Nicotto Town



「海と波乗り達と彼女」のつづき


「進路」 

大会が終わるとぼちぼち真剣に進路を選んで
受験勉強をしなくてはならなかった。 

猛は、湘南の戻って地元の公立高校へ行くと決めていた。 
そこには多くの友だちやサーフィン仲間がいた。 
仁は、東大を目指すため関西の灘高に行くために猛勉強をしている。 

海原愛子のあだ名はカーコ苗字の最初の文字の「カ」と 
名前の最後の文字「コ」を取ってそう呼ばれている。 
カーコは、アメリカ ニューヨークの名門高校の 
トリニティー・スクールに進学することが決まっている。 

僕は、ハワイの高校のミッドパック インスティチュートへ行こうと思っている。
 
僕たちは、時に一緒に遊んだり勉強したり
波乗りを猛としたりしながら過ごした。 

そして 全員希望の進路に進むことができた。 

卒業式が終わって、4人で「日の出食堂」でお別れ会をした。 
母がピアノを弾いて歌ってくれた。 
カーコもピアノを弾いて歌った。 
僕はカーコを送ることにした。 
カーコは、 
「海君、お別れね」 
「海君に、会えてよかった」 
「ここに来て大正解だと つくづく思う」 
そう言うと、 彼女は僕にキスをしてきた。 
思わず僕は彼女を抱きしめた。 
もう1度次は僕が彼女にキスをした。 
長いキスの後 僕たちは握手をして別れた。 

                        つづく   

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2020/12/11 10:35

なっちゃんさん
おはようございます^^
コメントありがとうございます。
哀しい過去をどう乗り越えるか、海はどうしてあげるのか・・・
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2020/12/03 00:18
カーコちゃんは美人で聡明で音楽もできて帰国子女で なんでも「もってる」完璧なお嬢さんだと思いきや、
とても悲しい経験をしている子だったのね…
個人的に「本当に明るい」とか「大きな幸福」を知っている人は その前提として暗いものや大きな悲しみを知っている人だと思ってきました。カーコちゃんが新作では生きまくってほしいです^^(前作も短命ではあったけど幸せだったよね♪)



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