2020年独断と偏見によるドラマ大賞 第11回
- カテゴリ:テレビ
- 2021/01/03 18:34:14
大晦日に投稿しようと思っていたのですが、忙しい上眩暈が始まり、年を越すと忘れてしまい、3日になってようやく思い出しての投稿です。
一昨年独偏賞は10年目を迎え、奇しくも2010年代として一区切りとなったため、10年代のドラマ大賞を選出し、昨年より20年代のスタートを切りました。折悪しく大きな変化が起きてしまった2020年、テレビ業界は混乱を極め、緊急事態宣言の影響を受けた4月期のドラマが放送延期や途中休止などで極端に少なくなり、7月期と合併したため、大賞候補が3つしかなく、また大河ドラマが最終回を迎えていないため、候補に挙がっていないという異例の年となっております。
■ミステリードラマ賞
タリオ 復讐代行の2人 (10月期)
懐かしのトリックを髣髴とさせる内容は、楽しく、そして懐かしく見ることができました。
■コメディー賞
おじさんはカワイイものがお好き。 (7月期)
ちょっと変わったマイノリティという微妙なテーマを、個性的なキャラクターとソフトなお笑いで包んだ良作でした。
■ヒューマンドラマ賞
エール (朝ドラ)
ドラマ外で数々のトラブルに巻き込まれたドラマでしたが、歌あり笑いあり感動ありの、見るのが楽しみな朝ドラでした。
■恋愛・ホームドラマ賞
パパがも一度恋をした (1月期)
とんでもない設定のドラマでしたが、笑いの中にも家族の絆を感じさせる、今だからもう一度見たいと思わせるドラマでした。
■時代劇・歴史ドラマ賞
※該当作品なし
■ショートドラマ賞
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい (10月期)
ショートドラマの枠にはまらない、キュンキュンできる恋愛ドラマでした。多少LGBT多すぎかなと思いましたが…。
■ネタドラマ賞
※該当作品なし
■特別賞
危険なビーナス (10月期)
1つの事件をじっくり描き、謎が謎を呼び、次の展開が気になるところは、さすが東野作品だなと思わせました。
■主演男優賞
小澤征悦(パパがも一度恋をした)
この人がこんなにコメディに合うとは思ってませんでした。もっとたくさんいろんなドラマに出てほしいところです。
■主演女優賞
浜辺美波(タリオ)
コメディエンヌがこなせるということは、結構な演技上手。今年は他の作品にも引っ張りだこで、一番躍進した女優ではないでしょうか。
■助演男優賞
塚地武雅(パパがも一度恋をした)
性格が女性の時と男性の時がまるで別人、お笑い芸人ですが、本当に卓越した演技力を持っているんだなぁと思わせました。
■助演女優賞
二階堂ふみ(エール)
元々演技力があった人だけに、やっと受賞かといった感じです。今度は主演作を見てみたいです。
■脚本賞
蒔田光治(タリオ)
今年はこの人しかいなくて、どうしようかなと迷った挙句、まいっかという感じで選びましたw
■音楽賞
エール (朝ドラ)
音楽がテーマの作品だけに、ミュージシャンも多数登場、お宝映像もたくさん、特に最後のコンサートは圧巻でした。
◎◎◎ 大賞 ◎◎◎
パパがも一度恋をした
恐らく存在すら知らないであろう人が多いドラマだと思いますが、とにかく面白かったです。あれからいろいろあり、もう細部は忘れてしまっていますが、それでももう1度見たいという欲求は強いです。パパが職を失い引きこもりになってしまったのを心配した亡きママが、おっさんの体を借りて現世に戻ってくるというとんでもない設定なのですが、主要人物がとにかく全員演技力が高く、抱腹絶倒のコメディであり、ほろりとさせられる涙のシーンもあり、今だからこそ元気がなくなっている皆に見てほしいドラマです。深夜枠だったのがもったいないですが、深夜だからこそのシーンもありましたし、深夜だからこそのキャスティングでしょうから、世の中なかなか難しいものですね。
【総評】多分世間的には半沢なんでしょうけどねw いつも書いているように、これは私の独断と偏見にまみれた賞ですので、これでいいのです。どうも私は経済ドラマが苦手な上、前作を見ていないドラマは見る気にならない、そして半沢のノリについていけないと、いろいろあってあんな人気ドラマを見てないんですねぇ。多分この先も永遠に無料で見られるなんてサービスがあったとしても、見ないと思いますわ。
さて、今回はパパがも一度恋をした、エール、タリオの3作品に受賞が集中しました。1部門ずつの受賞がおじさん~、30歳~、危険なビーナスの3作品で、パパ~は4部門、エールとタリオが3部門ずつの受賞です。正直なところ、今回は全体的に低調な年で、大賞のパパ~もこんなマイナーな作品に大賞とらせてええんかいなって思うくらいです。だからといって他にこれという作品もないですし、やはりこれでいいのです。
ちなみにネタドラマ賞に該当作品がないのは珍しいことではないですが、時代劇・歴史ドラマ賞はこれといっていい作品がない時は大河が受賞していたので、該当作品なしになったのは初めてです。
全体的に見ると、前述した半沢以外にも、私の家政夫ナギサさんが好評を博しましたね。これも4月期の放映予定が7月期にズレてしまった作品で、コロナ禍前の元気を保っていた作品と言えるでしょう。私も最初は興味があったのですが、終わった後見ていた人に聞いたところ、結局主人公がナギサさんと結婚したと分かり、急激に見る気を失いましたw 何でそうなったかはまったく知りませんが、絵的にきつい…。
昨年はとんでもない年となり、ドラマだけでなく低調なムードが続き、そうかと思えば忙しいところは目が回るくらい忙しかったりして、社会のバランスが大きく崩れてしまいました。そんな中ドラマ好きとしては、今年は架空の世界だからこそ楽しめるドラマや、コロナ禍をうまく取り入れたドラマチックな作品を期待したいところです。
大賞の作品は本当に面白かったので、コメディドラマがお好きでしたら
機会があればぜひ見てほしいです。
危険なビーナスも上質なミステリーでキャラも立ってて面白かったですね。
面白かったんですね♪
私が見たのは危険なビーナスぐらいかな~
個人的な感想と賞でも、なかなか読んでいて楽しかったです♪