日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/11/24 00:24:50
こんばんは!24日(水)は、北日本日本海側や北陸では、
雪や雨が降り所により雷を伴い荒れた天気となる見込みです。
暴風や高波に警戒し、大雨による土砂災害などに注意、警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風、降雹にも注意が必要です。
北海道太平洋側や関東から東海は概ね晴れますが、
東北太平洋側では曇りや雨となりそうです。
西日本は雲が広がりやすく所々でにわか雨や雷雨があり、
差人では雪が混じることもあるでしょう。南西諸島は概ね晴れる見込みです。
長く険しい
尾根道
深まる秋
奥日光の
絶景
秋色の奥日光へ
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女峰山
〇ネイチャーガイド 安倍輝行さん
安倍輝行さん。
新潟の出身ですが、日光の自然に魅せられ、20年前に移住。
ホテルに勤める傍ら、ネイチャーガイドをしています。
*撮影:10月上旬
前回は岩が露出した険しい道。
しかもアップダウンの連続、秘境感満載を感じる所までの紹介でした。
今回は植物の紹介から始めます。
〇ナナカマド
真っ赤に染まったナナカマド。
青空に映える~。
〇ベニサラサドウダン
黄色とオレンジに輝くベニサラサドウダン。
「熟しましたね」
〇オオカメノキ
「こちらオオカメノキという木なんですが、
美味しそうに見えるのが、多分こちらの赤だと思うんですけども、
熟してるのはもう黒なんですよ」
「さらに良く見てみるとですね、もうなんと、来年の準備を初めているんですよ。
ここ二つの枝の先に芽があるのが分かるでしょうか?」
〇葉の芽
「こちらは来年の葉っぱの芽です」
〇花の芽
「で、こちら花芽、随分形が違って見えますよね?
来年の話をすると鬼が笑うなんて言いますが、
だいたい植物の世界では秋を迎える前に、来春の準備が完了しています。
ここには紫陽花のようなお花がね、春になると咲きますから、
その頃はとっても、こう気持ちを和らげてくれると思いますよ」
登り始めて3時間半
「あ~、抜けた~」
「女峰山の山頂、見えましたよ」
〇女峰山(2483m)
「正面の山、一番高~い所」
あれが目指す女峰山か~?
「ずう~っと右手に、こう尾根が続いているように見えると思うんですが、
ここの区間を一里ヶ曽根(いちりがそね)と呼んでいます。
〇一里が曽根
〇一里≒4km
一里はおよそ4km。
長い尾根が続くことから、この名前が付いたそうです。
「まだまだこれから尾根を辿(たど)って、
え~、歩いて行くことになりますね。
じゃあ引き続き参りましょうか?」
一里が曽根を進んで行きます。
道はこれまでに比べ、少し緩やか。
「今まではね、急な登りが多くて大変でしたけど、
しばらくあちこち景色を眺めながら進めますね」
「このルートはほんとに楽しめるルートなんですよ。
アップダウンもあれば、こんな風にのんびりと散策出来るような
雰囲気の場所もあって、景色変化も楽しめるのがこのコースのいいとこですね」
「よいしょ~」
「あ~」
「はぁ」
「はぁ」
「じゃ、ちょっとこちらの方へ」
「見ていただくと、ぐる~っと今歩いて来た稜線。
それからこれから進む稜線というのが、ずうっと繋がっているのが
分かります~?
ここ、馬蹄状(ばていじょう)に谷が空いているんですが、どうやらですね、
ここ元々、今見えているところ、ぜ~んたいで、大きな山なんだそうです」
え~。
「それが崩壊をして、今この谷が空いていると」
「ほんとにここは大きな山体の時だった。
いったい山頂はどこにあったんだろうと思いますねぇ。
見たかったな~と思いますね」
太古の姿に思いを馳せながら、稜線を進んで行く。
標高は2200mを超え、風も冷たくなってきた。
ここで山旅スタイル。
<山旅スタイル>
稜線歩きの準備
天候が急変しやすい秋、稜線を歩く際にはしっかりした準備が大切です。
「日光の山は関東地方ということもあってか、
意外と油断をなさっている方もいらっしゃるようなんですね。
実はこの日光の山は9月の下旬に霧氷が出るなんていうこともあるんです。
ですから気温が零下になる想定というのも必要になって来ますね」
〇標高100m↑ 気温0、6度↓
標高が100m上がるごとに、気温は0、6度下がるといいます。
〇風速1m↑ 体感温度1度↓
さらに風速が1m強まると、体感温度は1度下がるとも。
〇市街地に比べ 山頂は10度以上低い
日光の町中と比べて、山頂付近は10度以上気温が低く、
風が吹くと体感温度はもっと下がります。
〇稜線に出たら・・・
防風対策にレインウェアを羽織る
「え~、まず最初はレインウェア、特にこれから進む稜線では
風が強いことが多くありますから、風除けの対策として
レインウェアを着て行くといいと思います」
〇昼食等で長く休憩するときは・・・
レインウェア+ダウン
「さらにゆっくりと休憩したい時には、
その中にダウンを着こむというと、より暖かく過ごせると思います」
秋は薄手のものでOK.
最近は濡れても保湿力が落ちないものもあります。
指先を守ることも大切です。
〇指先対策に・・・
薄手の手袋+防水・防寒の厚手の手袋
薄手の手袋の他にもう一つ、防水防寒効果のある厚手のものを持参して、
重ねて使うと、より安心です。
いよいよ女峰山の山頂へ。
今回はこの辺りで終了と致します。
次回は最大にして最後の難関の所から始めます。
お月様が美しい水曜日をお疲れ様です。
とんでもありません、あはは、忍耐ですね。
いつまで続くかです。
ももさん、よろしければ後ほど部活でお話をしませんか?
どうぞよろしくお願いします。
良く書けるしよく続く(;'∀')