いたずら
- カテゴリ：日記
- 2021/05/28 21:08:40
ロシア語で『シュートチカ』英語のjokeの意味を持つ『シュートカ』の
可愛らしい言い方（卑小形）です
チェーホフ短篇集の中で一番気に入ったお話です
物凄い傾斜の雪山を初めてそり滑りした
ナージャは寒さと痛さと怖さから「もう二度としたくないわ」と
言います でも滑っているときに「ナッちゃん、好きだよ」って
聞こえたことを思い出します
それで自分からまたそりに乗りたいって言って
乗せてもらうと「ナッちゃん、好きだよ」って聞こえます
沼野充義さんは、白銀の世界と真っ赤なそりと気持ち絶頂のときの
囁きが恋人との合体を暗示していると言います
沼野さんが日本のチェーホフとたとえる井上ひさしさんは、
チェーホフはたった10枚で人生を書いてしまうと言います
テキストで前に読んだTOCKAトスカの話もあって
あやふやだったロシア語の『トスカ』が
空っぽ、何かが欠けているような感じ、一切何もしたくなくなるような
憂鬱、心を締め付けられるような煩悶、すべてを投げ出して消えて
しまいたくなるような不安
とわかりやすく書かれていました
2番目に好きだったお話は『おでこの白い子犬』でした
ロシア語ちょっとかじっただけですけど、英語より読み方が規則通りで
わかりやすいかも、です
滝のスズラン公園、自然を生かしてていろんな遊び方が出来そうですね
「一緒にそり滑りしよう」じゃなくて「家族旅行で」っていつも絶妙なタイミングで
核心から外すところ、結構好きです
物語の翻訳は、翻訳した人によって多少～異なるんですよねぇ
雪山を橇で滑ってみたくなりました。北海道の公園には、そり遊びできるように、小山が築かれています。ちびっこがママさんダンプを橇がわりにして遊んでいます。札幌になる滝のスズラン公園は、相当長い距離を滑り降りることができて、橇代わりのタイヤのチューブを貸してくれます。この冬は難しいけど、来年は、家族旅行で札幌を提案して、そり滑りの絶頂を体験してください。