日光まで何マイル?
- カテゴリ:日記
- 2021/12/12 01:22:36
あ、日光とはいわゆるサンシャインのことではなく
栃木県の一大観光スポットのことです、一応…。
ウチの祖父は植物の研究をしていた人らしく
大量の盆栽と植物が植えられていて、また畑を借りて
作物を育てたりしていました。
月下美人が咲いたときは、それはもう大騒ぎだったことを今でも覚えています。
おじいちゃん子だった僕は、良く畑についていったり
植物に水撒きをしたりしていましたが
時々その成果を祖父に尋ねると
「ん~ 日光の手前やな」
と返ってきたものでした。
幼稚園児には、日光という地名はもちろん知るはずもないし
言葉の意味は、全くもって『???』
だったのですが
この『日光の手前』という言葉は何故か頭の片隅に残っていたのでした。
時は過ぎ、遠足で日光へ行ったとき
この言葉の真の意味を知ることになるのですが
さすがにこれは、やられたな~
妙に感心してしまった記憶があります
現在、この言葉をたまに使い
「もう一歩で日光だったな」
などと使うと、妙に喜ばれてしまったりするのですが
恐らく伝わってないんだろうな~
まあ日光というと
豪華絢爛で完成されたイメージだから(実際には逆柱といって
永遠に完成しないものなのですが…)
そこにあと一歩と言われて
出来がいいと捉えてそうなんだよね…
ということで
この「日光の手前」の意味わかりますでしょうか?
(追記:という名の解説)
家康公の眠る日光へは毎年、天皇の代理として
例幣使というものが派遣されていました。
京都から中山道を使い、滋賀、岐阜、長野を抜け
群馬県の倉賀野宿からは、北へルートを変え日光を目指します。
この倉賀野から日光までのルートを
『日光例幣使街道』と呼びます
全部で21の宿場を持つこの街道の
最後の宿場(つまりもっとも日光に近い宿場)が
『今市宿』 となります。
日光の手前とは、この今市宿ことで
イマイチ ということなのですw
関東の人間でも、歴史や地理に興味がないと気づかないかと思います
まあダジャレに近いものがありますしねw 使うチャンスがあったら使ってみてください!
聞いたこともなく…でもイマイチだとは思いも浮かばず…
私も言われたら意味が分からず喜んでそうです( *´艸`)
勉強になりました!
わかってしまうとは、なかなか教養高いですね。
ちょっとした洒落なんでしょうが、面白いですよね。
それ地図眺めるか現地の人かでないと分かりませんなw