北海道離島の旅
- カテゴリ:日記
- 2021/08/06 00:02:16
コロナ禍で巷は大変なことになっていますね。
北海道も蔓延防止が出る前に、既にフェリーも予約済みだったのと、規制がでる前に島に入っていたので離島の旅をしてきました。
北海道内の目ぼしいところは殆ど廻っているので、毎年訪れている利尻、礼文ではなく奥尻島に行ってきました。
現在の奥尻島の交通アクセスは、函館空港から飛行機と江差からフェリーの航路の二つだけで、昔あった瀬棚航路は無くなってしまい、なかなか奥尻島にゆくのが難しくなった気がします。
夏の沖縄、南国の島も素敵ですが、私はやっぱり北の島が好きだと実感しました。
南の島ほどは派手さはありませんが、海も山も綺麗で海の色は奥尻ブルーと呼ばれています。
北海道では利尻島に次ぐ二番目に大きな島で、森が深い印象を受けました。
道路も細いところが多く、あちっこっちにエゾタヌキの溜糞があって森が豊かで天敵がいないんだなと思いました。
ブナの木の北限は黒松内町と奥尻島でもあり、南方系の森林の北限、北方系の樹林の南限で森の中を歩いているとコマドリやアオバト、キツツキの仲間の鳴き声が聞こえてきます。
島の固有種のオクシリエビネ(ランの仲間)は記念切手にもなっています。
今回は島の西の北追岬でキャンプをしてきました。
近くに神威脇温泉、奥尻ワイナリーが近所にあり、北海道の一番西に位置する場所にあります。
実際は一番西にあるのは、無人島の渡島大島なのですが無人島なので奥尻島の北追岬が北海道の最西端になっています。
普段は新日本海フェリーで奥尻島を眺めていましたが実際に訪れてみると見た目よりも山な感じです。
キャンプ場からもフェリーの航行見られて、いつもあの船に乗っているんだなって思いました。
滞在中は天気が悪く最後の夜だけはスッキリと晴れて、天の川まで見られることができ、夜更かしをして夏の星空眺めていました。
結構な数の流れ星も見られてましたが、願い事をするのも忘れて見入っていました。
奥尻島は1993年に北海道南西沖地震で青苗地区が壊滅状態になりました。
島の北の稲穂地区に津波が到達するまでに約1分、西側の藻内地区は30m近い津波で全滅、青苗地区の街も津波に流されて、その後の火災て甚大な被害が出ました。
この時は、夜だった事と、まだスマホも普及していなかったので殆ど映像は残っていません。
もしこの時の映像が残っていたら、東日本大震災の時の津波の被害はもっと少なくなったと思います。
そんな震災を乗り越えて、島の人達は島を愛し生活をしています。
島のスイーツ、「ボラ」名前の由来を聞いたら少し心がグッときました。
青苗地区で食べた北海寿司さんの限定ランチセットはビックリするくらい安くて美味しかったし、お店の人の心遣いに思わずまたきたいと思いました。
島には水田、葡萄畑があり、島のお米と水で作った島でしか売っていない日本酒もあり、島のブドウで作ったワインもあります。
ブナの林の伏流水も優しい味がします。
きっと今日も、奥尻の森ではエゾタヌキたちが元気に走り回り、鳥たちも豊かな森で囀っている事と思います。
長文失礼をいたします。
北海道は広いですね~!
ググっていると、鍋釣岩と海の写真が多数出てきて、奥尻ブルーに見とれました。
島の深い森の緑と海の青が素晴らしいですね。
オクシリエビネも、先日ググりました。エビネを想像していましたので、
ちょっと変わった形でびっくりしました。妖精?クリオネに少し似てますね!
森が深く豊かなのは、南方系と北方系の樹林が混ざっていることが、
理由の一つなのかな?
動物たちがたくさん生活しているところでキャンプするのは、
怖かったりしないですか? 私はびびりなので、夜は眠れなそうです。笑
その代わり、星空は最高でしょうね。流星群に当たらなくても
散在の小さな流星でも周りが暗いからたくさん見えたようですね!☆彡
ボラの由来、そういうことだったんですね。魚のボラかと思いました。
震災を乗り越えてきた島の人たちの島への愛を感じます。
(クリルさんの北海道愛もしばしば感じています^^)
同じ日本でも、アスファルトだらけでヒートアイランド状態の場所もあれば、
深い森の中で動物たちが普通に生活している場所もあって、
なんとも言いがたい気持ちになりました。
今日も知らなかったことを知ることができて、少しだけ賢くなりました。
素敵な日記をありがとうございました^^
ありがとうございます!^^