失敗から学ぶ 必要以上に苦しまないために
- カテゴリ:人生
- 2009/10/15 13:14:38
2001年の書籍で、残念ながら現在は古書でしか手に入りませんが、新月さんより、出版社を変えて再販との情報をお寄せ頂きました。ありがとうございます。心理学の研究者、芳賀 繁氏の著書「ミスをしない人間はいない」という、本があります。
何度か読み返しましたが、読みやすく平易な文で、しかも日常わかりやすい例をとって、ミスがなぜ起きるのか、それを防ぐにはどうすればいいかなど心理学的見地からの分析、対策などについて書かれています。
この本の内容を踏まえて、ミスと人生の姿勢について少しだけ考えてみたいと思います。
この本の中で、芳賀さんはミスのタイプを2種に分類されています。
・ミステイク 誤った認識、判断など、行動に移す前の意識上で起きるミス。
例えば、慣用句などの意味を間違えて覚えていて使ってしまうなど、「実際は間違っているけれど、そう思っていなかった」ことによるミス。
・スリップ 意識上では正しく認識されていたが、行動上で起こしたミス。
例えば、レジでそのお店のポイントカードを出したつもりが別の店のだった・・なんてのがそうです。「考えるとこまでは合っていたけれど、行動の段階で失敗」というタイプのミス。
ちょっと考えれば、あるある~~って思われるのではないかしら。
人間である以上、失敗やミスはつき物です。わたしもどっさりミスをします。
たとえばここで、一番多いのはタイプミスw タイポクイーンの異名すら頂いているくらいです。時間との競争、という点もありますから、そのへんは大目に見て頂けるとありがたいですが(笑)
この、タイポ(typographical error-打ち間違い)はスリップ・タイプのミスですね。
ところで、この著書の中で、芳賀さんはこれらを踏まえて、強く主張しておいでのことがあります。これについては、わたしも諸手を揚げて賛成です。
それは、
「ミスはあってはならない、あるべきではない」という姿勢は、非常に怠慢であり、かつキケンだ、ということ。そう考えるという事は、ミスが実際に起きたときの対策をきちんとしていないに等しいから、ということ。
そういったミスにならないための対策はできるだけ取り、さらにその上でもしもミスしてしまったらどうするか、そこをきちんと考えておくべきであると述べられています。
ここは、「ものの考え方」にも当てはまりますね。
・自分や物事はこうでなくてはならない、かくあるべきである。
・自分と違った考え方・価値観が受け入れられない。
理想や価値観を持つ事はは決して悪いことではありません。
しかし・・・・あまりにもれが強すぎると、例えば何かでミスをしてしまったとき、あるいは何か欠点を指摘されたとき、フリーズしてしまったり、逆上してしまったり、自分自身を冷静に見られなくなったり、どうしようどうしようと思考が堂々巡りしてしまいひどく苦しんだり・・・・・といった羽目に陥ります。
この状態に陥っていい事はありませんよね。
そこにただただこだわってしまうために、その地点から思考が前進できなくなってしまい、せっかくの経験が生かされません。オマケにとにもかくにも苦しいです。
そうならないためにも、自分の視点以外の、違った角度からも物を考えてみるというのも良いと思います。これが、なかなか難しいんですけれどね。
でも、これが出来るようになると、各段にあなたの視野は広がりますよ。
え?あたしですか?
まだまだ修行が足り~~~んw そうありたいと、日々努力中ですとも ええw
自戒も込めて、これを書きましたw
がんばろうっと。
おお、これは。情報どうもありがとうございます。この本は非常に良いですよ。
読みやすく、また非常に深いです。
おもしろそうな本なので、ポチッと注文させて頂きました。
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%AE%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E2%80%95%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%8A%B3%E8%B3%80-%E7%B9%81/dp/4532192536/ref=pd_cp_b_1
うんうん。そういうこともございますなあ。
そんなときはお話されるのもよろしいかと思いまする。
修行は一生ものでしょうしねえ。あたしだってまだまだww
それでも、視点が違えば、いくらかまた変わってきますよね。
よいお方とお話されましたねえ~。
毎度苦しんでおります・・・・
なにせ修行足りません(>_<)
違う視点はこの間ご一緒した方が気付かせてくれました。
ほんのちょっとだけは・・・変わった気がします。
うんうん、ミスはどうしてもなくならないですよね。
失敗したケースについては、少し下のReiyaさんのレスを参考にされるとよいかもです。
>くーちゃん
あははw あたしもいっぱいww
仕事でもなんどもなんども確認、チェックしても
かならず抜け道みたいなものがみつかって
あとからなんかしらでてきました
以来少なくとも自分がかかわる限りは
ミスはどんなに努力してもなくならないものだと思ってます
だけど発覚するとやっぱりショック~~~~~
頭で分かってても感情はいうこと聞きませんねw
こんばんは~。この本はすごくよかったですよ~。
お役に立ててよかった~☆
>みすてぃちゃ
うん、その感覚は大事だとあたしも思っておりまする。お気楽人だなんて~。ご謙遜を。
>日月さん
そういうの、本当大事ですよねえ。
・・・・・・・ステキ~~♡
>レイヤさん
長文かまわないどころかフォローありがとうございます~~。
失敗=恐怖になっちゃうと、確かに・・・・。
失敗からできた新発明もあるし、思いがけないすばらしい効果が・・・・なんてこともありますものね。
あたしもカメラ台数増やしたひです、師匠。
失敗を無駄にせず肥やしにするのも本人次第だろうね。
もし失敗して人様に迷惑をかけちゃったら、それ以上に埋めればいい。
その埋めるチカラが偽物にならないよう
経験をつんで普段から脳みそをぐにゃぐにゃ柔らかくしておこー。
・・・というのはまったく同じ意見です。
>「ミスはあってはならない、あるべきではない」という姿勢は、~
これ、ミスすることが恐怖症になっちゃってるケースだったら
もう1つ掘り下げる必要がある。
「正体不明」なものを人は怖がるだろう
ミスしたらどうなっちゃうのかわからないor最悪な事態を思うから怖くなるわけで。
そんなときは本番前に、イメージトレーニングする。
ミスしたくない現場をなるべく細かく具体的にイメージする(学校、会議室など)
んで、「ミスしても落ち着いていられる自分の姿」を頭の中で映像にして
その次に、ミスしてもフォローできている自分をしっかり想像する。
・・・で、恐怖とまで繋がってしまった感情は格段に和らぎますよん。
成功すれば快感だけど
失敗って、・・・おもしろいんだけどなw
同じく修行します。
視点のカメラ台数もっと増やすぞー。
(長文失礼しました)
(または言い訳とも言うが)行動しないと社会人はなかなか辛いですね。
ネガティヴシンキングじゃないけどマイナス思考で考えてから実行に移すのは基本。
なので、あまりにも見通しの甘い人見てたら腹が立ちますな。
ネガティヴで終わっちゃう人にも。
ワタシですか???
もちろん試行錯誤の毎日です。
自分は発展途上人なり・・・と思えば気が楽。 (by お気楽人)
失敗はするものだし、してもいいんだよー、ってお友だちに説明するときとかに
その二つをどのように伝えたらいいのか、いつも困ってたんです。
いいこと教えてもらっちゃった☆