Nicotto Town


(´ω` )。o○(年中眠い


ぶらり鎌倉旅

 行ってきました。


 朝9時から観光スタートしたおかげで、最初はまったく人がいなくてとても過疎でした。密回避成功です。おめでとうございます。

 報国寺に行って竹林を眺めてきました。あと茅葺きの屋根。すごかったです。
タケノコが成長しているのがいくつもあって、タケノコってこうやって大きくなるの!!!!?????て驚きました。皮が、脱皮かよ……て感じで剥けてて可愛かったです。あと見るからに、ああ~あとは光ってて中にかぐや姫が入ってれば完璧なのになぁと思う丁度良い成長具合の竹がありました。これでおおよその人が同じ程度の長さの竹を想像できると思うと、昔噺のもつ共通認識へ働きかける力ってすごいなって思います。
 途中、なぞの三つ編みされてる葉っぱたちを発見し、可愛い~~~と言いながら写真を撮りました。そこに通りがかったお祖母ちゃんが、水仙は花が終わってから葉が枯れるまでこうやって結ぶことで見た目を損なわず、球根がりっぱに育つまで葉を維持しておくことができる、ということをお話してくれました。知識を得て、ふと見えた物が意味あるものに変る瞬間。こういうのめちゃくちゃ好き。お寺の人が細部にまでお手入れしていることが伝わってきます。花の見ごろが終わるとみるところはない、と思いがちだけど、こうして考えると花が終わったあともその風景を形作るものが残っているのがいいですね。
 休憩所で薄茶をいただいて、満喫して終わりました。2年ぶりに薄茶を飲みながら、ああ~~この苦味~~~わかる~~懐かしい~~~~~~と手前に四苦八苦した過去を思い出し、ついでに頭の中で師匠の「美味しさを表すために音を立てて飲みなさい!」がよみがえりました。写真もたくさん撮ったのですが、カメラ構えて数分はそこにスタンバってる女と化してたおかげ(?)で、「通ってもいいですか?」と尋ねられる始末。ちょうど前を歩いている人が左にあとちょっと行けばとりたい絵が撮れる!というタイミングだったので、「あっごめんなさいあと、あとちょっと…ほんとあとちょっと…今ぁ!!!」て言いながらシャッター切りました。今思い返すとベストショットとるために必死で笑う。
 それから私の一押し、岩壁を掘ってそこに墓を建てる。っていう、「やぐら」も見れました。落石のため残念ながら近くに行けなかったのですがやっぱりやぐらはロマンがありますね。鎌倉ー戦国時代の遺産でどういうのが好きですか?と聞かれたら、やぐら一択です。小学校の頃、修学旅行でいった松島の青龍山瑞厳寺やぐらを見たときから、惹かれてやまないものがあります。お城もいいんだけど、やっぱりやぐらがいい。

 帰り道にあったお店でジェラートを食べ、途中にあった神社や寺に寄り道しながら駅に戻りました。駅はさすがにお昼に近かったせいで人が溢れていました。大通り通って、豊島屋本店の外観を楽しみ、そのままぐるっと通りを外れて個人がやってるお昼ご飯屋さんに。豊島屋本店のデザインは本当に可愛くておしゃれで好きです。いつ見てもかわいい。お昼ご飯は、「鎌倉 将元」へ。できるだけ大通りから離れず、でも人がいない美味しいお店を探すためにグーグルで検索したらヒットした店。私たち以外にお客がいなくて、古き良きを感じつつお洒落な素敵なお店でした。日替わり定食しかない店ですが、その内容が最高。5品全て鎌倉でとれた食材を、朝市で買ってきて調理した物らしい。美味しかった。ごまのかかった白米と、5種類の野菜がはいった味噌汁。それから、ハンバーグに漬物。小松菜の胡麻和え、ひじきと大豆のきんぴら煮。柚がきいたサラダ。どれも最高でした。きんぴら煮とか大好物なんですけど味がベストすぎてパクパクいける。気づいたら消えてる。さっぱりしつつも味を感じる家庭の和食を食べれて幸せ。
 食べてる途中で、手に虫があたったらしく、そのまま味噌汁にぽちゃん。していたのですが、快く味噌汁を変えてくれて嬉しかったです。気づいたら右手に虫の体液ついてたのはさすがに笑う。まじでいつ虫が突っ込んできたのかもつぶしちゃったのかも分からない。そんだけ味に夢中になって食べてたらしい。お店を営む夫婦も素敵な人でした。コロナが落ち着いて食べながら会話してもよくなったら、今度はいろんなお話しながら食べたいなぁと感じる人柄の良さと伝わってくる地元愛。

 午後は鶴岡八幡宮へ。本殿を見て、おみくじを引いて、土地神様にも挨拶して、すぐに文化館へ。トイレいきた過ぎてさざれ石を通り過ぎてしまったことに後から気づく。本殿横の二つの像はあれ、源兄弟なんですかね?なんか物々しい武将っぽいのがふたつ。仁王像じゃないことを初めてしりました。おみくじは、和歌を読む方が大事と教えてもらっていたので、和歌を読んでみたのですがまぁ難しい。友達とあーだこーだ言いながら解釈したところ、なんかよさそうだったのでこれからもがんばります。おみくじについてる和歌って、神様からの言葉らしいですよ。子供の頃、なんでよくわからない文章ついてんだ?お洒落か???て思ってました。そう思っている人他にもいるはず。枝には結ばず財布にいれて持ち歩きたいと思います。枝に結ぶのは江戸時代からの文化ですが、そちらを貴ぶのもよし。それ以前の日本人の心に思いをはせて結ばないのもよし。その話を結ぶか迷ってた友達にしたら、昔の作法にのっとるのね!さすが!と言われました。すぐに、あれほどくの大変だから結ばないでくれると仕事が楽で助かるんだよなぁ…働いている人頑張れ、という気持ち、と返しました。
 文化館では、鎌倉彫りの展示が数多く、どれも見ていて楽しかったです。やはり漆だと使われる色が限られてしまう中で、独独の技法を編み出したところに昔の人のがんばりを感じます。小学校の頃、図工の版画で彫刻刀を使うのを思い出して、あ~あの頃私がやった掘方はこれにあたるのか!とか考えたり、今ならあの作品のここにこの掘方を使ったらもっと面白い画になっただろうなぁと考えたり。少し彫刻の楽しさを理解した気がします。てっきり、仏師による文化だから仏像とかあるのかなと思ったら、鎌倉彫の文化は茶器や小物へ広がっていったようで、主にそれらが展示されていたのも、分かりやすかった理由かも。仏像がたくさん展示されていてもよく分からないけど、香箱や棗とか、机とか、そういう物ならなんか見ていてデザイン性を好みとして感じられる気がする。隣にあったカフェには倒れてしまったご神木が残っており、迫力がすごかったです。

 そのあとは教えてもらった甘味を食べつつ駅に戻って帰宅。教えてくれた皆ありがとう。美味しかったです。これ以上書くと3000字余裕で越える。無理。
 やっぱり仏の知識があったらもっと楽しめたんじゃないかなぁと感じてます。あとみんな、仏師に興味もったら、ぜひ「ぶっしのぶっしん」て漫画読もうね!!!ファンタジー入りつつ仏師への興味をもちやすくする最高の漫画だ!ストーリーも楽しいぞ!!今回は仏像を見る旅ではなかったので、次回は仏像の知識をしっかり入れつつ、見に行きたいですね。ビバ鎌倉。美味しい食べ物と昔の文化を堪能する素敵な旅でした!一年間引きこもりお疲れ!あとちょっと引きこもりがんばるぞ!自分!!!




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