Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見てきました。



ちまたでは『鬼滅の刃』がヒットしているみたいですが、
安寿は、映画の日の11月1日、
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見てきました。

もう泣きましたよ。

とはいえ、映画の出来としては、
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』の方がいいと思います。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンという物語には、
二つの話の軸がありまして、
一つは、ヴァイオレット・エヴァーガーデンという
自動手記人形に手紙の代筆を依頼した人々の物語。

そこでは、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、
人々の関係を手紙を書くという行為によって変えていく、
つまり、人間関係を化学変化させる触媒としての役割を果たしますが、
彼女自身は、あくまでも脇役です。

そして、『外伝』は、こちらが主軸となった物語です。

もう一つは、ヴァイオレット・エヴァーガーデン自身の物語。
孤児であり、兵器として育てられたヴァイオレット・エヴァーガーデンが、
ギルベルト少佐と出会い、少しずつ人間として育てられていく。
しかし、戦場で二人は瀕死の重傷を負い、
少佐は「アイシテイル」という言葉を残したまま、行方不明になってしまう。

だが、悲しいかな、
兵器として育てられてきたヴァイオレット・エヴァーガーデンは、
「アイシテイル」という言葉の意味が分からない。
意味は分かっても、その中身、
肝心の感情がわからない。

そんなヴァイオレット・エヴァーガーデンが、
依頼者に代わって手紙を書くという仕事を続けることで、
人間の心の機微に触れ、
少しずつ「アイシテイル」が何かを学んでいく。

これがもう一つの話の軸です。

そして、今回の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、
こちらの話が主軸となった物語ですし、
「アイシテイル」という言葉が少し分かるようになった、
彼女の物語にエンディングを与えるべく作られたお話と言えるでしょう。

ですから、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の方は、
アニメ各回のシリーズを見ていないと分からない部分が多いですし、
シリーズ全体を通じての結末なのです。


この結末でよかったのか、うーーーん。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンに
幸福な日々をもたらすためには、
このような結末しかないとは思いますが…、

安寿としては、
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは
居なくなってしまった人を思い、
「アイシテイル」の意味を探し続けながら、
生きていった方がいいと思っているので、
最初の軸の物語を望んでいたところがあります。

しかし、
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの物語は、
結末を迎えてしまいました。
したがって、これから先、
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの物語が
作られていくことはないでしょう。

それが、ちょっと残念に思います。

アバター
2020/11/07 11:49
>うとうとさん

そう、
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、
無理してエンディングを拵えた感じがあって、
私は好きではありません。

『外伝』の方が、作品としては上ですよね。
アバター
2020/11/05 22:02
安寿さんがつぶやいてくれたおかげで、終了間際になんとか観ることができました^^v
京都アニメーションを知らなかったので、安寿さんが教えてくれた『外伝』を観てその美しいアニメに感動したので、今回もあわてて映画館を探し回りました。
『外伝』と今回と2回しか見ていませんが、過去の場面が2作とも随所に挿入されて簡潔にあらすじを伝えていて作品がわかりにくいということはありませんでした。
いろんなテーマをてんこ盛りにして無理やりまとめた感じはしましたが・・・
私は『外伝』のほうが泣けました^^;



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