わった。
「は~い、ちょっと見てください。
あちらが熊野岳山頂ですね~」
〇熊野岳山頂
「緩やかな台地のような山頂になります~」
〇蔵王山神社
「そして、あちらが~、今回の古道の最終地点でもあります~、
蔵王山神社になります」
あそこが目的地か~?もう一息。
岩がゴツゴツした荒々しい道を一歩一歩ゆっくり。
「は~い、あそこ見える所ね、あそこが稜線ですよ~」
いよいよ蔵王連峰の最高峰、熊野岳へ。
「何か気持ちいいですね~、稜線歩いてるだけでも」
出発して3時間半
「や~、はい、到着しました」
今回は到着した所までで終了と致します。
次回は熊野岳にあります蔵王山神社の紹介から始めます」