日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/06/02 00:16:51
こんばんは!2日(水)は北日本から西日本で概ね晴れる見込みです。
北日本では所によりにわか雨があり、東日本でも内陸部などで、
午後を中心に雷雨の所がありそうです。空模様の変化に注意してください。
南西諸島は雲が広がり雨の降る所があるでしょう。
新緑
照葉樹林
太古から息づく
島の生き物
神が宿る山
ワクワク!奄美大島の大自然
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湯湾岳
〇ネイチャーガイド 松枝孝一さん
ガイドの松枝孝一さんは、奄美の自然に魅せられ、
福岡から14年前に移り住みました。
スキューバダイビングから登山まで、
島の魅力を幅広く案内しています。
*撮影:4月上旬
前回は出発して4時間近く、鳥居が建ってると分かりました所までの
ご紹介でした。
今回はそこから始めます。
〇9合目(鳥居広場)(670m)
「鳥居広場に到着です。
ここはですね~、湯湾岳で一番神聖な場所でもあります」
一面森に覆われた山頂部でここだけポッカリと穴が開いた不思議な空間。
「ちょっとこちらの石標を見ていただいていいですかねぇ?
ここはですね、え~、奄美を作ったといわれる二人の神様。
アマミコとシニレクでね、あっ、その男女の神様が
奄美大島のまぁ一番高い所に降り立って、
その奄美を作ったといわれてますね」
〇シニレク アマミコ
志仁礼久 阿摩弥姑
アマミコとシニレクが鉾で揺れ動く島々を掻き回したところ、
それが一つに固まって奄美大島が出来たんだそう。
「じゃあ、ちょっと拝んで行きましょうか?」
奄美大島が生まれた伝説とも繋がりのある湯湾岳。
本当に大切な山なんですねぇ。
<山旅スタイル> クロウサギのナイトツアー
東洋のガラパゴスと呼ばれる島のシンボルといえば。
〇アマミノクロウサギ(奄美大島・徳之島 固有種)
アマミノクロウサギ。
この貴重な生き物を見る為ナイトツアーに出かけま~す。
でも、夜の山には猛毒を持つ怖~いハブが潜んでいるので車で移動。
ツアーでは沢山の夜行性の生き物たちにも出会えます。
〇アマミヤマシギ(奄美群島・沖縄諸島 固有種)
こちらはアマミヤマシギ。
奄美や沖縄だけに棲む固有種です。
〇リュウキュウカジカガエル
リュウキュウカジカガエルは只今繁殖中。
ところでアマミノクロウサギは湯湾岳のどの辺りにいるんですか?
「大体標高が400m以上ぐらいの所から多く出てきますね。
道路と草の生え際辺りにいることが多いんですよ」
〇Point
車のライトと暗闇の境目を探す
ポイントは車のライトと夜の闇の境目辺りを探すこと。
「いたいたいた、あっ、いたいたいた。
見えます?ほらほらほらほらほら」
あはっ、行っちゃった~、一瞬だったなぁ。
「こんな感じで現れますので、よ~く見ておかないと見逃しちゃいますよ」
「あっ、いたいた、真正面」
今度はバッチリ。
アマミノクロウサギが生息しているのは、奄美大島と徳之島だけ。
〇特徴
・焦げ茶色の毛
・耳 脚 尻尾が短い
「特徴は焦げ茶色の毛色で耳が短い。
脚も短い、尻尾も短い。
生きた化石なんかいわれるぐらい。
もう隠しの姿をとどめてるみたいですね」
かつて奄美群島が大陸から切り離されたとき、取り残されたクロウサギ。
島には他の種類のウサギがいなかったことから、交配が起きず、
原始的な姿をとどめていると考えられています。
「後ろ姿、超可愛くない?」
ほ~んと、メッチャ可愛い。
いよいよ湯湾岳の山頂を目指す。