Nicotto Town



架空の人を好きなのかもしれなかった。

私って、現実を見ない傾向にあったから、いわゆる


「恋に恋する」的な感じで、人を好きになる傾向があった。

現実に目の前に人がいても、架空の偶像に奉り上げて人を好きになってしまうことがよくあったような気がする。

なので、「そんなひとはいない。」

そういうことになる。

人間は、時がたてば、年だって取るのだし。

容姿も若いころは大抵の人は肌がきれいで、輪郭が美しくてイケメンなのだ。

時間がたって「こんな人いたよね?」

そう聞いたら、

「そんなひといない。」

そういう風になっていそうです。

時をかける少女の出てくる「ケンソゴル」みたいな感じで、

クラスにいた記憶で、実際はいなかったみたいになっていそうです。

でも、BTSの物語と違うところは中学の時も高校の時もどこにもいなくて、

職場に入ったら、いきなりそこにやってきた人だったら、今思い出しても、

確かにそこにいたんだと思う。

でも、もしかしたらその人にとって、私は目の上のたん瘤でしかないかもしれない。

だから、忘れてあげた方が良いのかもしれない。一度は記憶から消えたはずだったんだけど、

東方神起からの流れで、BTSで、確かに思い出してしまった。

そういえばと、振り返ると、ラルクアンシエルでも思い出すことがあるように思う。

いったい何だったんだろう?

単なる勘違いだったのかもしれないね。

よくあることなのかもしれない。

人数が多すぎて、アートになるくらいの事だったのかもしれない。

人数が多すぎて、政治になるくらいの事だったのかもしれない。

なので限定して一人の事ではなかったのかもしれない。

でもね、

私の記憶にははっきりと、残っているのです。

ちゃんとした、一人の人物として。

それでも、離れていた39年間の事を思えば、いなかったと同様だったのかもしれないね。

姿も見たことがないし。

その間私は夫と34年間も一緒にいたのだから。

その間私のほうは忘れていたのだから。

いったいなんで、思い出しちゃったんだろう?

思い出したことに、何か意味があったのだろうか?





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.