日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/07/07 00:31:32
こんばんは!7日(水)は北海道から東北北部で雲が広がり、
一部でにわか雨がありそうです。東北南部や東日本から西日本は、
雨の降る所が多い見込みです。東日本から西日本の日本海側では、
雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があり、
比較的長い時間同じ場所で雨が降り続く恐れもあります。
土砂災害などに警戒し、落雷や突風にも注意してください。
南西諸島は概ね晴れるでしょう。
富士山を眺めながら
花咲く峰々を越えていく
やがて大きな川となる
多摩川の源流
深い森に息づく新たな命
緑あふれる大パノラマが
待つ頂へ
雲取山
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水と緑の秩父縦走
*この番組は2018年7月に放送したものです
〇木下浩一さん
雲取山の麓の村で生まれ育った木下浩一(きのしたひろひと)さん。
幼いころから秩父の山々を歩き、今は雲取山で山小屋を営んでいます。
*撮影:6月初旬
前回は笠取山山頂到着の所までのご紹介でした。
今回は笠取山の山頂のご紹介から始めます。
〇笠取山山頂(1953m)
ようやく最初のピークに着いた。
「木を植えてこの森がまたこう戻って来たっていう、そういう風な森。
最初に植えた木は500年ぐらい経つような木もあるようですね。
この森の中にとりたてとかそういう色んな多くの種類の生き物が
生きられるのは、やっぱ緑のお陰だなと
そういう風な思いはやっぱありますね」
いよいよ雲取山を目指して標高2000mの縦走が始まります。
コメツガやシラビソの針葉樹の林、木の下は笹が一杯。
「しばらくはこの笹の中を通ってく道でほぼ水平に歩いてくって感じですかね」
陽当たりのいい南斜面には笹が良く茂るそうです。
歩き始めて3時間半、道が険しくなってきた。
「岩場ですね、気をつけてください。
ステップを確かめながら、はぁ、はぁ、う~ん」
は~い。
岩に足を取られないよう気をつけて行こう。
「はぁ、はぁ」
「あっ、ここに、ここに咲いてるのはヒメイワカガミです」
〇アカバナヒメイワカガミ(ピンク色のお花)
「こういう風にこう岩の所で良く見られますね」
険しい岩場にも小さなお花が健気に咲いてるんだ。
「ほっとする、しばらく眺めていたいような気分になりますけど」
「あ~、綺麗なシャクナゲの花が見えてきました」
わぁ~。
〇アズマシャクナゲ(薄いピンク色のお花)
アズマシャクナゲってこんなに高い岩場に咲くんだぁ。
あ~、富士山、シャクナゲと富士山を同時に見られるなんて
何だか贅沢な気分。
あっ、あそこの斜面にピンクのお花が満開。
〇トウゴクミツバツツジ
稜線に咲くお花たちの共演だ。
〇サラサドウダン(ピンク色のお花)
稜線を歩くこと2時間
「はぁはぁ、あの、ちょっとお見せしたい場所がありますから、
あの、西御殿岩、あの行ってみましょう」
えっ、西御殿岩って何?随分洒落た名前ですねぇ?
寄り道すること20分
「はぁ、はぁ、西御殿岩到着です」
〇西御殿岩(2075m)
「お疲れ様でした」
〇和名倉山(2037m)
わぁ~、360度の大展望、ここからは北側も開けてる。
〇両神山(1723m)
あれが修験の山、両神山(りょうかみさん)。
〇大菩薩嶺(2057m)
南には大菩薩嶺(だいぼさつれい)の向こうに富士山が雲に跨ってる。
「まだ遠いですけど、向こうの方に見える山が雲取山。
ここから目指す山です」
まだ随分先だな~。
「まだ結構ありますね」
幾つもの峰を越えた先にある雲取山、まだまだ頑張らなくっちゃ~。
歩き始めて7時間、ようやく今夜泊まるしょうげん小屋に到着です。
「ふぅ~~~」
<無人小屋の使い方>
平日は無人だという山小屋。
管理人のいない小屋の使い方を教えてもらおう。
「秩父の縦走路には何箇所か無人小屋があります。
その利用の仕方をご紹介しましょう」
〇予約は不要
まず予約は必要ありません、そのまま入れます。
ただし無人小屋には基本的に何も置いてありません。
〇食べ物や水
寝袋は持参する
食べ物や水は勿論、寝袋も持って行きましょう。
〇戸締りをし
ゴミは持ち帰る
泊まった後は虫や動物が入って来ないよう、
戸締りをし、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
〇「無人小屋はみんなで守る」と意識する
大切なのは「無人小屋はみんなで守る」という意識。
〇異常を見つけたら
山小屋や自治体に連絡する
雨漏りや壊れたところを見つけたら
管理している小屋や自治体に連絡しましょう。
今回はこの1日目の最後のところで終了と致します。
次回は2日目から始まりまして、いよいよ雲取山山頂を目指します。
どうも遅いお時間に読んでいただき、コメントをありがとうございます。
そうですね、おっしゃるとおりですね。
先程BS日本百名山の色々な山の番組で、萩原編集長という方を中心にした内容がありましたが、
上手く山小屋を使用しながら、上級者の方と同行をすると、
初心者の方でも多少距離があったり、難しそうな山でも登山を楽しめるようなことを
おっしゃっておりました。
ですので山小屋は色々な意味で重要ですね。
感謝を込めてみんなで守るんでしょうねw