Nicotto Town



「初恋②」のつづき


「投資」 

僕の父は、僕が小学校4年生の時に、交通事故で亡くなった。 
父は、ネットショッピングの会社を経営していた。 
元々コンピューターの プログラマーで、 
ネットショッピングのプログラミングをしてしていた。 
その会社が経営難に陥って、父が会社を買い取って、 
会社を見事に立て直した。 

10名ほどの社員だったのが、今は280人ほどの規模になった。 
母は、投資が好きで 父からの給料を 節約しながら 
余ったお金を投資に回して 資産を増やしていった。 
父が会社を買えたのも母の投資で儲けたお金だった。 
父が亡くなる1年前にその会社は、上場した。 

僕は、まだ小さくを母は、会社を経営するのが嫌だったので、 
母は、会社の株を全部売却して、そのお金で投資をやっている。 

中学一年生になると 母は、僕に言った。
「中学までは 義務教育だから私が面倒を見ます」 
「高校からはあなたが 好きなことをしたらいい」 
「今から自分でお金を稼いで高校大学 の授業料を稼ぎなさい」 
母は僕に、証券会社の口座を作って投資のお金を振り込んだ。 
その銀行口座のキャッシュカードも僕に渡してくれた。 
「このお金でしっかり儲けなさい」 
投資の課税20%なのでそれ以上は好きに使っていいと母は言った。
母は、僕を18歳の時に産んだ。 
大学に入学して少しして妊娠に気付いた。 
母は、僕を生んで母のお母さんに僕を預けて大学生活をしていた。 
父も母と同級生で 大学に入っていた。 
二人は高校時代から付き合っていて、 
僕がお腹にいることを知った父も母も とっても喜んだ。 
籍だけ入れて 二人は大学生活を送っていた。 
大学を卒業してすぐに 結婚式をあげて一緒に住んだ。 

僕は中学校1年生から投資の ありとあらゆる本を読んで勉強した。 
証券会社の投資シュミレーションで練習して、 
投資のコツをを掴んだ僕は、中学校2年生から資金の運用を始めた。 
母は最新の、パソコンとスマホを僕に与えてくれた。 
学校にスマホは持っていくのは校則で禁止だったが、 
僕はこっそり持って行った。 
誰にも見つからないように使うときは 便所で隠れて使っていた。 
基本のIFDOCO注文 しているので、自動的に利益が確定し、 
予想以上に下がった時は損切りを自動的にしてくれる。

IFDOCO注文は、新規注文(指値・逆指値)のエントリーが約定すると、 
利益確定と損切りのOCO注文が自動的に発注される。
パソコンの前に長くいられない人にとっては非常に便利な注文方法です。 
母は一度言ったことは撤回しないので、 
僕は高校大学行きたかったらその費用を稼がないといけない。 




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