Nicotto Town



初恋・・・「プロローグ」編


-初恋-

「プロローグ」

僕は、中学一年生の2学期に転校先の中学校で、
彼女と初めて会った瞬間に恋に落ちた。
たぶん初恋だったと思う。

彼女は、バレーボール部、僕は野球部。
クラスは別々で教室も1階と2階で離れてた。
彼女が、確か階段の踊り場で、友達としゃべってる横を
僕が、通り過ぎたとき、そうあの瞬間、
どれくらいの時間だったか覚えてないけれど
僕の足が動かなくなって、彼女を見つめていた。
彼女も友達の方ではなく僕を見つめていた。

1000年の時を超えて、僕たちは巡り合った。
そう思えるほど、
出逢った瞬間に、僕たちは恋に落ちた。
身体が熱くなり、心臓の音がドクドクと聞こえた。

僕は、「瞳があって君が微笑んでくれた瞬間に」恋に落ちていた。
彼女は、「瞳が合った瞬間に好きになった」って言ってたね。

幼い僕らは、キスもしないまま手紙の交換や交換日記、
そして、部活の帰りはいつも手をつないで彼女の家まで送っていた。

彼女の手紙の封筒と便箋はいつもスヌーピーだった。
今も、スヌーピーは、僕のマスコットなのです。

お互いの友達たちと一緒に、スケート場にいったり、
映画を見に行ったり、楽しい時間を過ごしていた。

このまま幸せが永遠に続くと思ってた。
運命のいたずらが、二人を引き裂くときが来るなんて、
中学二年生の2学期の終業式の日に、
彼女が、親の仕事の都合で広島に転校することになった。




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