Nicotto Town



「 Viaggiatore」~旅人~第5話


第5話「帰郷」
「帰郷」

年末実家に帰った。
泉も帰っていたので僕達はデートをした。
早紀が、USJ に連れて行けと言うので泉も誘って3人で行った。
泉と早紀は姉妹のように仲良くUSJ を楽しんでいた。
二人ともスヌーピーが大好きだったのでスヌーピー・スタジオ™で
フライング・スヌーピーに乗ったり
スヌーピー・サウンド・ステージ・アドベンチャー™でたくさん写真を撮っていた。
お土産もスヌーピーグッズばかりだった。
2日3日は 母を誘って早紀と三人で有馬温泉に行った。

4日の日に 泉は、両親に東京に帰帰ると嘘をついて 僕と大阪で泊まる事にした。
ホテルにチェックインしてから ご飯を食べるのも忘れて僕たちは抱き合った。
泉のお腹がググッとなったので 僕たちは服を着てホテルのレストランで 食事をした。
食事の後で僕たちはホテルの最上階のバーでカクテルを飲んだ。
カクテルのメニューには、カクテルごとにカクテル言葉が書いてあった。
彼女が一杯目頼んだのは、モヒート
ラムをベースにミントやライム、シロップを混ぜ、炭酸で割ったカクテル
カクテル言葉は、「心の乾きを癒して」
彼女が二杯目頼んだのは、ブラッディメアリー
ウオッカをベースにトマトジュースレモンジュースで割って
塩、胡椒、タバスコウスターソースセロリソルト少し入れらカクテル。
カクテル言葉は、「私の心は燃えている」
僕が一杯目頼んだのは、キール
白ワインとカシスリキュールを合わせたカクテル
カクテル言葉は「最高のめぐりあい」
僕が一杯目頼んだのは、ジプシー
ウォッカベースでベネディクティンとアンゴスチュラ・ビターズシェークするカクテル
カクテル言葉は「しばしの別れ」
お互いの思いをカクテルに託して、飲んだ。
部屋に戻ると僕たちは、朝まで抱き合った。

次の朝 ホテルで朝食をとって 伊丹空港まで僕は彼女を送った。
沖縄の時と同じように泉が泣いていた。
僕は人目を気にせずに泉を抱きしめてキスをした。
泉の乗った飛行機が視界から消えるまで僕は、空港の展望台から見送った。
家に帰ると、次の日帰る僕のために母親はすき焼きを作ってくれていた。
次の日、母は仕事で妹の早紀は学校だったので
朝、家でお別れをして僕は一人で、伊丹空港から沖縄に戻った。




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