ポンド氏の逆説
- カテゴリ:日記
- 2021/06/20 11:04:17
数学パズルの話になって
今週は思いがけず「数学ウィーク」と
なってしまったブログですが、そのおかげで
意外と女性の方でそういうのがお好きな方が何人か
「ブログのタイトル」で読みに来てくださいました(笑)
ありがとうございますーヽ(^o^)丿
その中のお一人が論理パズルがお好きということで
「パラドックス」系の話でも♪
今日のタイトルの本はG.K.チェスタトン。
古のミステリ作家の本です。
「ブラウン神父シリーズ」で有名な方。
なのですがぁ、この方のミステリって最初に
読んだ時、ものすっごく退屈で(笑)
たまたま学生時代に古本屋で100円均一のなかに
あったので買って読んだのが最初。
ミステリマガジンなどを読んでいて良く登場する方々が
「チェスタトンのブラウン神父」を話題にする
ことがちょいちょいあったから読んでみたら
なんか思ったんと違うなーと(^▽^;)
ところが、ある時思い出して読み直したら
めっちゃ面白いんですよ。最初に読んだときに
なんであんなに退屈だったのか謎です(笑)
そんなこんなでチェスタトンの本を手に入れられるだけ
読み漁りました中にあるのが「ポンド氏の逆説」。
パラドックスまみれですわー。
久々に本棚から引っ張り出してみますと
「規律が整いすぎて何一つうまくいかない」とか
「命令に忠実すぎて失敗する」とか。
「呑み込みが良すぎて、なにも呑み込めない」とか
「意見が一致しなかった間は平和だったのに・・・」とか
詳しくは本編をお読みください(笑)
なかなか含蓄のあるミステリですけどね「ブラウン神父」も。
私がこれを読んでいつも心がけるのが人物を判断するのに
「その人の周りの部下を見ろ」みたいな話ですね。
子を見れば親が分かる
これに近いかな。当人がどんなにうまく取り繕っても
部下の挙動を見れば、まあ間違わない(笑)
そんなこんなでチェスタトンの本は
物事を見るときの役に立った気がします。
さて、パラドックスの基本としては
「自己言及」というのがありますね。
正直者が「私は嘘つきです」といったら
それは正しいのか?
嘘つきが「私は嘘つきです」といったら?
なかなか頭がこんがらがりますね(笑)
他にも
「この文は13文字である。」
という文は13文字ではないのに
「この文は13文字ではない。」
という文が13文字だったり(笑)
(句読点も1文字とする)
詐欺師の問題なんかも数学パズルには
よく登場しますので、そういうのをぜひ読んでもらいたい♪
もっとも実際の詐欺師たちは
数学の問題に登場する詐欺師たちより
ずっと巧妙で心理学にも、たけておりますので
お気を付けください。
当地でも、そんなにご高齢ではない方が
最近ちょいちょい「還付金」「未払い」などで
引っかかっている事例がございます。
油断大敵ーー。
<昨夜のわたし>
ブラタモリ、北海道の総集編?実験が面白かった(笑)
カネオ君はチーズでしたねー。マスカルポーネを
ノリの上に置いてワサビいれて食べるの、
おいしそー♪
さあ今日の一冊
「くもの むこうに なにが いる?」アリス館
ぺらっとめくると隠れているものが出てくるタイプの
仕掛け絵本♪
私はあんまりそういう経験がなかったので、子供たちは
適当に休ませました。分かんなくても数学は論理で
できているんで、その気になればできるんじゃないかと・・・(少数派??
嘘つきパズルは入試で出すところもありますね。
読解力がないと解けないし、同じタイプの問題でもきちんと読まないと解けないので、出すところは読解力が必要なのでしょうね。
数学は小さい頃からパズルを解くのが日常だったので大好きだったのですが、高校の時の数学教師と大げんかして1か月サボったらやばい状態でした。
数学は毎日やらないと置いてきぼりになりますね。。。
観察者がいると結果が変わるみたいな。
あ、ちょっと違うか??(^▽^;)
誰かが見ると確定する事象があったとして、それを繰り替えすと最後には
観察する1人が残るが、その観察する人を観察する人がいないなら
それってどうなるのかなあ~とぼーっと考えました。
自己無矛盾性の証明、不完全性原理でしたっけ。
あながち間違っていないのかもしれないです。
身構えるのは「楽しく遊んだ」記憶がないからでしょうねー。
わたしは遊んでばかりなので成績はさっぱりでしたけど(笑)
情けないことに数学と聞くと身構えてしまう
びゅ~さん>「健康ヲタク」は不健康ってよく言いますよね(笑)
あれも論理パズル?
1,(超)短編小説.
「時間は終わった.昨日で.」
2,彼は健康マニアで「健康のためなら死んでも良い」と思っている.
「5倍暖かくて5倍寒い」という夜の話だったり
「昨日のジャムと明日のジャムはあるけど、今日のジャムは無い」
だったり。アリスは色々と数学的にも面白い文がちりばめられてますね。
いつえさん>そんなに難しく考えなくても「13」の数字を変えれば
文意の通るふつうの文になります♪
答えは「Yes」か「No」のどちらか一つで済んでしまうという文が作れるという話ですね。
複雑になると何言ってるのか判らなくなるw
ふと思い出したのが 「インディアン嘘つかなーい」
この発言をしたインディアンが正直者であった場合は
嘘つかないんだろうなということで発言内容は「真」。
しかし、発言者が嘘つきであった場合も、「インディアン嘘つかない」は
彼にとっては嘘であって正しい主張ということになり「真」なのです。
結局、本人が嘘つきなのかどうかの証明にはなっていないという発言ですね。(´ω`) ンー…
否定や肯定すべきことが複数あるから、この一文では条件が不足しているので、
論理演算を駆使すれば、1文でスッキリした発言を導くことができます。
「私は嘘つかない。私はインディアンであり、ゆえにインディアンは嘘つかない。」
これでようやくインディアンが嘘つきではないことの主張ができている事になるかな。
ただし、「私」がインディアンの全てを代表しているかどうかは別問題として残ります。
その部分も含めるとどんどん1文が長くなっていくのだけど、1文だけで
全ての命題の真偽を含めたただ一つの回答だけで片付けることができるというお話。
鏡の国のアリスの中の会話文にもあったような気がします。
13文字の逆説はほんと矛盾していておもしろいです(笑)覚えておこうと思います!
むりくり文章に合わせるとするなら「この文は十さん文字である。」とか?(笑)
不自然になりました(笑)ひねりも何もなくてすみません^^;