南の魔女クレア58
- カテゴリ:自作小説
- 2021/12/17 20:45:12
次にクレアの仕事で加わったのは果樹園の収穫です。
リンゴとミカンの木がなって行っていて一番最初に此処を作った魔女が此の果樹園も作って其の周りを魔女の森の決壊が張ってあるそうです。1年中同じ気候でリンゴもミカンもなるそうですが一度取ると半年は実がならないのでどうせ雪が解けないとロバの荷馬車で冬はあの小さな港の市場に運ぶのは無理なので3月の雪解けと一緒に収穫を荷馬車に乗せれるだけ初めて1週間に一度売りに行くそうです。次に夏の他が秋の収穫前に取り始めて最後に秋の終わりの雪が降る前に荷馬車に乗せられるだけ収穫して1週間に冬はお休みです。今回は夏の収穫のお手伝いで主に妖精さんとします。果樹園の前に小さな庭があって其処ではイチゴやナスやパプリカ等が上てあって此れは別の魔女さんが植えた物で此れは此の家で食べる為に植えてあるので食べる時に大きな実から取って行くそうです。取らないととても大きくなってしまってゆでるのが大変だとか。クレアも自分の腕より大きなさやえんどうを収穫して大きなお鍋で時間をかけて塩ゆでしてほくほくと食べました。
此処に住んだ色々な魔女さんが好みの物を植えたらしく其の後に別の魔女さんが消した野菜もあるそうで其々の魔女の好みがあるからねぇとシンバさんは言って私は其のまま引き継いだだけで特にこれと言って欲しい物が無かったから植えなかったと言いました。
一番の好物はアクレが持ってくるパンと牛乳があれば良いとの事でした。
クレアは収穫したのをロバの荷馬車に乗せて港の市場の何時も買ってくれる商人さんへの此れからはクレアが来ると書いた手紙と其れ以外に「魔女の回復薬」を入れた瓶を10本馬車に乗せて5本は漢方屋さんともう一つは此れも漢方も売っているお酒を飲ませるお店で其処ではカウンターに座ると好みの飲み物をいっぱいサービスしてくれるそうです。メニューにあるものなら何でも一杯飲めるので其処で休んでから夜までに帰ってくれば良いと言われて出発しました。
上手に港の市場の商人さんに渡すと何時も同じ量で同じ金額をくれると言われて居たので貰った金額がクレアの感覚では他で収穫時期では無いのでもっと高く売れるのにと思いましたが其れを受け取りました。どこも値段は決まっていてシンバさんは其れも前の魔女から引き継いだ値段で売っているそうです。
クレアは其の時其の時の情勢で相場があるのにと思いましたが言われたとおりに売りました。
最後のお店で「魔女の回復薬」を売ってカウンターに座るとクレアはメニューにあったココアを頼みました。シンバさんは其処でゆっくりとしてくるそうですがクレアは急いでココアを飲むとすぐ其の店を出ました。マスターが当然だけど若い男の人で何故か其処に居るのが嫌でクレアはココアを頼んだことを熱くて直ぐに飲めなくて後悔したほど直ぐに其のお店を出たいと思いました。
半分も飲まないで店を出ると暗くなるのも嫌で急いで魔女の家に戻ってきました。
其の日は二日目の夕食のパンでやはり硬くなっていたのでシチューの中に入れて柔らかくして食べました。するとシンバさんも硬いパンに閉口していたのか真似をしてそうして食べ始めした。
次の日アクレがまた村の少女が居なくなったと下にパンを取りに行った時に言いました。
今度は13歳と14歳の女の子で其の日はクレアの農園で畑の作業に出ている人もいたが夏だったので其れ程仕事が無くて村にもどってきているひともいたので野菜畑の夏野菜の籠を背負って二人が自分達の家の方向に向かっているのは見ていた人が居ました。
そしてちゃんと魔女の森に接した道は通らずに一本中の道を行くのも見られていました。其処から其々の自分の家まで一人は10分位で一人は15分位で二人一緒という事は5分位が二人一緒の道を通るとの事で確かに魔女の森からは其の道は見えますが其れでもあれだけ大きな野菜籠事なくなっていて何も残ってないのは可笑しいという事で夏でクレア農場も仕事が其れ程無かったので其れこそ村人総出で探しに探したそうです。
其れから男達有志で例のクレアが落とされていたがけ下にも行ったそうですが新しい遺体は無かったそうです。
其れからアクレがクレアが助かったのはクレアの前に崖下の男の人が落ちていて其の上にクレアが落ちたから其の男がクッションになって助かったのだとバロルドさんと狩人が調べて行っていて二人は其の男の遺体を調べたそうで其の男は手に短いが商人が持つと言うよりも専門的な兵士が持つ剣を持っていて乾いた血が付いていたので犯人と闘って相手に深い傷を負わせているとの事でした。
クレアは其の時の事はみんなが気を使って触れない様にしていたので詳しくは来てなかったのですがアクレが其の時の話をしても意外と冷静に聞いてられる自分に驚きました。
其の人はかなり深手を負わされていたようですがクレアが落とされる時まで何日も前ではなさそうだと言う事でした。バロルドさんが色々と死体を調べたそうです。
其の男が何者だったのか?服装はシドリアル国の兵士の服装ではなかったとそうですが仲間割れでもしたのだろうか?と色々推理が出来る様になってクレアは自分が少しずつ変わっているのを感じました。アクレがいくら子供でも冷静に聞いてられる自分が居る事を実感しました。
クレアにとって何よりも心が張れるのは果樹園と野菜畑の仕事をしている時でした。
土の匂いが好きでした。そして野菜をもぐときの感覚も好きでした。
子供頃にもどったようでした。クレアが生き生きと仕事をしていると一緒に仕事をしている妖精たちも楽しそうでした。
この仕事での一番の難点はロバが言う事を利かないという事でした。
馬を上手に扱って来たクレアにとってロバの気まぐれには閉口しました。
此のロバはシンバの前の魔女が買って来たロバですが前の魔女は騎乗もしてようで専用の鞍もあるのですがクレアはまず荷馬車に付けて思い通りに走らす事が大変な作業でした。一旦へそを曲げると引っ張ろうが蹴飛ばそうがびくともしません。シンバも此のロバに苦労をしたようで馬と比べてなんとまあ其の対応の違いにクレアは毎週毎週野菜を売りに行くときにロバの扱いでへとへとになりました。
ロバの世話は此の大きな魔女の木の家に居る時は一人の専門の妖精が世話をしているのですが其sの妖精のいう事は聞くのですが其れ以外のシンバを始めクレアとなるという事を利かないのです。
ロバを世話をしている妖精は前の魔女が此の魔女の森以外は出れない様になっている為に毎回外に出してからが大変な作業でした。
突然走り出した為にクレアは何度か荷馬車から落ちそうになりました。
更に突然止まるので積んでいた果物が落ちてクレアは何度も其れを拾いに荷馬車を下りて転がって行く果物を拾い集めないといけません。
此の悪戦苦闘をやっている内にクレアは次第に忍耐強く更にロバに対して威厳を持って対応するようになりました。
ロバはクレアの自信無げなおどおどした態度でクレアをなめ切った様に思えたからです。ロバとの格闘でクレアは次第に少しずつもとに戻って言った様な気がしました。