膝の上の紙袋・・・
- カテゴリ:日記
- 2021/07/15 01:40:48
花を携えお盆の墓参りに行った
電車に乗るとうまい具合に席が一つ空いていた
席に座り前を見ると
一人の中年の女性の紙袋に目がいった
膝に抱えていたのは
黒字に金色の虎が描かれた紙袋
虎屋の羊羹である
「食べたいな」
甘党の自分はそう思った
そう言えば亡き父も羊羹が好きだった
父の祥月命日にはその店の羊羹を供えた
最初は・・・である
今年はセブンで甘いものを買ってきて供えた
それも自分の好みのものだ
そしてすぐに食べてしまった
月日が経つと想いの比重も変わって来るのか?
デパートで買うのがコンビニへと変更になるのか?
いや価格ではない
そう自分に言い聞かせる
そんなことを思っていると
その女性は大切そうに袋を下げてある駅で降りて行った
入れ違いに乗ってきた若い女性が
わたしの前の空いた席に座った
なんとなく喉が渇いた気分になった
姿勢よく座った彼女の膝の上には
スタバの紙袋がちょこんと載っていた
有名デパートには大体入っています
といってもヤングには未知の分野かも?
値段も良いけど味も良い
ブランド品なのかな^^
わたしは知らなかったのですが、関東では有名なのでしょうか?
今度機会があったら、羊羹探してみますね^^
もうすぐお盆ですね。
母がわたしの住む街に来てから、お墓のある地元へ行く機会がなくなりました。
もし母が他界したとしても、こちらで供養する予定です。
一緒に暮らしていた祖父と伯母は、心の中で手を合わせておきます。
お迎えとかお見送りとか‥お盆の風習をできないのはちょっと寂しいですが‥;
練り羊羹、蒸し羊羹、水羊羹・・・ついでに芋羊羹
色々な羊羹があります
それぞれがそれぞれに美味しいです
饅頭に煎餅も良いですね^^
渋いお茶も良いけど
コーヒーによく合います
美味しいものを食べていると
幸せと単純に思ってしまいます
粋生夢詩 様
大切なのはお父様を思う気持ちです
それだけで供養になると思います
お酒を飲みながらの一人語りも然り
それはそれでお父様も喜んでいると思います
シフト制の仕事に就いてから
新盆の親父の墓前へのお参りはしなくなった。
「離婚する」と言いながらだらだらと
生活をつづけている僕ら夫婦に
兄姉が呆れて呼ばなくなったのもある。
そうして十七回忌はうやむやになってしまった。
菩提寺を訪れることも実家の仏壇にも
向かうことがなくなって幾星霜。
それでも親父の命日には好きだった日本酒を買ってきて
それを呑みながら一人語りをすることにしている。
供養にもならないけれど・・・。
眩しいばかりの羊羹
ぎんいろに包まれたまばゆいばかりの
銀色の包みに包まれている
滑らかな肌が日に光って
食べるのを惜しくなる
父が買ってきた洋館
虎屋のものもあったのかもしれない
田舎町にとってその洋館は
外国生のお菓子とも肩を並べていた
母が切って
私達が食べたい
いけない物を口にするように
滑らかなそれを味わった
今ではすっかり口にする事はなくなった
光り輝く羊羹
たまには買ってみよう