Nicotto Town



その前の名前

今日の帰路にバスの窓から流れていく街並みを眺めていた

そこで見覚えのないものに気づいた
それは高倉町珈琲

何度となく利用する通りに新しいお店ができていることがある
そこで思うのはそのお店ができる前は何があったのか
それまでのその場所は自分の中では景色となっていたのか存在感がない

別のお店があったとしても新しいお店に替わるということは、流行っていなかったのだろう
それまで大して利用していないのだからとりたてて意識もしない
だから思い出せないのも無理はない
新しいお店ができたときに前の状態が思い出せないのはそういう理屈なのかもしれない

その高倉町珈琲に気づいたときは前のお店が屋号を変えたのかと思った
居ぬきとして入ったためか黄昏時だったためか、遠くからの外観に違いを感じなかったからだ
確かあそこは名古屋から153号線で豊田に入ったときに、トヨタの工場がある町の名前
そういう印象で記憶に残っていたので、そこを手繰り寄せる
元のお店の名前は元町珈琲だ
そして屋号を変えたと思い調べてみたら別のお店のよう

とあるビルのテナントにラーメン屋が入っている
実はその場所はラーメン屋として少なくとも四軒目以上は入れ替わっているはず
居ぬきで入りやすいのかいつもラーメン屋だ
そしてしばらくすると閉店している

お店の違いがあるとはいえ、ラーメン屋としてうまくいかなかった場所にラーメン屋として入るのだから不思議ではない
今回は珈琲店の場所に似たような珈琲店に代わったわけだが、その場合はうまくいくのだろうか
もっともFC店の場合は、より条件のいい系列に乗り換えただけとも考えられるが





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