Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②


こんばんは!1日(土)は西日本で曇りや雨となり、

所により雷を伴った激しい雨の降る所もあるでしょう。
東日本は午前中は晴れる所が多くなりますが、午後は雨や雷雨となりそうです。
北日本は北海道出所により朝まで雪や雨の降る見込みです。
東北は午後になると雨が降るでしょう。
西日本から北日本では、楽や胃や突風などに注意してください。

白銀の世界
標高2000mの展望台
遮るものの無い 天空の峰々

            春の光きらめく高原へ
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
               長野 美ヶ原

*この番組は2019年4月8日に放送したものです

〇登山ガイド 植松晃岳さん

植松さんがガイド歴30年のベテラン。
美ヶ原の自然に詳しい山の案内人だ。

*撮影:3月上旬

前回は百曲の急登を登り始めてから1時間半、
標高が1900mを超えた所までの紹介でした。
今回は山小屋へ向かう所からのご案内です。

登山口から歩き始めて4時間、山小屋に到着。

「お疲れ様でした。え~と、今日ここが今日の山小屋です。
 はい、これから入りましょう」

〇美ヶ原高原ホテル 山本小屋

午後14時、雪が降ってきた。気温は氷点下7度。

「はい、雪がちょっと降ってきましたねぇ。
 あの、月が降った時は雪が降ったならではの楽しみ方があるので、
 ちょっとそれをしてみましょう」

何をするんだろう?

「はい、じゃあですねぇ、あのこうやって
 雪が降ってくる雪を受け止めてですねぇ、
 その雪の結晶を観察してみましょう」

雪の結晶が、写真で見たことはあるけど、実物は見たことないなぁ。

「雪がねぇ、ほんと水晶のよう、宝石のように輝いていますね。
 光り輝いています。あっ、これなんか綺麗だ。これ六角形ですね~」

え~、雪の結晶ってこんなに繊細な形なんだ。ガラス細工みたいだ。
一つ一つ形が全部違うんだ。驚きだなぁ。

「凄いですねぇ、ほんとに氷の花ですまさに」

わっ、結晶が融けていく。

夕方、凄い吹雪になった。

「わぁ、もうほとんど真っ白で見えないですよ~。
 やっぱ美ヶ原、天気がいい時はもう360度見えるんですけれども、
 吹雪になったりホワイトアウトになったりしたらもう、
 100mも見えない、こういった世界です」

遮るものが無い美ヶ原、強烈な風が吹き抜けるんだ。

「はい、これはね、樹氷です~。
 え~と~、強い風に~ですねぇ、空気中の水分や雪が、
 え~、木に張り付いて凍ったものです~。
 風上の方に向かって大きくなってますね。
 これが時間が経てばもっともっと大きくなりますよ」

風は益々強くなってきた。

「はい、これオオシラビソですけど、見ていただけますか?
 こちら表ですけれども、ほらこの裏の方、
 葉っぱ一枚一枚が全てこうやって凍ってしまいましたね、凄いですねぇ」

氷のついた葉っぱはまるで砂糖菓子みたいだ。

<山旅スケッチ>

夜の美ヶ原、天然のプラネタリウムとして、マニアにとって憧れの星空。

〇天然プラネタリウム

山小屋で出会った池田吉則さん、二週間に一度は通って来るそうです。

〇山小屋の常連
 池田吉則さん

美ヶ原の星空の魅力は?

「暗さもあって、あのこれだけ見渡せる所ってね、
 やっぱ他に無いんじゃないかなと思って、
 あと見える星の数が多分全然違うんだと思うので、
 そこが多分魅力の一つだと思います」

*番組内では美しい星空の画像です

*撮影:池田吉則さん

池田さんが撮った美ヶ原の星空。
あ~、凄い星の空ですねぇ。

オリオン座の下に池田さんのお気に入りの星がある。
それはカノープスという星。

〇カノープス

「非常に明るいんですけど、但し地平線ぎりぎりなので、
 かなりその範囲というのは狭いのでね、それが星が見えるというと、
 え~、非常に特別な事だと思ってます」

*2018年11月撮影

カノープスはこの美ヶ原でも見つけるのが難しいそうだ。

中国ではこの星を見ることが出来たら長生きするといわれている。

「それが見える日があるので、それを求めて何度もね通って来て」

果てしなく広がる星空、美ヶ原ならではの魅力の一つだ。

2日目

朝5時半

「おはようございます。え~と、今朝は天気がいいので、
 近くの牛伏山まで、日の出を見に行きましょう。
 はい、じゃあ行きましょう」

夜明け前、気温は氷点下12度、冷え込んだなぁ。

20分程で牛伏山に到着。

〇牛伏山(1990m)

「はい、着きましたよ~、ここでしばらく陽が昇って来るのを待ちましょう」

「あっ、雲海の上に太陽が顔を出しました、美ヶ原の夜明けですね」

厚い雲の中から滲むように太陽が出てきた。
東の空を段々朱に染めていく。

日の出から間もなく頂上の西側へ。

「あっ、わっ、見てください、凄い。
 山がこの瞬間だけ薔薇色に染まります。
 これがモルゲンロート、朝焼けです。
 今、こういった瞬間だけの色ですね」

僅か10分程で消えてしまうというモルゲンロート、感激だ。

今回はモルゲンロートを見たところで終了と致します。
次回は翌朝山小屋を出発するところからのご紹介です。
いよいよ頂上が近づいてきました。
頂上を目指して行きます。

アバター
2021/05/02 01:21
こんばんは!先程は部活でお世話になりました。
どうもありがとうございました。
言われてみますとそうですね、あのチーズで有名な雪印さんの箱の結晶の形、
樹氷とは風下に向かって白く伸びますね。そして葉っぱの凍結。
はい、私も雲海の朝焼けは見たいですね。
過去96年日光の中禅寺湖畔では霧のや真っ白な朝は体験しました。
標高がもっと高い所だと美しいでしょうね。
アバター
2021/05/02 01:11
結晶、樹氷、葉っぱの凍結w
どんなに寒いか分かりますw
雲海の上の朝焼けって見てみたいです(*^^*)




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.