日本百名山 ~BSプレミアム~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/12/30 00:03:21
こんばんは!30日(水)は冬型の気圧配置が強まるため、
北日本から西日本の日本海側を中心に平地でも大雪となる恐れがあります。
積雪や路面凍結による交通障害や暴風、高波に警戒・注意してください。
太平洋側も雲が広がりやすく、雨や雪の降る所があるでしょう。
南西諸島も曇りや雨となる見込みです。
秋の常念に分け入る
槍・穂高を一望
写真家も魅了
神秘!白い虹
麗しきフォトジェニックな山
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常念岳
〇ガイド 山岳カメラマン 渡辺幸雄さん
光や雲が創り出す山の一瞬を捉えた作品で知られる山岳カメラマンの渡辺幸雄さん。
30年以上四季折々の北アルプスを撮り続けています。
*撮影:9月下旬
前回は蝶ヶ岳山頂近くにテントを張って宿泊致しました。
今回は渡辺さんにスマホで撮れる山写真を教えてもらうところから始めます。
<山旅スタイル> スマホで撮れる山写真
ここで山旅スタイル。
〇スマホで撮れる山写真
スマホで撮れる会える山の写真、教えてもらおう。
「僕のお薦めは山で撮る空の写真です。山にいると空が大きく見えますよね」
〇主役は山でなく空
主役は山でなく空。
「あ~、いい青空ですね、綺麗です。なるべく空を多く入れて、
山の方をあまり大きく入れると空の雄大さ、大きさ、
雲の面白さが出ませんから、少しだけ山の方は入れる感じで撮ってます」
〇空と山の配分
7対3くらい
ポイントは空と山の配分、7対3ぐらいの比率にすると
空が引き立つ構成になるんだそうです。
「今ちょうど太陽の周りを虹色の輪っかが出来ています。
これを撮りたいと思います。空に二度同じ表情は無いですよね。
全て一期一会ですので一期一会を大事にシャッター切ってみてください」
山と空のアルバム、作ってみてはいかが?
2日目
朝7時、常念岳を目指し出発。
「やぁ~、最高の展望が広がっていますねぇ」
秋に彩られた稜線を進む。
「あ~下にあるもおあんちょっと紅葉してるのもあるんで
霜がね良く見るとね綺麗」
〇クロマメノキ
赤く色づいたクロマメノキに霜が降りてる。
「まぁ小さな秋と言ってもいいかなぁ。
やぁ~、ここのウラシマツツジの紅葉も綺麗ですね~。
やぁ~綺麗です」
〇ウラシマツツジ
稜線の上で紅葉しているウラシマツツジ。
まるで薔薇のよう、真っ赤に輝いてる。
「その下から見ると益々綺麗になりますね。磨きがかかったようです」
見上げると赤い絨毯のようだ。
ハイマツの緑と紅葉のコントラストが美しい稜線を進む。
「頂上の常念山脈がえ~、南北に延びてるんで、
で、槍・穂高連峰も南北に延びるんですね。
ずうっと槍・穂高の展望を見えながら歩けるっていうのが
この縦走路の醍醐味です。僕の一押しのビュースポットの縦走路です」
3000mを超える山の連なり、屏風のように聳え立つ槍・穂高連峰。
日本を代表する山岳景観を独り占めだ。
あっ、小さく尖った山が現れた。
渡辺さん?
「はい」
あれ何ですか?
「え~、蝶槍といいます」
蝶槍?
「槍ヶ岳もあの左側です。見えてますけども似てるでしょう?」
確かに、ちょっと似てますね~。
〇蝶槍
そっか~、蝶ヶ岳にも槍ヶ岳があったんだ~。
「はい、え~、蝶槍のピーク、山頂ですねぇ、蝶槍ピーク」
白い雲が湧いてきた。
「ちょっと見てください。すこっし薄いけれども
白い虹がですね出てるんですけども分かりますかねぇ~?」
白い虹がかかってる。
普通の虹は陽の光が水の粒に入って反射し、七色に分かれる。
白い虹は水の粒が小さい為、反射が僅か。それで白く見えるという。
「いやあ~、最高の頂上じゃないんですか?
もう、ホント、いや、あの常念の頭もね見えてきますし、
ん~、滅多に無いんですよ」
白い虹と常念岳の一期一会、素晴らしい風景だなぁ。
常念岳を目指しアップダウンを繰り返しながら進む。
「ちょっと岩が滑りやすいですね、ちょっと急ですね」
再び樹林帯に入った。森林限界を行ったり来たりだ。
「コメツガを中心にシラビソなどは針葉樹が生えてますねこの辺りは。
あ~、紅葉綺麗ですね」
秋の陽に輝くミネカエデ。
〇ミネカエデ
「紅葉のトンネルですねぇ」
進むにつれどんどん風景が変わってゆく。
「バリエーション豊かなのはこの稜線の醍醐味の一つですから
楽しく進んで行きましょう」
紅葉のトンネルを抜けると
「やぁ、蝶ヶ岳の稜線上には幾つか池があるんですね。
ここが一番その中でも大きな池です」
下って行くと突然池が現れた。
標高2500mの尾根、その上に池があるんだぁ。
何かいるのかなぁ?
「あっいた、あそこに見えますかねぇ?
オタマジャクシではなくてですね、サンショウウオなんですよ」
サンショウウオ?あっ、動いた。
〇クロサンショウウオ
こんな高い所で逞しく生きているんだな~。
池のすぐ近くでも
「あっ、あの、唯一残っているアザミですかねぇ、まだ咲いてます」
〇キソアザミ(紫色のお花)
残り少なくなってしまった花。
蜂が一生懸命蜜を吸ってる。
秋を満喫しながらの縦走。
常念岳にだいぶ近づいてきた。大きくて凄い迫力だぁ~。
渡辺さん、大きなザックを開き、遠隔レンズに取り換える。
カチカチカチ♪カチカチ♪
「いやぁ~、いいですね、ホントね、ホントに。
褒めて綺麗になるんならホントに褒めながら常念綺麗だよ~。あ~、いいね。
こっち向いてみたいみたいなね、あの~、モデルさん撮る時みたいな感じ。
言いたくなるぐらいですねぇ。あ~、惚れ惚れしますね~」
今回はここで終了と致します。
次回は常念岳を生涯撮り続けた写真家をご紹介します。
素敵な方です。どうぞよろしくお願いします。
はい、動植物、自然との出会いは素晴らしいですね。
来年はもう少し好転することを願いたいです。
ももさん、どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。
動植物、自然との出会いが素敵ですねw
どうもお疲れ様です。
こちらこそ2021年、どうぞよろしくお願いします。
ほんとにらいねんもよろしくおねがいいたします!