Nicotto Town



「初恋」のつづき


以前書いた初恋の続き 

「転校」 

僕が中学1年生の2学期の転校先の学校で、 
出会った初恋の相手が、中学2年の1学期の終業式に広島に転向することを 
一か月前に彼女から聞いてから、お互い努めて明るく振る舞ってきた。 

終業式の当日 彼女を囲んで数名の友達が、泣いていた。 
僕の姿を見たその友達たちは、僕と彼女の間に、道を作るように分かれた。 
正面に立っている彼女は涙をふいて 
「一緒に帰ろう」 と笑顔で言った。 
手を繋いでできるだけ明るくいつものように彼女の家まで歩いた。 
今までキスもしたことが、なかった僕たちは、 
今日はキスをする約束をしていた。 
お互い照れながらキスをして僕は彼女を抱きしめた。 
一気に感情がこみ上げて二人で泣いた。 
文通をすること もし好きな人ができたら必ず報告すること 
この二つを約束して 僕は、重い足取りで自分の家まで帰った。 

「ピンポーン 」家のチャイムが鳴った 。 
出てみると彼女の親友が、「 彼女が制服を第二ボタンを欲しいて言ってるよ」 
「自分で渡すよ」 と家を出て 二人で彼女の家まで行った。 
大方引っ越しが終わっていて、彼女は数名の友達と写真を撮っていた。 
友達が気を使ってくれて 二人のツーショット写真を何枚か撮ってくれた。 
最期に握手をして 引っ越しのトラックを見送った。 

文通は高1の2学期の終わりごろまで続いた。 
彼女は引越し当初、「寂しい寂しい」と言ってた。 
だんだん向こうの学校にも慣れ友達のことや 
学校行事のことを 手紙に書いていた。 
スヌーピーの封筒と便箋の手紙の最後には必ず「会いたい」 と書いてあった。 

つづく 

アバター
2020/11/13 06:25
まるこさん
こんばんは!(^^)!
コメントありがとう^^
つづき頑張りますね^^
切ないでしょ><
アバター
2020/11/12 17:15
つづき、書いてくれたんだー♪
甘く切ないなぁ。
初めてで最後のキスだったのかなぁ。
つづきが楽しみだよ☆



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