日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/10/27 01:02:18
こんばんは!27日(水)は、北日本で雲の多い天気となり、
夕方以降は所により雨や雷雨となるでしょう。東日本から西日本や南西諸島は
広い範囲で晴れますが、関東や北陸では雲が広がりやすく、
にわか雨の所もありそうです。
台風20号は今後、日本の南を北上し28日(木)には強い勢力となって
小笠原諸島に接近する見込みです。小笠原諸島では暴風や高波に厳重に警戒し、
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒してください。
今後の情報にご注意ください。
訪れるのは南アルプスの悪沢岳(わるさわだけ)。
広大なお花畑と大展望の稜線を辿(たど)ります。
天空のお花畑
稜線からの絶景
険しい山道
花咲く岩の峰
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南アルプス 悪沢岳
南北120kmに及ぶ南アルプス。
その一角に聳える標高3141mの悪沢岳。
日本で6番目に高い山です。
静岡駅から車で3時間。
林道の入口で案内してくれる方と待ち合わせ。
案内してくれる方「おはようございま~す」
おはようございます。
〇赤石小屋 管理人
高橋千亜紀さん
「今回ご一緒させていただきますガイドの高橋で~す。
よろしくお願い致します~」
仙台で暮らす高橋さん。
南アルプスに魅せられ、毎年のように通っています。
東日本大震災が起きた時には、この地域の人々から支援を受け、
それをきっかけに山小屋の管理人をするようになりました。
今回はどんな山旅ですか?
「あの~、南アルプスのいわゆるぁ南部と呼ばれる所なんですけれども、
まぁ、山がまず深い。
これが、え~、特徴になってます~。
またですね、スケールの大変大きいお花畑がありますので、
多分、えっ、南部ってそんな所あるのっていう方が多いと思うんですけれども、
実際ご覧なっていただけるので、楽しみにしてください」
〇山が深い
〇お花畑
悪沢岳を目指す三泊四日の山旅。
一日目は林道から樹林帯を抜けて山小屋へ。
二日目、富士山を望む稜線を歩きます。
三日目、南アルプス最大級のお花畑を通って悪沢岳に登頂。
下山はさらに一泊して林道入口へ戻る健脚者向けのコースです。
*撮影:7月下旬
「はい、それでは出発致します~」
朝7時スタート
「通常ではですね、送迎バスっていうのが迎えに来てるんですけれども、
今回はコロナの影響で、残念ながら皆さんには歩いていただいております。
足慣らしだと思って、頑張りましょう」
まずは林道を行くんだ。
「あっ、ちょっと吊り橋見えて来たんで、ちょっと寄り道してきましょうかね?」
吊り橋?あれですか?
「え~、長さが130mになります~。
足元を注意してください、落ちないように」
結構な高さですね~?
幅も狭い。
うわ~、足がすくみそ~。
「下に綺麗な流れが見えてますけれども、これが大井川になります~」
〇大井川
南アルプスを源流とする大井川。
「じゃあこの辺で止まりましょうか~?」
「この辺り見ていただきますと、南アルプスの代表的な地形というのが
お分かりいただけると思います~、V字谷と呼ばれる所です~」
〇V字谷
ほんとだ、見事にVの字になってる。
川の流れが険しい谷を創ったんだぁ。
元のコースに戻って、シラビソの森へ。
「この辺り歩いてて気づくと思うんですけど、
甘~い匂いが何となく漂ってつんですよね」
ほんとだ~、いい香りがするな~。
「まぁ、あの~、近く寄っていただくと、お分かりいただけると思うんですけど、
そうですね、あっ、ちょっと樹液付いてますね、これね」
〇シラビソの樹液
「これがとってもいい匂いなんですよ」
ほ~、この樹液か~?
「失礼して、う~ん、ほんとになんていう、なんというんでしょうね、
柑橘系の匂いがするんですけど、これがまたねっ、通にはたまらなくって、
この樹液をミッキーなんかに入れるととてもいい匂いがするんですよ。
あたしはね、あの~、箪笥(たんす)の中にハンカチとかにこれ、
ちょっと付けて入れとくと、箪笥の中が凄くいい匂いするので、
あたしは結構そういうの好きです」
歩き始めて6時間
「ここが歩荷(ぼっか)返し」
歩荷返し、ここから歩荷さんでも引き返したくなるんだって。
石がゴロゴロして根っ子も張り出している。
確かにこれはきつい。
高橋さんも山小屋まで荷物を上げているんですよね~?
「まっ、あの一番多くて30kgぐらいですね」
30kg?
「はい、でもそれ以上無理です」
「えっ」
「でも小屋に着いたら、みんな待ってるからと思うと
なんとなくね頑張れちゃうんですけど」
「は~」
「よいしょっ」
「はい、小屋まであと30分だよ、はい」
歩荷返し終了。
〇ボッカ返し終了
ふぁいと~
小屋まであと30分だヨ
赤石小屋
イラストが可愛い。
「これあたしが作ったの、あははははは。
あっはははは」
山小屋が見えてきた。
「はい、小屋到着ですね」
ここが高橋さんが管理をしている山小屋。
「は~、お疲れ様でした、約9時間の旅です~」
お疲れ様です。
今シーズンはコロナの影響で山小屋は休業中。
今夜はどこに泊まるのかな~?
「はい、じゃあ今日はね、え~、こちらの方で泊まりたいと思います。
赤石小屋、倉庫棟となっていますが、冬季小屋として使っております」
〇冬季小屋
「はい、ではこちらの方ね、入ってまいりましょう」
冬山登山をする人達が利用する冬季小屋を特別に開放しているんだそうだ。
冬季小屋に管理人はいません。
高橋さんに、無人小屋に泊まる時のマナーを教えてもらおう。
今回はここで終了と致します。
次回は高橋さんに無人小屋のマナーを教えていただきますところから始めます。
そうですね、過酷です。
はい、歩かれました。
そうですね、不安ですよね?
ももさん、どうもありがとうございます、いつも。
歩荷返しにも負けず歩いたんですね(*^^*)
無人小屋って不安じゃないですかね?w