Nicotto Town



猫のケージ

こんにちは^^


今日は、猫のケージを洗い、収納しました。なんと一年と数か月も出したままになっていたのですが、とうとうしまうことにしました。

わが家には2匹猫がいます。2匹ともメスの三毛猫ですが、今日はケージを使っていた猫、みつまるについて話してみようと思います。
みつまるは、もともと野良猫でした。コロナでリモートワークになった父が、晩御飯後のお散歩を習慣化してから出会いました。みつまるは、父のお散歩コースにいつも現れ、必死で鳴きながらついて来ます。その必死な姿に心を打たれ、我が家で迎えようという話になりました。
ちなみに「みつまる」という名前は、僕が命名しました。白色の多い三毛猫なのですが、背中に大・中・小のぶち模様があることに由来します。その背中を見た瞬間に「3つ丸!」と声を出してしまい、「みつまる」という名前になりました。
野良猫のみつまるを洗濯ネットを使って捕獲し、その足でかかりつけの動物病院へ。避妊手術をしているか、ウイルスに感染していないかなど検査してもらいました。動物病院に入院した次の日、晴れて我が家の一員となりました。昨年の夏の話です。
しかし、いままで野良猫として生きてきたのです。初めて家の中という環境に入り、ケージに閉じ込められて、大層怖がっていました。ケージの扉を開けてあげても、出てこれなかったり、目を離したすきに家の中のどこかに隠れたり。最初は、あまりにも拒絶されるので、寂しく思いました。それでも飼い主として出来ることは、時間をかけて愛情を注ぎ、彼女の家族になるということだけでした。
半年くらい経つと、みつまるの緊張が解けてきました。ケージから出て、いろんな部屋を物色し、人間に近づく機会も増えました。ただ、やはり撫でようと手をかざすと驚いてしまいました。野良時代に嫌な目に遭ったのかもしれません。ただ、この頃から彼女にとってケージや、ケージの置かれた部屋はテリトリーとなっていて、この部屋なら安心できるようでした。その様子をみて、僕たち家族も安心していました。

では、どうしてそんなケージを今回片付けてしまったのか。
家に来てから一年と数か月。彼女は、完全に家族の一員になったからです^^一番懐いている母と、夜は一緒に寝ていますし、家じゅうを歩きまわり、ご飯をねだってきます。こうして活発に、そして臆せずに話しかけてくるみつまるを見ると、うれし泣きしてしまいそうになります。
そんなみつまるにはケージは必要ないと判断し、この度収納することにしました。いろんな思い出と共に箱に収納されたケージですが、みつまるのテリトリーになってくれたことに感謝しています。改めて、ケージから卒業おめでとうと伝えて抱きしめてきます♪

今日はみつまるのお話しでしたが、もう一匹の猫についてもお話しできればと思います。我が家は、猫とご縁のある家系ですので、お話ししたいことがたくさんあります^^

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2021/11/18 15:29
まっちゃんさん、温かいコメントをありがとうございます^^
確かに、ケージを片付けるという文字だけでは悲しい物語とも想像できますね。盲点でした……><
猫と暮らしていると、言語は通じていないものの、明らかに通じ合う瞬間を多く経験します。そのたびに、どうしてこの子の言うことがわかるのだろう?どうしてこの子に伝わったのだろう?と不思議に思うものです。
僕の駄文で、愛情が伝わったと言って下さり光栄です。とても嬉しいです^^ありがとうございます。
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2021/11/18 15:07
運命の出会いという感じがします。
動物と人間のあいだには越えられない溝がありますが、両者がていねいに時間をかけて歩み寄る物語には胸を打たれました。
最初にケージを片付けたという一文を提示されたので、悲しいお話しなのかなと思っていたら、良い意味で裏切られて、ほっとしました。
新しい家族に対する蛍さんの愛情が素直に伝わってくる名文です。
心が温まりました。



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