Nicotto Town



「海と波乗り達と彼女」のつづき


「サーフィン大会エントリー」

中学校三年生になったら僕たちは、サーフィンの大会にエントリーするつもりだ。生見海岸で毎年 行われる公認のサーフィン大会が 毎年5月末にある。

サーフィンゲームズ for WORLD MASTERS GAMES KANSAI 
U-18(S)・・24名(NSAキッズ・ボーイズ・ジュニアクラス及び一般)

僕たちはこの大会に向けて毎日猛練習をしている。
僕も猛も大会に出るのはこの大会が初めてだ。


真冬もよっぽどいい波が来た時は ウェットスーツを着て入るが、
毎日波乗りをすることはない。
だからこの今から11月までと、
3月から大会の日までこの期間に練習しないといけない。

サーフィンは本当に難しい!
自然相手のスポーツなので、毎回コンディションが異なり、
基本的に同じ波はこないので、反復練習が出来ません。
色々な波やコンディションを経験して、
コツコツと経験値を上げていくしかないのです。

サーフィンをする上で守らなければならない
「ワンマンワンウェイブ」というルールがあります。
一つの波に一人だけしか波に乗ることが出来ない。
基本的にサーファーは波の崩れる方向に滑っていきますが、
その波に二人以上乗れば、接触等の事故が起こる可能性があります。
ただし波が良くて、ピークから両サイドに波が崩れることもありますが、
その場合は両方向に一人づつ乗ることが出来ます。

そして、その波に乗るのは、
一番先に波が割れるピークにいるサーファーに一番の優先権があります。
ピークのサーファーが乗ったら、
周りのサーファーはその波に乗ることは出来ません。

ここで少しサーフィンの歴史を
サーフィンはハワイやタヒチに住んでいた古代ポリネシアの人々が、
西暦400年頃に始めたとされています。
その後、20世紀になるとアメリカ本土に伝えられ、
カリフォルニアを中心として急速に人気を得たスポーツです。

日本では、1960年頃に駐留アメリカ人が湘南や千葉の海でサーフィンをはじめ、
それを見ていた少年たちが模倣して自作のボードで
初めたのが起源と言われています。

その後、1965年には愛好者により日本サーフィン連盟が発足し、
競技スポーツとして着実に発展してきています。
僕たちは中学校3年生になっていよいよ 
サーフィン大会まであと1ヶ月ちょっと・・・
                           つづく




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