日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/03/01 00:46:35
こんばんは!1日(月)は西日本では太平洋側を中心に曇りや雨となるでしょう。
東日本は晴れる所が多くなりますが、太平洋側の沿岸部では雲の多い天気と
なりそうです。北日本も曇りや雨となり、北海道では雪が降る所もある見込みです。
沖縄は晴れるでしょう。
訪れるのは大分、湯布院のシンボル、由布岳。
冬、霧氷(むひょう)に覆われた白銀の頂を目指します。
山肌に咲く
霧氷の花
雪をまとう
断崖絶壁
スリル満点の
お鉢巡り
氷の花咲く 白銀の峰
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湯布院 由布岳
〇湯布院
温泉で知られる湯布院。
町の後ろにどっしりと聳える由布岳は二つのピークを持つ双耳峰です。
その優美な山容から豊後富士ともよばれます。
奥に見えるのがお隣別府のシンボル鶴見岳です。
湯布院は年間400万人以上が訪れる人気の観光地です。
温泉の湧出量は別府に次ぎ、全国第二位。
由布岳を望める露天風呂は魅力の一つです。
〇由布院駅前
案内してくれる方と由布院駅の前で待ち合わせ。
*撮影:1月上旬
おはようございます。
案内してくれる方「おはようございま~す」
〇ガイド 嘉手川良(かてがわりょう)さん
「本日由布岳の案内をさせていただく嘉手川といいます。
どうかよろしくお願いしま~す」
よろしくお願いします。
嘉手川良さんは湯布院で宿を営む傍ら、由布岳でイベントを行い、
その魅力を伝える活動をしています。
今の見どころを教えてください。
「今の時期は何といっても山頂付近で見れる霧氷なんですよねぇ。
え~、木が氷でびっしり覆われる真っ白な風景を
是非皆さんに見てもらいたいと思っています」
冬の由布岳と鶴見岳を巡る一泊二日の山旅。
1日目
湯布院の町から歩きだし登山口。
杉林を抜け、大草原を巡ります。
霧氷が美しい急登を行き、まず最高峰の西峰へ。
お縁の縁を辿(たど)って大展望が広がる東峰を目指します。
この日は中央登山口へ下ります。
2日目
二日目は隣に聳える鶴見岳へ。
夜明け前に出発し山頂を極め展望台へ。
ご来光に染まる由布岳を望みます。
帰りはロープウェーを使って下山する全行程13kmの中級車向けコースです。
午前8時出発
「ここが湯布院で一番の観光通りとなります」
さすが湯布院、お洒落なお店が並んでますね。
町から歩くこと20分、道路の脇に看板が。
〇阿蘇くじゅう国立公園 由布岳西登山口
「え~、これは由布岳の西登山口の入り口ですね」
登山届を出して由布岳の懐(ふところ)へと入って行きます。
杉の木立ちの間を真っすぐ伸びる道。
木が等間隔に並んでいて、なんだか整列してるみたい。
面白い景色だなぁ。
登山口から40分
「え~、こちらは湯布院の広がる大草原地帯になりま~す」
わはは、広々としてるな~。
山肌を覆っているのはススキやメザサ。
この草原は湯布院の名物なんですって。
「ちょうどこの右っ側が草原地帯ですね。
左側が森林帯なんですが、はっきりと分かれてるのは
ここが全部を野焼きといって全てを焼くんですよね」
毎年2月から3月にかけて行われる由布岳の野焼き。
新芽の成長を促すと共に害虫駆除の効果もあるといわれています。
こんなに草原が綺麗に保たれているのは毎年生まれ変わってるからなんだ。
風が吹くとサラサラと音がする。心地いいなぁ。
見渡す限り黄金色。奥の方に見える岩とのコントラストも面白いな。
「そうですよねぇ、ちょっとね日本じゃないみたいな風景ですよね~」
雄大な景色を楽しみながら、草原に延びる一本道を進んで行きます。
「今、少しだけなんですが山頂が見えてきましたねぇ」
山頂の方は結構険しいですねぇ。
「由布岳は2200年前に一番最後に噴火したといわれてるんですが、
未だに生きている活火山なんです」
*諸説あります
ここで山旅スケッチ。
<山旅スケッチ> 湯布院の温泉が育む恵み
由布岳の恵みを受け、良質なお湯が豊富に湧き出る湯布院温泉。
厳選の数、湧出量共に全国第二位を誇ります。
そうした湯布院ならではの光景が見られる場所があります。
〇金鱗湖(きんりんこ)
由布岳の麓にある金鱗湖。
冷え込む朝には靄(もや)が立ち込め、幻想的な世界が広がります。
温かい温泉が流れ込み、水温が高くなる為に起こる現象です。
湯布院の冬の風物詩として知られています。
湯布院では温泉を入浴以外の目的でも利用しています。
花や野菜などを温室栽培で育てているのです。
パイプの中に温泉を流すことで、室内を温めています。
さらにこんな効果も
農家の方「温室を温めた残りのお湯を大丈夫なようにあげています」
〇小山裕子さん
「温室の力はすごくて、
あの、たくさんのミネラルを含んでいるので
野菜の味とかがぜんぜん濃くて
おいしくなるんです」
温泉に育まれた新鮮な野菜、由布岳の恵みはこんなところに
活かされているんですね。
道は草原からつづら折りへ。
眼科に湯布院の町が見える。だいぶ高い所まで登ってきたなぁ。
「実はここから九州にある百名山のうち、二つが見えるんですよ」
二つも見えるんですか?
〇くじゅう連山
「ずうっと連なるように見えているのが、
九州の屋根ともいわれている九重連山ですね」
〇中岳(なかだけ)(1791m)
最高峰は中岳。薄っすらと雪を纏(まと)ってる。
〇祖母山(そぼさん)(1756m)
そして大分と宮崎の県境に聳える祖母山。綺麗な形だなぁ。
登山道が雪に覆われてきた。
「だいぶ雪が深くなってきましたねぇ。
ちょっと用心の為にここでアイゼン着けましょうか?」
はい。
〇チェーンスパイク 軽アイゼン アイゼン
固まった雪の上や氷の道を歩く時は、
滑らないようにアイゼンやチェーンスパイクなどを着けよう。
あっ、足元じゃなくて、木々も白くなってる。
「こことかもう霧氷の始まりです」
ほ~んとだ~。
〇霧氷
霧氷は気温が氷点下で空気中の水分が
風によって木に吹き付けられて氷となったもの。
「風に向かって、え~、氷がどんどんと成長していきます」
なるほど~、それで枝の片っぽにしか氷が付いてないんだ。
わぁ~、陽の光に照らされて木々が輝いてる。
星空の青に映えて綺麗だな~。まさに氷の花って感じ。
「もう最高ですね」
霧氷に包まれた木々が山肌を覆いつくしている。
まるで白い桜が満開になってるみたい。
真冬のお花見、とっても素敵な景色だなぁ。
出発から3時間、剥き出しの岩が目立つようになってきた。
「ここから、え~、西の頂上まではずっと険しい山がずっと続きます」
いきなり見上げる程の岩場。
鎖はあるけど、これは大変だぁ。
今回はここまでと致します。
次回は険しい岩場を登る際に鎖場があるのですが、
その鎖の使い方をガイドの嘉手川さんに教えていただくところから
ご紹介を致します。
そちらはいかがでしょうか?どうもお疲れ様です。
はい、どうもありがとうございます。
そうですね、番組で後半は鎖場がある所はかなりの難所ですね。
山登りというよりも崖登りのように見えました。
由布岳は見るものだと思っていましたw
登るのは大変そうで(^^;)