読書感想文⑧「怒らないこと」 ※ネタバレ注意
- カテゴリ：日記
- 2020/12/09 19:32:41
「怒らないこと」
著者アルボムッレ スマナサーラ
スリランカ上座仏教の長老が、
初期仏教説話を紐解きながら「怒り」をテーマに語った本です。
※ネタバレ注意
小説じゃないからお許しください。
学んだことを少し書いてみます。
興味がある方はお読みください！
今までいろんな啓発本を読んできましたが、
一番わかりやすく書いてありました。
「怒り」が生まれると「喜び」が失われる
「楽しい幸せだ美しいワクワクする」喜び
「楽しくないつまらない退屈だ」 怒り
この感情が強くなると怒りになる またその原因は不安、不満である。
怒りの種類
1. 怨み・・・・・・・・ 怒りが長期に消えない
2. 人を軽視する・・・・ 自分は正しく優れていると思い他人は劣っていると思う。
3. 張り合う・・・・・・ 他人と調和できない 他人と競争する
4. 嫉妬・・・・・・・・ 他人の良いところを認め たくない
5. 物惜しみ（ケチ）・・ 分かち合えない
6. 反抗的・・・・・・・ 他人から学びたくない
7. 激怒・・・・・・・・ 他人を傷つけるほどの怒り
怒りの種類を知ろう
私は正しい・・・・怒り
相手が正しい・・・学び
愛情を人格化したものが「神」
憎しみや嫉妬や怒りを人格したものを「悪魔」と言う。
頑張っても努力しても結果はすぐには出ないもの
やり続けた人に良い結果がいずれ訪れる。
正しい方法でやらなければ正しい結果が訪れない。
上手くいかなければ正しい方法を 見つける。
精一杯やって結果は求めない
「私が」「私は」を捨てると楽に生きられる
エゴが強い人の周囲には敵ばかり それは自分で敵を作っているだけ。
怒りの人生に喜びはない なぜなら怒りがある間に喜びがないからである。
正義の味方になってはいけない。
正義の味方は怒りを正当化している 悪人を倒してやろうと敵を探している。
四無量心
慈・・・・ やさしさ
悲・・・・ 困った人を心配する気持ち
喜・・・・ 他人の幸せを喜ぶ嫉妬しない
捨・・・・ 差別のない平等な心
愛情 肯定の思考・・・ 創造したり、作ったり、育てたり
怒り 否定の思考・・・ 否定したり、捨てたり、壊したり
怒ってる人は「幸せ泥棒」
怒りは伝染する。
怒ってる人の近くにいる人 は自分の幸せな時間を奪われる。
怒っている人が近くにいたら一目散に逃げること、
同情して話を聞くと幸せな時間を奪われる。
その人の怒りが早くなくなることを祈ってあげる。
怒りが収まってから 話を聞いてあげる。
怒りの感情が芽生えたらどうするか？
「今怒ってる私」 そう言ってみよう。
怒りを見つけると 怒りは消える。
普段から認識する。
怒ったら負け、怒ったら馬鹿 、怒らない人になると決める。
怒らない人=幸せな人
怒りを抑える我慢する発散する。これは意味がない。
エゴを捨てると自由になれる
何を得た何を成し遂げた人からの評価は幸せの基準ではない。
今やるべきことをやったかその繰り返しが幸せにつながる。
勝ち負けではなく自分の能力が発揮できたか？
それができた時 幸せを感じる。
執着を持たな ければ自由を手に入れられる。
小欲知足、 欲を少なく足るを知る生き方
ものに依存しない生き方をするとやすらぎに至る。
「役に立つ」とは、人の気持ちを穏やかにさせたり気分よくさせること。
私は役に立つ人間になっているだろうか？
「慈しみ赦し 謙虚に生きること」
こうありたいものです。
※慈しみとは、すべての生命に対して幸福を願う心
たんぽぽさん
おはようございます＾＾
コメントありがとうございます。
怒りの感情は無意識に出るものなので仕方ない。
その怒りの感情はどう処理するかは、その人次第。
うまく処理をすれば、幸せな（喜び）時間を過ごせて、
怒りを処理できないと、喜びが失せた時間がつづく。
どっちがいいかはあなた次第って感じかな・・・！
この本は、定期的に図書館で借りて読んでます。
怒りたいことがいっぱいありすぎて
今年はコロナだった＾＾
その中でも平常心でいられるか。
これやばい！
すごく素敵なことがいっぱい書いてあって！
コピーして手元に置いておきたいくらいです！！！
（上手にまとめて下さってありがとうございます！）
私はおっとりしてるせいか怒るということがあまりないのですが
怒ってる人によく「そんな怒らないでよ！」と怒ります(^_^;)（怒りが伝染してるんだ～ｗ）
あと弱い者いじめとか見ると激怒しますｗ
あの世に行った時閻魔大王様にあっかんべーして「抜けるもんなら抜いて～」と
舌を出せるような・・・きれいな心でいよう。そう思って生きているつもりでいたけど
それも驕りなのかなぁと最近思うようになりました。
もしかして人に嫌な思いをさせてるかもしれないし気付つけているかもしれないし
常に自分を見つめ直す謙虚な気持ちが大切かな～と。
最後に書いてある慈しみを大切に生きていけたらいいなぁと思います。
ほんと素敵な記事をありがとうございました＾＾
また時々このページの日記を読ませてもらいに伺います＾＾