12/19 キラキラと4択
- カテゴリ:タウン
- 2020/12/19 02:14:48
仮想タウンでキラキラを集めました。
2020/12/19
集めた場所 | 個数 |
---|---|
ショップ広場 | 3 |
ビーチ広場1 | 20 |
4択 「石鹸」
キラキラ 「ショップ広場」 リサイクルショップ
「ビーチ広場」 波打ち際 中央
4択 好きな香りは? → 石鹸
体感で一番多くでてくる気がする。
ごちそうさまでした!
日本で最初に石鹸についての記録は1596年の石田三成が博多の豪商に送った「シャボンありがとう」の礼状であることから輸入品であったと思われる。
国産石鹸の記録は1824年、江戸の蘭学者が医薬品として作っている。
洗濯石鹸の製造は1873年横浜磯子で堤磯右衛門で、日本初の石鹸製造所を作り、その製品は日本のみならず香港・上海へも輸出された。磯右衛門の死去に伴い、廃業するが、その門下が花王や資生堂で製造を続けたことから日本には1900年代一般にも広く使われることになった。
石鹸が一般的になってまだ120年足らずなのだなぁ。
ではそれまでどうやって洗っていたのだろう?
洗顔にしぼってみてみる。
古代の暮らしを知る方法の1つは発掘によりどこにどんな設備があったか、を知ることによって事の重要性がわかる。
古代の村の作りで長か祭祀者かわからないが、大きな建物の近くにこれまた大きな井戸の跡が見られるという。
それをどのように使用していたのかはわからないが「水」というものを重要視していたことは古来からのようだ。
古代の暮らしを知るもう1つの鍵は土偶や埴輪などだ。愚弟に「洗顔してる土偶とか埴輪ある?」と聞いたら「ねぇよ」と言われた。愚弟が知らないどこかにあるかもしれないが、まだ古代の洗顔はわからない・・・。
万葉集に「君より言の繁きを古郷の明日香の川にみそぎしに行く」(変な噂広まったからふるさと明日香の川にみそぎしにいくわ)とあったことから水で清める、汚れやけがれを払う、という常識が民衆にあったことはわかっている。
奈良時代に仏教が入ってきて「温室経」に浴室に七物を整えれば七病を除き七福を得ると説かれている。
これは医者が釈迦やその弟子に見を清めることの大事さを説いたものをお経にしたもの。
「七物」は、沐浴に必要な7つのアイテムのことで、①火、②水、③洗い粉、④芳香物、⑤洗剤、⑥歯ブラシ、⑦入浴時に着用する衣服、以上の7つ。
「七病」は入浴によって解消される病気のことで、①肉体的な病気、②風邪、③手足のしびれ、④冷え性、⑤熱気、⑥不清潔、⑦だるさや眼の疲れ、を挙げている。
「七福」は、①無病、②清潔、顔立ちも良くなる、③身体からの悪臭、衣服の汚れの解消、④肌のうるおい増加、⑤運気上昇、⑥口臭予防、⑦衣服が清潔できらびやかになるとのことだ。
ここで「七物」に洗い粉がでてくることに着目。
何使ってたのか?というと小豆の粉で作る 澡豆(そうず)という洗浄料である。小豆などの豆粉には汚れを落とす発泡性の物質サポニンが多く含まれているので古くから使用されていたらしい。
澡豆で検索してみると作ってみている人がいて驚いたよ。
その人曰く「洗顔料としては小豆の繊維がいい感じ」らしい(作りたかったのは澡豆料という平安時代のシャンプー)。
平安中期(927年)に編纂された『延喜式』(えんぎしき)という格式(律令の施行細則)がある。施行は967年からなので準備に40年もかけている。基本はどのような祭祀をするか、どのような租税をとるかどのように主要道路の宿駅、駅馬、伝馬を整えるか、が記されている。各地の地名を2文字表記できるようにしろというおふれもあって、それで全国の地名が変更されたことがわかる。
その中に洗料として用意するもので澡豆(そうず)や皂莢(さいかち)が記されている。
澡豆は前述した小豆などの豆から取る洗料。
皂莢(さいかち)はマメ科ジャケツイバラ亜科サイカチ属の落葉高木。別名、カワラフジノキ。
樹齢数百年というような巨木もあり、群馬県吾妻郡中之条町の「市城のサイカチ」や、山梨県北杜市(旧長坂町)の「鳥久保のサイカチ」のように県の天然記念物に指定されている木もある。
高さ20メートルにも及ぶ高木で、幹には枝分かれをした大型のとげが無数に付いているのが他の植物にはない特徴。
その豆果は痰がからむのを抑える薬として使われたが、洗料として民間に広く使われていたという。
小豆は食べることができるから、一般の人にはそれを洗料として使うのはためらわれても、食べられない皂莢(さいかち)なら野生の木からとって乾燥させて使うことができたかもしれない。
どのぐらい民間に普及していたかわからないが、一般人が使うのなら小豆よりこっちだな。
長くなったので、続きはまた「石鹸」がでてきた時に!
ネタを温存しようとしてるわけじゃないよーないよーナイヨー。
石鹸からここまで知識を広げるとは
古代は生きることに精いっぱいで洗顔どころじゃなかった気がするねえ
オシャレって、余裕がないとできないから
奈良時代にはもうお風呂の重要性が、宗教の教えとして広まってたんだねえ
今の日本人の綺麗好きはここら辺からずっと受け継がれているのだな
石鹸と言えば、「大草原の小さな家」シリーズが思い出されるなあ。
…って言ったことあったっけ?
店売りの堅い石鹸は使えないけど、と言う様な記述があったように思う。
店売りのがいい匂いが付いてるって書いてあったかどうかまでは、記憶にないや。
手作りのやつは半固体なんだろうな。
石鹸は、脂肪と、灰からとったアルカリを混ぜて作ってたんだよね?
死刑場の土が関係あるとか何とか読んだような記憶もあるけど…火刑場?
人体の油と灰が混じって、石鹸ができたとかできないとか。
うろ覚えだから、機会があったら調べてみてね(笑)。