昔私の身に起こった怖い話を書きたい。私には高校時代仲が良かったMという名前の友人がいた。Mとは高校入学時に友達になって出会ったのが15歳？くらいだった。Mとは高校時代とても楽しい付き合いというか一緒に映画を観に行ったり一緒にショッピングをしたり女友達のグループで買い物をしたりハンバーガー食べたりプリクラいっぱい撮ったりゲーセンに行ったり女子高生らしい付き合いをしていた。お互いの家に遊びに行ったりもして女友達数人で遊びに来たりしてわいわいお菓子を作ったりお互い漫画好きだったので漫画の貸し借りをしたり一緒に古本屋にいって漫画の話をしたり友人の家にも遊びに行ったり、友達付き合いでこれは定番では？ということは大体やったと思う。私が通ってた高校は校則が厳しく爪を切り忘れただけで体罰もあったり相当インパクトが強い学校だった。

そんな中、学校の教師に見つからないようドキドキして行った友人との映画はなんともいえない甘酸っぱい青春の記憶として自分の記憶に甘く残っている。高校を卒業してからもMとの付き合いは続きある程度のペースで連絡を取り合い一緒に喫茶店でお茶を飲んだり買い物をしたりする関係が続いた。しかし二十代になるとMは私が高校時代の話をしても高校のことは全然覚えてないと言うようになった。Mとは会うと高校時代の思い出話を中心にしゃべるのだが何を喋っても高校のことは何も覚えてないと言われて校則が厳しかったことは覚えてる？と聞くとそうだっけ？と言われてだんだんMのことが怖くなってきたのだった。Mと一番仲が良かった友人の名前を仮にBだとすると私がBの話をしてもそれ誰！？と言い出して私が私のこと覚えてる？と聞くとなんとなくしか覚えてない。と言われてものすごいショックを受けた覚えがある。

なんで学校で毎日朝から晩まで一緒やったのに覚えてないんや？と恐怖やった。

それからはMの記憶の風化を止めることができなくてとうとう別れの時がやってきたのだった。割と学校の教師も小学校中学校高校の友達は一生の友達という話を頻繁にするけど実際にはどうなんだろう？と思う。私には他にも連絡とりたい友人がいるのだけど忘れられてたらどうしようと思って連絡とれないでいる。