日本百名山 ~BSプレミアム~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/12/02 00:01:37
こんばんは!2日(水)は北日本日本海側から山陰で雲が広がりやすく、
雨や雪の降る所があるでしょう。関東南部と南西諸島も曇りや雨となる見込みです。
その他の地域は概ね晴れるでしょう。
--- 古から続く修験の道 国宝五重塔 標高1400m ---
~~~ 広大な湿原 ~~~ ~~~ 真っ盛りの 紅葉 ~~~
錦に染まる 生まれ変わりの山
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出羽三山
*撮影:10月上旬
〇ガイド 芳賀成史(はがのりひと)さん
この地で生まれ育った芳賀さんは月山の頂上に建つ山小屋の三代目。
出羽三山で山伏として修業にも励んでいます。
前回は1日目の湯殿山参籠所まででした。
そこで1泊をしまして湯殿山神社に向かいます。
2日目
大きな鳥居をくぐって湯殿山神社に向かいます。
「いよいよ生まれ変わりに行きたいと思います」
一体どんな場所なんだろう?
歩くこと30分、谷あいを流れる沢を渡ると。
「はい、ここがあの、今回生まれ変わりの旅の最終地、湯殿山神社です」
〇湯殿山神社本宮
この先には何があるんですか?
「お湯が沸き出す岩がございまして、それが御神体になります」
御神体にお参りする前にお祓いを受けます
更に紙の人形を自分の分身に身立て体を拭き、
息をかけることで罪、汚れを移します。
これを水に流すことで身を清めるのです。
ここから先は撮影することが出来ません。未だ神秘に包まれた場所です。
「はい、生まれ変わって清々しい気持ちになりました。
で、これからあの~、山に行って、え~、清々しい気持ちで
山容を眺めたいと思います」
目指すは紅葉に染まる月山を望む絶景ポイント。
沢沿いの道を辿(たど)り山の懐へと分け入って行きます。
足元に結構な勢いで水が流れてる。
川の中を歩いて行くのかな~?
「ここがあの、このコースの難所、水月光(みずがっこう)です」
〇水月光
「途中、あの~、参道を水が流れてて、苔がむしてますんで、
足元十分注意して気を付けて行きましょう」
はい。
ちなみに月光というのは地元の言葉で急な坂って意味なんですって。
水が流れてる急な坂だから月光なんだ。
滑らないように慎重に、沢沿いに続く水月光を登って行きます。
わぁ~、今度は梯子(はしご)だぁ。
「そうですねぇ、金(かね)の梯子になりま~す。
両手使ってしっかり一歩ずつ登ってくださ~い」
は~い。
ここは金属の梯子がかかる急な坂だから金月光(かながっこう)って
いうんですって。
〇金月光
凄い角度、流石修行の山だなぁ。
気を緩めず、一歩一歩確実に登って行く。
「はい、ここで終わりになりま~す」
わっ、ようやく、登り切ったぁ~。
歩き続けること1時間半、視界が一気に開けたぁ。
「あそこまで行きますねぇ」
色付いた木々の向こうに見える峰の辺りが目指す絶景ポイントです。
それにしても見事な紅葉だなぁ~。
鮮やかな黄色はミネカエデ。チシマザサの緑とのコントラストが綺麗。
月山とはまた違った趣き。ホント素晴らしいなぁ。
さぁ絶景ポイントまであとひと踏ん張り。どんどん標高を上げて行きます。
登り始めて3時間、眺めのいい尾根に出た。
あ~、この辺りが絶景だなぁ~。
「どうですか~?」
目の前に山全体を秋の色に染めた月山がどっしり構えてる。
緑のキャンバスに朱色の絵の具で模様を描いたみたい。
紅葉狩りに来た人達の姿も見える。まさに今が一番の見頃です。
夕陽を浴びて輝く紅葉の月山。神々しい姿だな。
「凄く綺麗なんですけど、なんか物悲しくもありますよね。
これから雪に閉ざされた冬になるのかな~っていう」
まもなく登山シーズンも終わる。でもこの紅葉は一生の思い出になったな。
〇ガイド 芳賀成史さん
「もう私の人生の中ではこの山無くしては語れないというか
体と心と全てこの出羽三山に育んでいただいたものなのかなっていう風に
思いますね。この自然をいかにその未来の子供達にね残せるかっていう
責任感ってものを強く感じますね」
出羽三山を巡る生まれ変わりの旅。
受け継がれてきた1400年の歴史に思いを馳せ雄大な自然の中で
その信仰を肌で感じた山旅でした。
いかがだったでしょうか?
冒頭にありましたように、羽黒山で一度死んで、月山で母胎に帰り、
湯殿山で生まれ変わるという意味がお分かりになられましたでしょうか?
三山ともそれぞれに特徴的な山ですが自然の偉大さを感じませんか?
松尾芭蕉さんにゆかりの地というのも素敵な所ですね。
庄内平野で収穫されるお米も日本海で獲れる海の恵みも
山からの恵みによるものですね。感謝です。
少し22時手前にはうっすらながら雲の間雨が降っているところに
お月様もかすかに見えたりもしました。
気温は低いですね。どうもお疲れ様です。ももさんはご健康でしょうか?
またまた~、ご謙遜の程を、ももさん。そこが素晴らしいところです。
太郎坊というのはどちらでしょうか?坊とは僧侶がいる所を指す言葉であります。
なるほど~、では、この出羽三山に近い感じの重要な場所なのですね。
素敵な所へ赴かれたのですね。
ももさん、各地に行かれいろいろな見識がありますね。
今度どうか教えてくださいませ。
本日も冷える予報です。どうぞ暖かくして風邪をひかないようにお過ごしくださいませ。
数年前に滋賀の太郎坊に行きましたwそこは狭い参道を産道に見立てて
そこを通って生まれ変わるって聞いたような?よく覚えてなくてごめんなさい(^^;)