日本百名山 ~BSプレミアム~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/12/23 00:15:02
こんばんは!23日(水)は東北の日本海側や北陸を中心に雲が広がりやすく、
雨や雪の降る所がある見込みです。南西諸島も曇りや雨となるでしょう。
その他の地域は概ね晴れますが北海道や西日本の日本海側は
雲の広がる時間がありそうです。
荒海を行く船のような姿の荒船山。
錦に染まる岩の山を旅します。
彩りあふれる秋たけなわの森へ
切り立つ断崖へ
紅葉に染まる平らな山頂部
秋 色づく空中庭園へ
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荒船山
〇山岳ガイド 佐藤勇介さん。
山岳ガイドの佐藤勇介さん。国内外の岩壁を登ってきたクライマー。
一年を通じて荒船山に通い案内をしています。
*撮影:11月上旬
前回はお昼過ぎ荒船山に到着する前までのご紹介でした。
今回は荒船山山頂到着するところから始まります。
〇荒船山 山頂(1423m)
「お疲れ様でした。ここが荒船山山頂です」
到着。何が見えるのかな?
「向こうに八ヶ岳が木の間から見えています」
あ~、もううっすら雪が付いてる。
*八ヶ岳の後ろに左から赤岳、横岳、硫黄岳が見えます
「ここから艫岩(ともいわ)までが荒船山のハイライトになります。
じゃあ、行きましょう」
へぇ~、楽しみ~。
南北2km、幅400mに渡って広がる平坦な頂上台地。
10月も下旬を過ぎると山肌は一面黄金色に染まっていきます。
「この辺りはコナラやブナの木が多いですね」
20種類以上もの広葉樹とカラマツが秋を彩る。豊かな森ですねぇ。
何処まで行っても平なんだなぁ。
「ここまで広い台地が続くのは珍しいです」
ホントに広い。空中庭園っていった感じ。
鮮やかな黄色い葉が
「この木はチドリの木といいます」
〇チドリの木
「これは春に花が咲くんですが、この姿が鳥が飛んでる姿に見えることから
名付けられています」
花の形が名前の由来かぁ~。
「葉っぱの形からは想像できないんですが、実はカエデの仲間なんです」
へぇ~、こんな形をしたカエデの葉っぱもあるんだなぁ。
頂上台地の色づく森を進んで行きます。
「こちらを見てください」
ん?紅葉の中に何か赤いものがぶら下がってる。
〇カントウマユミ
「赤い実がついてますがマユミの木といいます。
枝がしなやかなので弓の材料として使われていたそうです」
赤い皮が割れて種が出てきてる。ははぁ。かわいいな~。
山頂から歩くこと20分余り
「この先、不思議な場所があるんです」
あっ、沢になってるみたい。
「ここは溶岩台地が蓄われた水が湧き出ている場所なんです」
へぇ~、山頂部にこんな湧き水が~?
一年中枯れずに湧き出てるんだそう、凄いな~。
あら、佐藤さん、何かあるんですか?
「ここは昔、縄文時代の石の矢じりが発見されたといわれている所です」
へぇ~、この辺りの石を矢じりにしたんだぁ。
獲物が沢山いた豊かな森だったんですねぇ~。
艫岩まであとわずか。
午後13時前、わぁ~、見晴らしが良くて気持ちいい所。
「お疲れ様でした」
ありがとうございます。
〇艫岩
「艫岩に到着しました」
やった。
「頑張りましたね」
艫岩の向こうに広がる壮大な山並み。
「とても良く見えてますねぇ、正面は浅間山です」
白い噴煙を上げているのが今も火山活動を続ける浅間山(2568m)。
その西側には青い尾根を連ねる北アルプス。
「剣立山連峰、そのさらに左に槍ヶ岳、穂高連峰があります」
日本の名だたる山々を見られて良かったぁ。
荒船山の切れ落ちた絶壁と広々とした平らな山頂部。
歩き応えがあって楽しかったなぁ。
〇山岳ガイド 佐藤勇介さん
「平坦な頂上台地の広々とした景色は荒船山だけにしかない景色だと思います。
下から見上げると非常に険しくて登れないような山に見えますけども、
登山道は傾斜の緩い所に付けられていて、比較的登りやすいので、
是非季節やコースを変えて登って頂くことをお薦めしたいと思います」
深まる秋に輝く彩りを魅せてくれた荒船山。
その独特の自然の造詣に心躍らせた山旅でした。
三日に続きこちらに記載させていただきました。
群馬県下仁田町にあります内山牧場キャンプ場からスタートし、
船のような形の荒船山を見ながらまずは山頂部へ。
日照りの時に助けてくれる一杯水とのもありましたね。
田んぼを潤す貴重で有難い水。そこから急な岩場を登ったり、下ったり。
佐藤さんに岩場の下り方を教えていただきましたね。
そして山頂部には湖があり荒船山には滑津川という太平洋や日本海に
注ぐという素晴らしい川もありましたね。
そして沢山の植物、カエデ等美しいですね。
現在は12月でかなり寒いはずですので雪でしょうか?
真っ白な荒船山も美しいでしょうね。
雪も降る所ですよ。写真だけですが雪姿の荒船山も美しいです。