日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/04/02 00:32:48
こんばんは!2日(金)は北日本から東日本は概ね晴れますが、
関東から東海は雲が広がりやすいでしょう。西日本は広い範囲で曇りとなり、
九州と四国では雨の降る所もある見込みです。南西諸島は曇りか雨となりそうです。
訪れるのは信越国境に聳える雨飾山(あめかざりやま)。
色とりどりへの紅葉が岩肌を染める錦秋の山を旅します。
黄金に染まる
ブナの森へ
岩と紅葉の
コントラスト
雲 流れる山
絶好の登山日和
天高く空を楽しむ
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雨飾山
長野県小谷(おたり)村から望む雨飾山。
雨乞いの為、祭壇を飾り祈願をしたのがその名の由来ともいわれます。
猫の耳のような二つのピークを持つ雨飾山。
〇双耳峰(そうじほう)
北峰(ほっぽう)
南峰(なんぽう)
深田久弥が愛した双耳峰です。
JR大糸線の南小谷駅から車で40分。
長野県側の登山口、雨飾高原キャンプ場へ。
〇雨飾高原キャンプ場
こんにちは~。
男性の方「こんにちは~」
いのくまさん?
〇山岳気象予報士
猪熊隆之さん
「はい、今回ガイドと担当します猪熊と申します。よろしくお願いします」
よろしくお願いします。
猪熊隆之さんは登山化を目指していましたが、
大怪我を負い山岳気象の専門家に転身。
今はヒマラヤなどを目指す登山隊に現地の予報を伝え登頂を支援しています。
更に山と空気を楽しむツアーも企画し、案内役を務めています。
この山の魅力は?
「はい、ここはですね~、冬の豪雪が降ります。
その豪雪が育んだ豊かなブナの森とそれから荒々しいですね、
岩壁を擁する、え~、上部の男性的な姿。
その二面性がこの山の魅力になります。
特に秋になりますと岩壁と紅葉とのコントラストがこう非常に美しくて、
今、ちょうど見頃なので非常にこう楽しめるんじゃないかなと思います。
今の時期は日没も早いので明日朝一に出発したいと思ってます。
じゃあテント場に行きましょう」
日が暮れる前に下山するには、早めの出発が必須なんだな。
雨飾山を巡(めぐ)る日帰りの山旅。
登山口から黄金色に染まるブナ林を抜け、荒菅沢(あらすげさわ)へ。
巨大な岩壁と紅葉を満喫。
尾根沿いに登り、眺望を楽しみ、双耳峰の一つ北峰へ。
そして最高点のある南峰を極め、雄大な眺めを堪能します。
下山は同じ道を戻る往復7時間、中級者向けのルートです。
午前5時45分
「それでは出発しましょう」
午前6時出発
*撮影:10月中旬
抜けるような青空、爽やかだな~。
「いいお天気になりましたねぇ。はい、いい一日になりそうですね」
ほ~んと、空気も澄んで気持ちいい~。
水の音が聞こえてきた、登山道の脇に小川があるんだ~。
「あっ、お魚がいま~す」
へ~、どこですか~?
あ~、ほんと~。
「ちょっと縞模様がある」
体長は20cm程。
「おっ、もう一匹」
〇イワナ
岩魚だ~、水が綺麗、透き通ってる。
「雨飾り山に降った雨が一旦浸み込んで
そして途中からこう湧き出して流れ下っております。
だから凄く澄んでるんですね」
餌になる虫も落ちてくるし、岩魚には絶好の棲家だなぁ。
あっ、向井の山に陽が当たってきた。紅葉、期待出来そうだなぁ。
歩き始めて15分。
「え~と、ここから登りになりますので、
足元が見えにくくなりますから、マスクを外します」
マスクが息で雲って足元は見えにくいんだ。
森が鮮やかな色になってきた。
「ブナとかクロモジとか色々色づいてきましたねぇ、この先が楽しみです」
この辺はまだ緑の葉と紅葉が入り混じってる。
陽が射し込んで明るい森を行く。
「わ~、凄い、このブナ凄い形してますねぇ。
なんかこう枝が万歳してるみたいに」
〇ブナ
根元が大きく曲がったブナ、高さは10mを超えている。
「ここは豪雪地帯で4、5mの雪が積もる所ですから、
雪の重さで根がぐにゃ~って曲がってしまうんですよね。
まぁそれだけ雪の力は強いということです」
〇1立方メートルの新雪は150kg
さらに積もると500kg以上にもなる
1立方メートルの雪は新雪で150kgもの重さ。
さらに積もると500kg以上にもなるんですって。
標高1300mまで登って来た。
辺り一面まさに黄金の森、それにしてもなんでこんなに黄色くなるんだろう?
「葉っぱというのは元々クロロフィルという色素で絶色になるんですけれども、
葉が落ちる時期に近づきますと色が分解して
黄色の色素が普通は残るんですね、そうすると黄色の紅葉になります」
ふ~ん、秋になると緑の色素は分解されて黄色だけが残るんですねぇ。
だから葉っぱは黄色く見えるんだ。
登山口から歩くこと1時間。
〇ブナ平
「ブナ平に到着です。ちょうど休憩にいい場所なので休憩していきましょう」
は~い、一休みっと。
ザックを下ろして深呼吸、鮮やかな紅葉に包まれて癒されるなぁ。
「あっ、キノコがあります」
直径5cm程の赤いキノコ。
「鮮やかですねぇ、本当に秋って感じですね」
食べられるのかなぁ?
〇ドクベニタケ
「キノコの判別は難しいので、
あの専門家の人がいない限りは食べないほうがいいですね」
秋の実りは目で楽しむだけにしておこうっと。
ブナの森の中をさらに上に進んで行きます。
ちょっと木が疎(まば)らになった、ここ森が開けてる。
あっ、猪熊さん、写真ですか~?何撮ってるの?
「今ね、雲を撮ってるんですよ。ちょうど美しい筋雲が出てます」
雲の動きを見て気象予報をしている猪熊さん。
ちょっと仕事場拝見したいな~。
ここで山旅スケッチ。
今回はこの辺りで終了を致します。
次回は猪熊さんの仕事の様子からご紹介を致します。
はい、森のくまさんですね。
おお~、そうですか。素敵なご趣味ですね。
本日のももさんがおられます地域の空はいかがでしょうか?
私もよく雲や空の写真を撮りますw