夢でもいいから ・・・
- カテゴリ：小説/詩
- 2021/05/17 00:04:20
夢でも いいから ・・・
目覚めて間もなく 夢だったと知ったけれど
もう一度 目を閉じて 続きが見たいと願った
こんなにも 忘れられずに いられるなんて
あれから幾月、時は流れ 過ぎたのだろう
鏡に映る自分の顔を見れば 嫌でも時を感じてしまう
過去は頭の中で心の奥で、私の感情を揺さぶっていて
日々の生活、決められた時間 何を求めているのだろう
巡り合う運命の悪戯のように出会えた奇跡が
恋の始まりとは気づかずにいたあの頃
春の風に 道端の花が 優しく揺れていた
今も 時は変わらず過ぎているのに
あんなに時が短いと感じたのは何故だろう ・・・
二人 何もかもが合うとは限らずに
些細な事で 喧嘩みたいな事も あった
今、何しているの？ 何処にいるの？
何を考えているの？
そんな 事、考えて 仕方ないのに
わかっているのに 考えて しまうなんて
過去なんて いつか 忘れて しまうのだろう
覚えなきゃいけない事は 忘れてしまうのに
二人で過ごした日々は 胸が痛い程 忘れられずに
強くもないのに 酒を呑み 紛らす自分がいて
呑めば 酔うほど 記憶が蘇り
何処を歩いて帰って来たかさえ記憶もなくて
夢の中で あの頃のまま 二人の時間過ごし
目が覚めて 夢だと 気づき
もう一度 目を閉じて 続きが見たいと願ったけど
そんな都合よく 連続ドラマじゃあるまいし
やっぱり 二人の時間は 短いんだな ・・・
そう つぶやいて ため息 つきそうになり
幸せが 逃げてしまうと 我慢してみたけど
鏡に映った 自分を見て 急に 泣きたくなった
泣いても 仕方ないのに 何故？何故泣くの？
そう 笑って 笑顔になって 笑ってよ
夢でも いいじゃない 逢えたのだから
逢いたいと思う心があるのならば
必ず 逢えるさ また今夜 ・・・
たとえ時が 幾月 流れ過ぎようとも
また逢える 二人の時間は短くても ・・・
夢でも いいから 一緒に いれたら ・・・
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- 小麦
- 2021/06/02 12:39
- 素敵ですね＾ー＾
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