Nicotto Town


!(๑❛ᴗ❛๑)(;´・ω・)


塩野七生『マキアヴェッリ語録』



扉で塩野先生が書かれている
ー政治を論じているからといって、永田町界隈や県庁所在地で
くりひろげられているものだけを思い浮かべないでください。
あれも政治なのでしょうが、残念ながらあのような場所で
支配的なのは、狭義の政治にすぎません。政治とはもっと
広いもので、いってみれば、もてる力を、いかにすれば公正に、
かつまた効率良く活用できるかの「技」ではないかと考えていますー

に200%賛同します
かつては独裁者、冷淡者とさえイメージしていたマキアヴェッリでしたが
16世紀の時代に語っていることがそのまま21世紀にもあてはまり
人間は歴史を学んでもそれを繰り返すんだなぁと思いました

人間は、世の中のあらゆるものがそうであると思いますが、いい事だけ
でも悪い事だけでもなく両方しながら存在しています だから
一面だけをみて判断したり批評したりすることは意味ないのですね

以下【君主篇】から
人の恨みは悪行からだけでなく善行からも生まれます また人は心中に
巣くう嫉妬心によって、誉めるよりもけなすほうを好むものです
中立を保つことは、あまり有効な選択ではないと思う
個人でも国家でも同じだが、相手を絶望と怒りに駆りたてるほど
痛めつけてはならない なにかを為しとげたいと望む者は、
それが大事業であればあるほど、自分の生きている時代と、
自分がその中で働かねばならない状況を熟知し、それに合わせる
ようにしなければいけない

以下【国家篇】から
一個人の力量に頼っているだけの国家の命は、短い
国家にとって、法律をつくっておきながらその法律を守らない
ことほど有害なことはない 弱体な国家は、常に優柔不断である
そして決断に手間どることは、これまた常に有害である

以下【人間篇】から
衆に優れた人物は、運に恵まれようと見離されようと、常に
態度を変えないものである 好機というものは、すぐさま
捕まえないと、逃げ去ってしまうものである
人間の意見なるものがいかに偽りに満ち、いかに誤った
判断でゆがめられているかは、呆れかえるほどである
ある人物を評価するに際して最も簡単で確実な方法は、
その人物がどのような人々とつきあっているかみることである
名誉というものは、成功した者だけが得るとはかぎらない
まったくもって情けない現実だが、人間というものは
権力をもてばもつほどそれを下手にしか使えない
中くらいの勝利で満足する者は、常に勝者でありつづける
指揮官にとって最も重要な資質は想像力
われわれが常に心しておかねばならないことは、どうすれば
より実害が少なくてすむか、ということである

ん~ 塩野先生が「わが友」と呼ぶマキアヴェッリ
いいかも♡
ということで 続いて
塩野七生『わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡』
を読んでいます


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2021/01/23 17:47
メルモさん
歴史の教科書はつまらないのに、塩野先生の文章は舞台や色や音まで
くっきり頭に描けるからとっても好きです
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2021/01/23 13:17
あずささんは政治評論家www
でも、いろんな本を読んでるって素晴らしい事ですლ




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