暗闇のイメージを大切に。
- カテゴリ:日記
- 2021/04/14 23:21:56
自己成長の心理学 人間性/トランスパーソナル心理学入門 諸富祥彦著。
発行:コスモス・ライブラリー
発売:星雲社
定価2400円+税。
p20 後ろから5行目。
「生きていくことに、意味があるだなんて言われたら、困る」
困る理由が下。
p20
前から4行目 親に振り回され、中略、夫に虐げられ続けただけの、私の人生。
それはたしかに困るかもしれません。
諸富先生はこの言葉に対して
「むしろ、人生が灰にしか思えないのなら灰のイメージ、暗闇にしか思えないなら暗闇のイメージをそのまま大切にし、味わい、それを深めていくことから始めます。そうした否定的なものを大切に深めていくことからしか、新しいものは生まれてこないものだからです。」
と、お答えされています。
暗闇のイメージをほんとに、そのまま認知すればいいのです。
そのまま。暗闇のイメージが復讐者で、殺意しか湧き上がっていない状態でも
そのまま認めてあげればいい。
そうすると「いてもいいの?」って暗闇のイメージは聞いてくるかもしれない。
「いてもいいよ。今まで君だけに背負わせてごめん」
味わってください。
泣きたくなったら、一緒に泣いてあげてください。
悲しみなら一緒に音楽でも聴きながら悲しんであげてください。
とにかく味わってください。
繰り返していくと、絆(きずな)が深まっていくのが、目には見えなくても
それは魂(たましい)にたしかな形として積み重ねられて
深まって行きます。
深まるのです。
わたしがわたしとの信頼ができると
新しい人生が始まります。
おどろくほどに前向きになった自分と一緒に。
人生に意味があると納得できる自分に。
死を望みながらも、生きてみようか。そう思える自分に。
あい