Nicotto Town



死化粧師


三原ミツカズというゴスロリ系服を描くのが得意な漫画家がいるのだが、彼女の作品に死化粧師というものがある。御遺体に防腐処理を施し触れても感染症にならない状態にしてから化粧したりして生前の姿に近づけるという職業を題材にしたものだ。

私この作品がとても好きで単行本を買った。アメリカではエンバーマーといわれ弁護士並みに社会的地位が高いらしい。かの有名なマリリンモンローやマイケルジャクソンは埋葬されずにエンバーミングされてずっと御遺体を飾られているという都市伝説をテレビでやってたことがあってほんこわだった。アメリカ様の考えはよくわからないけどたしかにこの二人は埋葬してしまうのはもったいない。でも亡くなった人がずっと飾られているなんて怖すぎる(T . T)私は最近死のことをよく考える。毎日死ぬ日がだんだん近づいていってるのかと悶々とする。
4年前祖父の葬儀に出席したのだが葬式の雰囲気だけはどうも苦手だ。しかし病院や葬儀会場で祖父が何度も専門家に体を清められて最後のお別れの準備が整うのを見るとなんとなく気持ちの整理がつくのが不思議だ。立派な職業だなと思う。
自分が死ぬとあんな狭い棺に入れられて焼かれてしまうのか……と思う。やっぱりリビングデッドドールになりたいのであった。




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