Nicotto Town



「青春は、何度でも・・・」のつづき


総体のコンクール」

夏休み
レミーは、 秋の総体のコンクールに向けて 毎日練習していた。 
応援団の乱蔵は、部活がお休みだったが、 
僕たちが部活が終わる時間になると学校に来ていた。 
3人でいつものケンタッキーに ほぼ毎日行っていた。 
レミー の食欲は相変わらずだった。 
練習の成果もあって秋季大会 で準優勝になった。 
ほぼ選春の選抜の出場が決まった。 

レミー 達ブラスバンド部は、地区予選と県予選を突破していよいよ全国大会に出場した。 
大会前は学校に21時頃まで残って練習していた。
僕と 乱蔵は会場に行った。 
今年の総体は、兵庫だったので僕の地元だった。
レミー は、5個のドラムが付いたマーチングドラム を演奏していた。
見事な演奏と一糸乱れぬ動きで、
マーチングバンド・ バトントワリング部門全国大会で金賞をとった。 
表彰式が終わって僕たちの姿を見てレミーは、走って僕に抱きついてきた。 
そんなレミーを愛しく思った。 
その後、乱蔵ともハグをしていた。 
レミー は、1年生なのに3年生の滝汗麗子ドラムメジャーから 
次のドラムメジャーを任されていた。 
金賞を取った後に1年生でドラムメジャー を任された 
レミー は、相当 責任感を抱えていた。 
引退する3年生の人数も多かった。 
金賞とったことによって 
勉強をさせたい親たちは、遅くまで練習する部活をもうやめるように言っていた。 
3学期に入ると 2年生たちがバタバタと辞めていった。 
80人いた部員が20人になってしまった。 
残ったメンバー で、来年に向けて必死で練習をした。 
一年生が、どれだけ入ってくるかにかかっていた。 

                  つづく

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2020/12/19 21:50

愛架さん
こんばんは!(^^)!
コメントありがとうございます。

若いっていいですよね。
経験がないから思ったことをまっすぐ貫けるから。
アバター
2020/12/19 17:52
こんにちは♪
「青春は、何度でも・・・」最初から読ませていただきました。
細かい描写で登場人物の人となりもよく解りますし、場面が想像できます。
自分達の目標に向かって懸命に努力する姿にも感銘を受けました。
若いっていいですね!
その頃は若さの尊さも意識せず生きてきた私ですが、
昔の自分を思い出して懐かしく、楽しい思い出が蘇りました。
つづきも楽しみにしています。



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