Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


オリンピックというトラウマ



アスリートやオリンピック関係者から、
感染が拡大することは少ないと思うんだ。

アスリートは毎日PCR検査しているらしいし、
ワクチン接種を済ませている人も多いだろうし、
オリンピックに参加できたのだから、
アスリート自身も感染には気をつけるだろうしね。


やはり、問題は、感染が拡大している状況で、
オリンピックを開催していることにあると思う。

より一層の行動自粛が必要とされているにも関わらず、
「オリンピックもやっているのだから、感染防止を徹底すれば、大丈夫」
といった理屈が成立してしまうでしょ。
実際、その理屈でゴルフコンペしていた人もいたみたいだし。

それに開会式の時、国立競技場の中は無観客でも、
国立競技場の周辺は、すごい人出だったらしい。
こういう時は、人々の関心が集まることをしてはダメなのよ。

ただでさえ医療が逼迫している時に、
熱中症で倒れるような人が出るイベントを開催するのも、問題だと思う。
開催しなければ、熱中症で倒れる大会関係者やボランティアは減るし、
競技会場に待機する医療関係者も減らせるしね。

選手たちにも失礼だと思う。
そもそも東京の夏は屋外競技をするコンディションではないし、
応援や歓声のない場所で競技させるのも、
純粋な競技会や世界選手権ならばあり得ても、
「スポーツの祭典」ならば、あり得ないでしょ。


結局、アスリートや観客のためと言うよりも、
政権のメンツや支持率、IOCの営業上の都合なんだよね。
スポーツの政治利用だし、スポーツの事業活用。
選手や観衆が目的ではなくて、
政治や事業が目的で、選手や観衆はその手段に過ぎない。
本末転倒。目的と手段がひっくり返ってしまっている。

もう止めようよ、こんなオリンピック。
パリ、ロサンゼルス、ブリスベンまでは開催都市が決まっているようだけど、
そこから先、手を挙げる開催都市なんているのだろうか。

少なくとも日本では、これがトラウマとなって、
先の戦争と同様、オリンピックが開催されることは、
このトラウマを知る人が生きている限り、語り継いでいく限り、
もう二度とないのではないかしら。

選手がどれだけメダルを取ろうと、
そして、その瞬間はテレビを見てどれだけ感動しようと、
日本社会の人々全体のトラウマになるようなことをしている時点で、
このオリンピックは失敗よね。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.