Nicotto Town



無精なカワセミと怠惰な写真愛好家


近所の自然公園でカワセミが見られるようになってから10年以上経過。
初めは目撃するたび興奮してましたが、今は日常の一環になりました。
寿命から考えると代替わりしてるんだろうなぁ。今でも数羽の雄がいます。

パブリックイメージのカワセミ君は、高い木の上から狙いを定め、
SBDドーントレスの如く水面にダイブして飛沫をあげ、
見事にオサカナ咥え出てきて樹上で丸のみというもの。全然違うんです。

整備された公園の池は水深が浅いし、カモの夫婦がウロウロしております。
初めは数mの低木から狙うんだけど、勢いがつきすぎるためか、
ダイブしたあとカキンという音が聞こえる。湖底に嘴がぶつかる音でしょう。

何度もやったら嘴折れちゃうぞ、と心配してたら、彼もそう考えたようです。
池のほとりにおかれた数十cm高の岩から狙うことにしたらしい。
小魚を捕まえたらしく、ダイブから上がってくるとコクコク何か飲み込む。

コヤツ、さらに考えた。ついに池のほとりに立った。見にくくないのかな。
ちょっとジャンプし勢いつけポチャンと飛び込む。お、また飲み込んでる。
羽の色つやも栄養状態もまあまあだから、彼にはこのやり方が合ってるようだ。

さて、三脚立てて高級一眼レフ構えるアマチュアの姿も度々見ます。
以前は数十万の望遠レンズつけ、カメラの後ろにカムフラージュ幕かけて、
そこから息をひそめシャッターチャンスを狙うハイアマチュアが多かった。

先日見た人はカメラ放置して、ほとりのベンチでくつろいでいる。
カワセミ君ダイブの瞬間、静かめの連続シャッター音がツツツ……と響く。
なーるほど、リモコンだ。自動露出にマルチAF、高画素機はトリミングも自在。

中高年のハイアマチュアは非常に威嚇的な雰囲気を醸し出し大嫌いですが、
ここまで怠惰なのもどうか。野鳥をカメラで狙う楽しみの大部分を放棄してる。
でも被写体も無精なヤツだからこれでいいのか、と思ったりもしたのです。

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