Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


1223番:ジュール叔父さん(1)再掲

一回目は1183番に書いていますが、探しに行くのが遠くて
大変なので、再掲します.


  モーパッサン短編集(1)より

  『ジュール叔父さん』
                  A M  アシールベヌーヴィル

MON  ONCLE  JULES

         A M.* Schille Bénouville:       


——————————【1】——————————
Un vieux pauvre, à*¹  barbe blanche,  nous demanda
l'aumône.  Mon camarade,  Joseph Davranche, lui
donna cent sous.*²

 ——————————訳————————————
白ひげの貧しい老人が私たちに施しを乞うた.  仲間
のジェセフ・ダブランシュはその老人に100スー
のお金をあたえた.

————————— ≪註≫————————————
A M は  À  Monsieur.  旦那様へ
A M.* Schille Bénouville でアシール・ベヌー
                       ヴィル氏に捧ぐ
*¹ à  このà は「~へ」ではありません。{~を持った」
という意味でayant とかavec に置き換えると理解しやす
いと思います.  但し実際に置き換えるなら、バランス的に、
sur soi などを補充して、avec barbe blanche sur soi  あるい
はayant sa barbe blanche sur les joues といったところでしょ
うか.
l'aumône (f) 施し、恵み
*² sous [スー] (pl) <sou (m) スー
      (5サンチームに相当する昔の貨幣単位) .
    un sou は cinq centimes なので vingt sous が un franc
   本文の100スーは、5フランのこと.この場合どちら
  に訳してもよいとのことです.





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