Nicotto Town



「海と波乗り達と彼女」のつづき


「ハワイ最後の夜」

スタンフォード大学を合格した僕のために、ハワイ最後の夜。
ハワイのホームステイ先のデビットと奥さんのモアナ娘で同級生のアメリアと、
ノースショアのボブもデビットの家に来てくれて一緒に送別会をしてくれた。
モアナの美味しいハワイ料理を食べたあとで、
デビットのギターを弾き モアナは、ピアノを弾いて 

僕は、モアナに教えてもらったウクレレを弾いた。
音楽に合わせてモアナは、フラダンスを踊った。
そしてボブとみんなが僕に「アロハ オエ」を歌ってくれた。
「アロハ オエ」は別れの歌だった。
一説には、
ハワイ王国終焉の2年後の1895年、
リリウオカラニ女王はアメリカをもとに築き上げられる
ハワイ共和国への反逆の容疑をかけられ、
イオラニ宮殿の2階の一間に8ヶ月間も幽閉されることになりました。
女王は捕虜となった約200人ほどの市民の命を助けるために、
自分の王という座を引き換えに取引をしたともいわれています。
このアロハオエの詞は、この幽閉されていた時にハワイ国王の終わりと
自身の想いから作られたものだとも言われています。

和訳
谷に降り注ぐ大粒の雨
森の中を流れゆく
まだ咲かぬつぼみリコ (ハワイの植物) を探しているかのよう
山あいに咲くレフアの花よ

さようなら あなた さようなら 愛する人
(あなたが愛されますように 愛をあなたに)
(あなたにアロハを あなたにアロハを)

木陰にたたずむ愛しい人よ
私が去る前にもう一度あなたを抱きしめて
また会えるその時まで

                              つづく




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